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陸奥のパワースポット

みちのく青森の、自然や神様など、こころ洗われ元気がでる場所を巡る。

「ヤマセ」・・・・山脈に支配される気象現象・・・

2019-07-30 11:05:58 | 旅行

「御朱印」ならぬ「御城印」を、

南部氏ゆかりの7城で売り出したとの報道があり、

ミイハアのわたしとしては、さっそくゲットしてみたくて、

7/15 八戸方面へ出かけた。

ヤマセ型の天気が続いていたので、

霧雨の中への突入を覚悟で、

「みちのくトンネル・3.178m」など四つのトンネルを抜けて行くと、

あんのじょう、

気温は5~6℃低下し、ぐるりと地平の果てまで霧がうまる世界に入り込んだのだ。

 

百石付近

 

 

同上  気温17℃

 

 

御城印」を発行している八戸の根城

 

 

 

霧雨に濡れる南部師行公の像

 

 

ここで 一つ目の「御城印」をゲット

 

 

八戸の前沖のさかなも買い求めて帰路についたが、

先ほどのトンネルまでの上北平原は、

相変わらず薄煙る霧雨の中だった。

 

 

真上の方向の方が少し明るい

 

 

田畑も森も薄煙る

 

 

 

みちのくトンネルに近ずく

 

 

 

トンネルを出ると青空が現われる

 

 

青森市の滝沢付近 晴れ  津軽半島の山に雲が連なる

 

 

トンネルの山を振り返る  山背雲を背負っている

 

 

 

南・北八甲田山にもヤマセ雲

 

 

 

青森市の市街地から見えた八甲田山のヤマセ雲

 

この日(R1・7・15)の天気図は次の通り

 

 

また、気温の分布図は次のとおり

 

八戸方面は15℃前後、日本海側は25℃前後か

 

 

以前見たヤマセの雲を掲げる

 

南・北八甲田に懸る

 

 

 

北八甲田に懸る

 

 

 

東岳山系に懸る

 

 

 

南八甲田山中から眺めた雲海状の雲

 

 

 

南八甲田山中   高田大岳に懸るヤマセ雲

 

 

 

奥羽山脈の一角を貫く みちのくトンネル・3.178m 青森側



国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。・・・・』は有名な出だし。

冬は雪、夏は霧雨を山脈が支配している。



野内川鉄橋  雪雲が山にぶつかっている

 

 

 

野内橋  幾筋もの雪雲が 山脈にぶつかっていく

 

山脈による気象現象の支配は、吹雪の日やヤマセの日に青森市→←八戸市を往復すると、まさに実感される。

 

後日チャンスを見つけて残りの「御城印」(九戸城、久慈城、鍋倉城、種子里城、三戸城、聖寿寺舘)のゲットにチャレンジしよう。

 

 

 

 

 


初夏の八甲田・・・・東北大植物園・・・・

2019-06-13 08:52:58 | 旅行

6/9 好天なので、新緑の草木を見ようと八甲田に出かけた。

ドライブルートは、青森ーー黒石ーー大川原ーー沖揚平ーー酸ヶ湯ーー高山植物園ーー

萱野茶屋ーー青森 であったが、 山麓部はほぼ全山エゾハルゼミの“蝉しぐれ”で、車の窓を開けて

そのシグレに打たれてきた。

 

沖揚平から北八甲田を望む

雪融けがすすみ、タケノコ採り真っ盛り

ここの売店でネマガリダケ(チシマザサ)のたけのこ一束ゲット

 

 

酸ヶ湯駐車場のインフォメーションセンター入口で、イワツバメが営巣・繁殖

 

 

 

アオモリトドマツの新芽

 

酸ヶ湯温泉に隣接する東北大植物園(東北大学植物園八甲田分園)は、ブナ帯と亜高山帯の境界部に位置し、

くぼ地には池沼や湿原があり、一部移植されたものも含めて極めて多くの種類の植物に接することができるところだ。

 

アカミノイヌツゲの赤い実

 

 

 

マイヅルソウ   鶴の舞

 

 

エンレイソウ   葉が三つ花が一つ花弁が三つ

 

 

植物園内の小さな沢の残雪  チシマザサ

 

 

オオバキスミレ

 

 

オオカメノキ

 

 

 

ムラサキヤシオツツジ   ムラサキよりむしろピンク

 

 

 

エゾユズリハ    正月のしめ飾りになる

 

 

シラネアオイ   移植されたのかな?

 

 

 

チシマザサ(ネマガリダケ)

 

 

ハウチワカエデ

 

 

 

アオモリトドマツ(オオシラビソ)の幼樹

あちこちに見られたが、この地点の現状の環境はアオモリトドマツにとって㊜ということなのだろう。

 

 

 

ミズバショウ  くぼ地の湿原

 

 

 

ヤナギのなかまか

 

 

ツルコケモモ   小湿原のミズゴケの中に・・・・

 

 

 

カエルの卵らしい

 

 

 

ミズゴケ

 

 

 

ヤチヤナギ

 

 

 

ハイマツか

 

 

 

園内のくぼ地の小湿原

 

 

 

ワタスゲ  もうじき白い綿毛に・・・・

 

 

 

ヨシのなかまか

 

 

 

ミネカエデ

 

 

 

タケノコ   やや細い

 

 

 

ツマトリソウ

 

 

 

 

ツクバネソウ  羽根つきの羽根・・・・

 

 

 

