ちょっとした空き時間に、駒を動かして構図を楽しむ。
5月8日、9日の日程が迫ってきた。
作品をつないで屏風に仕上げるのだが、ゆとりを持って仕上げなければとんでもないところで失敗する恐れがある。
来週中には決めなければならないだろう。
今日は自分だけにしかわからないうれしいことがあった。
砂浜に腕ほどの太さの枝が根のように横に広がり、6畳ほどの面積を覆い尽くしている区域があった。2年前から、そこは見るだけでそのままにしていたのだが、先週の雨の日に何気なくそこに誘われて、地に這う枝を引っ張ってみた。
すると案外もろい木で、砂地ということもあって、根が動いて枝が持ち上がり途中でちぎれたのだ。そこで私の心に火がついた。
これを全部取り除くと決心して一週間、力の限界まで尽くして木をひきはじめた。それが今朝、最後の一本をひき終えたのだ。
自分の中にあるもっとも大きな煩悩引き抜く。そんな思いと重ね合わせて続けた作業だったので、私の中で本当に煩悩が一つきれいになったような気がしてうれしいのだ。
ちょうどその時朝日がびっくりするような光を放って昇って来た。
思わず合掌」する。
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