のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

絵かきのしあわせ

2016-06-17 | 展覧会

(盛りをすぎたといえ、雨に紫陽花、いうことなし)

 

久しぶりに画材屋さんによった。ドアを開けると、キャンバスの匂いやら、油のにおいが頭脳を喜ばせる。

宝島に迷い込んだように、心が浮き立つ。何を買うという目的もないのに、棚の商品を見るたびに手招きしているように思う。

しあわせです。私の心を言い表す言葉はほかに見当たりません。だからきっと幸せなんだろうと、ぼーっと感じながら棚を見て回ります。

そんな中で、いきなり心に飛び込んできたクリアな感覚。目がひらくというのはこのことかもしれません。確かに目から先に近づいて思わず手に取ったものがあります。

それがこのキャンバス。  サイズは0号、手に乗る小さなものです。

私の手がける通常のキャンバスの大きさの最小はサムホール。これはそれよりも小さい。

「かわいい」見た瞬間にそう思いました。 手のひらに乗るサイズで、セットで買い込んできました。

この中に、あれも描きたい、これも描きたい。

至福の瞬間です。

今の私は、それだけで満足です。

私にとって、9月の小品展(シャンソン喫茶ガットネロでの小品展)はすでにこの至福から始まっています。

今までになかった感覚で個展が開ける。

のしてんてんの新しい世界が、このキャンバスからスタートします。

 

 

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