のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

幸せになる絵

2017-05-16 | ハッピーアート

 

ムべ様: 今ふっと思いました。絵を見せて頂くと楽しかったり、新鮮に感じたりします。そのとき、私は幸せを感じていることに気付きました。

折師様:「見るだけでしあわせになる、そんな絵が出来たら」
    一生かける価値さえある、至高の目標、私はそう思います。


先日の記事にいただいたコメントには、触発されることがたくさんなりました。まずは御礼申し上げます。

上のご意見は、そんなお二人から頂いたコメントから抜粋したもので、是非皆様にも、その味わいを体験していただけたらという思いから、再掲させていただきました。

 

幸せは買うことも、売ることも出来ません。

無論商業の社会では、あたかもそれがありそうに見えているのですが、本当のところは、幸せを買ったり売ったり出来るものではありませんね。

 

先日終了いたしましたナウイズム2人展では、ありがたいことに何点か買っていただくことが出来ました。

しかしそれをよく考えてみれば、

私の幸せを買って戴いたのではないことが分かってきます。

無論その作品は、私がしあわせを描いたものです。その作品の中に入って、私の魂はくつろぎ、見ているだけで幸せになれます。そんな作品を皆様に診ていただくわけです。

駄作は展示しません。

 

けれども、その作品を買っていただいた方の心の中に、作品の中にある私の幸せを届けることはどうしてもできない相談です。

 

買っていただけたのは、他でもないその方御本人の心に、幸せの波紋が生まれたからですね。常にそのしあわせは、自分の心の中で生み出すしか方法がないわけなのです。

 

ムべ様の気付きは、まさにそのことを物語っているように私には思えます。

作品に心が魅かれ、なにがしかの新鮮さが感じられたら、それはけっして作品からやってきたものではない。それは鑑賞者であるその人の感性が喜んでいる証しなのですね。

 

鑑賞するというと、どうしても受動的な感覚でとらえてしまいます。つまり感動的な音楽やドラマをみたとき、人は作者を褒め称えます。

無論それはその通りなのですが、問題は自分の中に起こった感動なのです。

 

その感動も、作者の方から来た。

そう考えてしまったら、けっして本当の幸せは見えてこないでしょう。なぜなら、その感動は、観ている当の本人の己の真ん中から生まれてきたものだからです。

感動が生まれたら、作者の方を見ないで、自分の中心を観る。そこに喜んでいる己の感性がある。感性が全身で喜びの振動を起こしている。

これが芸術の、幸せの伝わり方なのですね。

 

幸せは売り買いするものではなく、作者も鑑賞者も、ともに己の中で生み出すもの、あるいは己の感性と遭遇するものなのだと思います。

 

芸術は、そのための手段であり、コミュニケーションの道具と言えるでしょう。

 

その意味で、折師様のお話は、作者の側の声明だと私には思えます。

作者は常に、幸せを人の心の中にもつくり出したいと思うものですから。

画家は見るだけで幸せになる絵を描きたい訳ですし、

音楽家は、幸せの音楽、神のリズムを作りたいと願うのでしょう。

 

それは作り手の、究極の存在理由となるものなのでしょうね。

 

いずれにいたしましても、

私たちは、表現者と受容者という立ち位置を変えながら、様々なコミュニケーションを実現していきますが、そのことによって、ともに目指すものがあるのですね。

つまりそれが、感性であるわけです。

決して売り買いも、貸し借りもできない、感性への気付きなのです。

 

お二人のコメントは

まさにそんな思いを。私の感性に投げかけてくれたというべきでしょうか。

 

そして、私の心の波紋が、

さらに、たくさんの感性に幸せの波紋として拡がっていくとしたら、

 

それは、ムべ様と折師様の投じた表現という石(意志)だったわけですね。

あらためて、御礼申し上げます。

ありがとうございました。

 

そしてこれからも、是非、幸せの波紋を広げるべく、共にいさせて下さい^ね^

 

 

 

 

 



 

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4 コメント

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感謝…ただ感謝を。そしてこれから。 (人生の素人:折師)
2017-05-16 18:39:40
 ムベ様の言葉…ムベ様の表してくださった受容者側の感情…それによりこの場を介して見えたもの。この記事との出会いにひたすら感謝を。

 「鑑賞者であるその人の感性が喜んでいる証し」、そして映画の話より「感動は、観ている当の本人の己の真ん中から生まれてきたもの」
 …実は初めて気づきました。何に感動するのか、ある程度の方向性はあるものの、”答えはその人の感性の中にあること”。

 作者と受け手の関係の答えとして
 「表現者と受容者という立ち位置を変えながら、様々なコミュニケーションを実現していきますが、そのことによって、ともに目指すものがある」
 「決して売り買いも、貸し借りもできない、感性への気付き」

 人の心に残るもの。目指すのはいいとしても”人の心に無理やり押し付けるものであってはいけない”。
 ただ、自分にとって明らかに納得のいかないものも幸せになれない。

 「お互いの感性の交わり」…そこが肝要。…先日の”過程やわかりやすさを伝えるのもひとつの道”も含め
 いいお話に、この記事に、感謝を!! ありがとうございます。
 
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感動 (のしてんてん)
2017-05-17 08:20:18
感動というのは不思議な現象ですよね。

どんなに頑張っても

自分の意志で感動しようとしてもできません。

けれど、確かに自分の中に起こってくるもので、至福感を伴います。

思考ではなく感性が働いているとしか考えようがないのですね。

折師さんも表現者としての考え方が強いですから、その感動を味わうべく、お互いに頑張りましょ^う^
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ありがとうございます (ムベ)
2017-05-17 23:18:35
ちょっと照れて、どうしたら良いのか・・戸惑っています。
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ムべ様 (のしてんてん)
2017-05-19 09:20:30
自然体で楽しみましょ^う^

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