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八甲田を仰ぐ 7・・・萱野高原~八甲田牧場

2017-01-19 10:22:17 | 旅行

北八甲田山麓の八甲田牧場には、

夏場、肉用牛が放牧されている。

近接する萱野高原には、かつて馬が放牧された。

このいずれの地からも、八甲田を仰ぐことができるが、

景観の特徴は、双方とも草地の中にシナノキの大木が、

点々と生えていることだ。

これは、牛馬を放牧するに当たり、

夏の日差しから家畜を守るために、

計画的にシナノキを伐採せずに処々に残してきたものであろう。

それが今、人や家畜に恩恵をもたらしている・・・・・

 

八甲田牧場  シナノキ

 

 

八甲田牧場   牛の放牧

 

 

同上

 

 

八甲田牧場  マツも日陰をつくる

 

 

八甲田牧場   前岳、田茂萢岳、大岳

 

 

岩木山展望所から   前岳、赤倉岳、井戸岳、田茂萢岳

 

 

萱野高原  十和田八幡平国立公園の標識

 

 

萱野高原 ブナ新緑の頃

 

 

同上

 

 

 

萱野高原

 

 

萱野高原   前岳、赤倉岳、田茂萢岳

 

 

萱野高原  円い樹形はシナノキ

 

 

同上  前岳、赤倉岳、田茂萢岳

 

 

 

 

同上

 

 

同上

 

 

萱野高原  南八甲田

 

 

萱野高原 シナノキ新緑  前岳、赤倉岳、田茂萢岳

 

 

 

【参考1】シナノキについて(Wikipediaより)

 

シナノキ(科の木、級の木、榀の木、Tilia japonica)は新エングラー体系クロンキスト体系ではシナノキ科APG体系ではアオイ科シナノキ属落葉高木日本特産種である。

長野県の古名である信濃は、古くは「科野」と記したが、シナノキを多く産出したからだともいわれている。

特徴

九州から北海道までの山地に分布する。幹の直径は1m、樹高は20m以上になる。樹皮は暗褐色で表面は薄い鱗片状で縦に浅く裂けやすい。

互生し、長さ6-9cm、幅5-6cmで先のとがった左右非対称の心型。周囲には鋸状歯がある。には鮮やかな緑色をしているが、には黄色に紅葉する。

初夏に淡黄色の小さなをつける。花は集散花序花柄が分枝して下に垂れ下がる。花序の柄には苞葉をつける。果実はほぼ球形で、になって熟すと花序とともに落ちる。

利用

樹皮は「シナ皮」とよばれ、繊維が強く主にロープの材料とされてきたが、近年合成繊維のロープが普及したため、あまり使われなくなった。大型の船舶の一部では未だに使用しているものがある。

1990年代頃から、地球環境を見直す意味でなどと共にロープなどへの利用が見直されている。

古くは木の皮の繊維で布を織り衣服なども作られた。アイヌは衣類など織物を作るためにシナノキの繊維を使った。現在でもインテリア小物などの材料に使われる事もある。

木部は白く年輪が不明瞭で、柔らかく加工しやすいが耐久性に劣る。合板り箸マッチの軸、鉛筆材、アイスクリームへら、木彫りの民芸品などに利用される。

シナベニヤと呼ばれる合板の化粧面に多く利用される。

また、花からは良質のが採取できるので、花の時期には養蜂家がこの木の多い森にて採蜜を営む。

シンボルなど

近縁種

シナノキは日本特産種だが、シナノキ属ボダイジュの仲間)はヨーロッパからアジアアメリカ大陸にかけての冷温帯に広く分布している。

ヨーロッパではセイヨウシナノキ(セイヨウボダイジュ)がある。

シューベルトの歌曲『リンデンバウム』(歌曲集『冬の旅』、邦題『菩提樹』)で有名。

また、スウェーデン国王アドルフ・フレデリック1757に、「分類学の父」と呼ばれる植物学者カール・フォン・リンネ貴族に叙した際に、姓としてフォン・リンネを与えたが、リンネとはセイヨウシナノキのことであり、これは家族が育てていたことに由来するものである

 

 

 【参考2】APG体系について (Wikipediaより)

   

 

APG体系(エーピジーたいけい)は、1998年に公表された被子植物の新しい分類体系である。

APGすなわち被子植物系統グループ (Angiosperm Phylogeny Group) とは、この分類を実行する植物学者の団体である。この分類は特に命名されておらず、「APG体系」や「APG分類体系」などと呼ばれる。

旧い分類法の新エングラー体系クロンキスト体系がマクロ形態的な仮説を根拠に演繹的に分類体系を作り上げたのに対して、ミクロなゲノム解析から実証的に分類体系を構築するものであり、根本的に異なる分類手法である。

 

 

 

 

 

 



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