自分を好きになる本当の意味 ③宇宙の宝物

「自分と日常」　のしてんてんＣＧ画

 

「自分を好きになる」ということは、私たちが生まれて死ぬまでの間で手に入れることのできる最高の価値だということを確信しました。

どんな不足に見舞われても、「自分が好き」ということで得る価値は揺るぎません。

そこにはまだまだ私などには到達しえない深遠な宇宙の真理が隠れているにがいない。この思いが今の私の立ち位置です。

自信を持っていえるのは、「自分を好きになる」ことはもっともすばらしい心のあり方だということだけですが、

その実践を皆様と共に歩めたら幸せは幾重にも広がり、やがては地球上の爆弾すべてを花火にして喜び合うことも出来るのではないかと、よければ拡げる夢の話しにお付き合いください。

 

③宇宙の宝物

　　

 「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこに行くのか」

 上の絵はゴーギャンの有名な絵画ですが、その絵に添えられた題名もまた有名ですね。

画家の深遠なる思いを私は信じますし、絵描きとしての同じ立ち位置からその先を見ようとするのは、絵を受け継ぐものの使命だと思っています。

 

私たちはどこから来たのでしょう。

私たちは何者で、どこに行くのでしょう。

 

この思いはこの絵が描かれた1８９８年以来１2０年近くの間、問い続けられてきました。しかし確固とした答えにめぐり会えたものはいませんね。

念のため言っておきますが、これは宗教的な理解や、学術的な理解ではない、つまり一般のどこにでもいるオッサンの考えた話なのです。このとるに足らない一般が大事なのです。

 

私たちは何故、答えにめぐり会えないのか。私はそう思いました。

そしてゴーギャンの絵を見ていて気付いたことは、この絵は一つのリンゴなのだということです。たくさんの我々の姿が描かれていますが、実はそれはたった一つのリンゴを半分に切った時に見える果芯や果肉や種子の姿なのだと思ったのです。

私たちはリンゴの中にある一粒の種子。その種がリンゴの中を見回して己は何かと思いめぐらしたところで答えに出遭えるはずはありませんね。

実際、私たちは地球の上に生きていますが、この宇宙空間はリンゴの中身と同じではありませんか。

 

では、ゴーギャンの問いに対して答えと巡り合えない私たちはどうしたらいいのでしょう。

実はそこにこそ答えがあったのです。

問を発する私たち。そうです。その私たちこそ答えでした。

私たちは、どこから来てどこに行くのかと問う必要のない答えそのものであったのです。リンゴがそんな問いを発しないのと同じです。

 

私たちは一人ではない。そうこの絵は語りかけているのですね。

そこに「自分を好きになる」本当の意味があったのです。

 

私たちは思い悩むまでもなく、ここに生まれたことそのものがリンゴとしての役割で満たされ、生きることでそれを果たしている。

このまるごとが存在する意味であり価値なのですね。

好きになるというのは、その役割を受け入れるということだけでなく、受け入れてその役割を愛することにつながります。

だから、「自分を好きになる」というのは、これ以上ない私たちの最大の価値であり、言葉では言い表せない己を生きる喜びを与えられることなのです。

 

想像してみてください。

リンゴをつくっている素粒子は宇宙の星の数よりはるかに多いいと言います。その一つひとつの素粒子が自分を好きになってリンゴをつくっていたら、どれだけおいしいのだろうと。

 

私たちが、自分を好きになるというのは、けっして自分のためばかりではありません。というより、それはリンゴのためなのですね。そしてそれは必然的に自分のためになって帰ってくる。

 

おいしい！と感じたり、美しい！と心奪われる至福は、私たちがリンゴの種としての自分に目覚めさせようとする一瞬のおくりものだったのです。

 

リンゴから見たら、あるいは宇宙から見たら、私たちの存在はそれだけの贈り物が用意されているほど貴重であり、大切な宝物だったのです。

 

私たちはこの世に、宇宙の宝物として生まれてきた。

その想像図がこれです

 

 オレンジは私達が想像で膨らませられる最大の世界。その私の中にほんの少しの日常があり黒い悩みの部分がある。

自己嫌悪はほんの部分にすぎませんが

自分を好きになったら、オレンジのこのまるごとが自分になる。

 

それが宇宙の宝物となって輝くのです。

自分を好きになるというのは、この身を感謝して受け入れること。

 

先日、前記事にいただいたコメントにこんなメッセージがありました。

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 私の場合ですが、
全くの無一物、　
私の物など何もありません。

私自身でさえ、天、宇宙から
お借りしているので、
お借りしているものは大切に☆
お返しする時が訪れましたら、
感謝とともにお返しするのみです。　

  （まかこさんよりコメント抜粋）

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この優れた声明と覚悟が、自分を好きになる本当の意味を余すことなく伝えてくれていると思えてなりません。