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日本国憲法を守ろう

2014-05-18 | 日記

にわかに集団的自衛権と憲法問題がとりざたされるようになってきたのが、私には恐怖のように感じます。

かつてはこんな問題を持ち出すだけで政府が転覆するような世論の力がありましたのに、今やこの問題が堂々と掲げられ、日本が2分するほど、賛否の議論が激しくなっているように思えます。

賛否の議論だけが白熱して、問題の本質が語られない危うさを感じて不安がいっぱいです。

 

そんな中、「相棒」を観に行きました。前評判を裏切らない素晴らしい出来だったのは言うまでもありませんが、何より私にこの思いを発信させる力になったことを申し上げたいと思います。

私は日本国憲法を誇りに思う一人です。しかしもし国が侵略されたらという理由を掲げて改憲を主張する人々を説き伏せる言葉が見つけられずに悶々としていました。それがこの映画を観てすっきりした気になりました。

日本の憲法を左右する国防の議論をする前にまずこの映画を我が子に強く進めたいと思います。

 

ところで私のお伝えしたいことは、映画の中で杉下右京がつぶやく次の言葉です。正確なせりふは覚えていませんので意訳ですが、「愛する者が武力で襲われたら武力で守る。それは人間の当然の行為だけれど、それが次々と連鎖していく輪を断ち切ることはできないものでしょうか」というものです。

その輪をマンデラは断ち切って見せてくれましたね。

 

「まず何よりも、自分に正直でありなさい。自分自身を変えなければ、社会に影響を与えることなど決してできません。

偉大なピースメーカーはいずれも、誠実さと正直さ、そして謙遜さを兼ねた人たちです。」

 

「我々が自分の持つ恐れから自らを解放するとき、我々の存在は、同時に他の人々をも解放することができるのである。」

いずれもネットから拾ったネルソン・マンデラの言葉です。

 

世間の風評に踊らされて自分を失うことが最も恐ろしいことだと言っているようにも思えます。

 

長くなって、結局肝心のところは書けませんが、自分に正直になって心の中を見つめると、私たちは自分の中で働いている意識に気付きます。時間意識がそれです。

恨みは過去の意識から来ますし、恐れは未来の意識から来ます。どちらも今この瞬間に起っているのではない、時間意識が作り上げた幻に憎しみや不安を抱いていることに気付かなければならないと思います。

真実は過去にも未来にもありません。真実は今この瞬間にしかありませんね。呼吸し、鼓動し、命あるものへの愛、それが一人一人の中にある真実だと思うのです。

 

日本国憲法は、そんな一人一人の真実を守ろうと、世界に宣言した崇高な憲法だと思います。

 

私たち日本人はそれに誇りに持って、世界に訴えかけなければならないのではないでしょうか。原爆を受けた日本は、まさにこの平和憲法を手にして、不幸の輪を断ち切ったのです。私たちには、非人道の原爆を恨んでも、投下した国の人々を憎むものはいないと信じます。日本人はそれだけ素晴らしい国民だと、私は心からそう思います。

平和ボケという言葉は、そんな日本の心をごまかして悪の連鎖に誘い込もうとする策謀と思えてなりません。

 

最後に私は「時間意識」に対して、今この瞬間を軸にした「スケールの意識」を提唱しています。これは意識を極大と極小の世界に向ける世界のことです。この意識を持てば、私たちは神の体内に住んでいて、同時に自分自身が神であるという世界が見えてきます。私たちにはそんな意識を持つことができると思っています。日本が「時間意識」から解放されて「スケールの意識」をもつようになれば、日本国憲法は世界をリードする憲法と誰もが思える世界になると確信しています。

長くなりましたが、私の思いがやっとまとまりました。

「相棒」に感謝の意を表します。ありがとうございました。

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