ヒメコマツ(キタゴヨウ)らしい

この樹とハイマツとの交雑でハッコウダゴヨウが生じたとされる

 

 

 

アオモリトドマツ

 

 

 

ダケカンバ

 

 

 

ハクサンシャクナゲ  つぼみ

 

 

 

コケモモ

 

 

 

シラタマノキ

 

 

 

アカモノ

大半のものには植物の名札が付いている

 

 

 

ウラジロヨウラク   つぼみ

 

 

 

チシマザサ(ネマガリダケ)のやぶ

 

これらの草木は植物園内の観察道を30分ほど歩いて出会ったものだ。

つぼみのものは2~3週間後にはきっと咲いているにちがいない。

 

沖揚平でゲットしたタケノコは翌日“たけのこごはん”となった。

 

 

 

 

 

 

 

 


八甲田・・・・残雪と新緑・・・・

2019-05-16 11:03:32 | 旅行

5/14 快晴なので、八甲田の新緑を目にしたく、田茂木野ーー馬立場ーー火箱沢ーー萱野茶屋ーー雲谷峠の山麓コースをドライブした。八甲田ブナ林の新緑の魅力は、なんといっても、芽鱗を散らした残雪の中のみどりだ。



火箱沢林道

 

 

火箱沢林道

 

 

 

火箱沢林道

 

 

萱野茶屋

 

 

萱野茶屋 シナノキ

 

 

 

萱野茶屋  キクザキイチリンソウ

 

 

 

茅野茶屋  シナノキ

 

 

茅野茶屋

 

 

茅野茶屋 ブナの新緑は刻々と上へ昇る。ピークは左から、鳴沢台地、前岳、赤倉岳、井戸岳、田茂萢岳。

街中からは、農作業の目安となる「タネマキオッコ」「ガニコノハサミ」「ベゴノクビ」の雪形が見えている。

 

 

モヤヒルズから、東岳山系につらなる新第三紀の山々を望む

 

 

 

雲谷峠から、八甲田大火砕流による地形の向こうに、岩木山を望む

 

八甲田の酸ヶ湯温泉では、15日現在1m17㎝の積雪があり、今年は多い方のようだ。


りんごの花とチューリップ・・・・弘大藤崎農場・・・・

2019-05-15 15:25:44 | 旅行

5/12  『リンゴとチューリップのフェスティバル』初参観。

57品種1.200本のリンゴ樹の花と、16品種13.000球のチューリップの花が公開された。

朝刊に写真入りで報道されたためか、会場は大フィーバー。

観桜会が終わると、次はリンゴとチューリップが同時に満開となるのだ。

その場所は正式には、弘前大学農学生命科学部付属生物共生教育研究センター藤崎農場。

 

 

 

藤崎から岩木山を仰ぐ  さえぎる構築物が無い

 

 

 

リンゴの花

 

 

赤いリンゴ (“紅の夢”か?)の花

 

 

 

チューリップ畑

 

 

 

老若男女が・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残雪の岩木山

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

負けじとタンポポ

 

 

 

リンゴの授粉に大活躍するマメコバチの巣

 

 

 

農場内の珍しい樹   ブナ科のアカナラ

 

 

 

国道7号線から、残雪の南・北八甲田を仰ぐ

 

 宮沢賢治作『チュウリップの幻術』にえがかれているチューリップ畑もきっとこの藤崎の畑と同様なものだったに違いないと思う。背景になる光る残雪の山は、かたや岩手山、こなた岩木山。

 

 

 

 


梵珠山(ぼんじゅさん)②・・・・・ブナの森の春の妖精たち・・・・・

2019-05-15 11:16:56 | 旅行

5/7    県民の森 梵珠山に、カタクリの花をめざして、少人数で出かけた。

サワグルミの道』を六合目あたりまでゆっくりと登ったが、カタクリはすでに過ぎていた。

それでも、多くのブナの森の妖精たち“スプリングエフェメラル”に出会うことができて、元気をもらった。

 

 

サワグルミの道の入口

 

 

入口手前 ネコノメソウ

 

 

 

ミズバショウ  入口手前

 

 

オオウバユリ  入口手前

 

 

 

スミレサイシン

 

 

 

サンカヨウ

 

 

 

オオバキスミレ

 

 

 

キバナイカリソウ

 

 

 

キバナイカリソウ

 

 

 

ナガハシスミレ

 

 

 

カタクリの森” 花は過ぎていた

 

 

 

六角堂休憩所

 

 

 

チゴユリ

 

 

 

ツクバネソウ など

 

 

 

エンレイソウ

 

 

 

ミヤマキケマン

 

 

ミヤマキケマン

 

 

 

 

シダ類 ほか

 

 

 

シダ類

 

 

 

 

ユキザサ

 

 

ヒトリシズカ

 

 

 

マイヅルソウ

 

 

シラネアオイ

 

 

シラネアオイ

 

 

 

シラネアオイ

 

 

 

シラネアオイ など

 

 

 

 

 

 

 

 

名残りのカタクリ 六合目より上の頂上まで登れば多くに出会えたのかもしれないが・・・・

シラネアオイと出会えたのは大感激。

 

 

カタクリは氷期の遺残種とも言われる。種子をアリが運搬し、花が咲くまでに7~8年かかるようだ。

県内の名所は、浅虫の湯ノ島や森林公園、東岳山系、雲谷峠・・・等々だが、・・・気のせいか、山の地質が新第三紀由来の所となじみ深いように見える。