野良耆の見聞記

いなか暮らしの野良着生活

古びていくものには味わいがある。そこに小さな歴史があるから・・・・・

長松院の石仏(2)

2021-06-27 | いろいろな石仏

阿南町の長松院です。

境内にあった子安地蔵尊です。

文政三年(1823)造立。

像の下の石室には、この寺の住職であった智山尼が、

当時の苦しい立場にあった女性や子供のために、

天竜川から小石を持ち上げ経文を書いて納めてあるようです。

面長の顔立ちですが、やさしそうな石仏です。

この住職さんは尼僧ですが、

釣鐘にも名前がありました。

もう一つ。

木造ですが、西院河原地蔵尊がありました。

天保六年(1835)に造られたものです。

このような形での像は珍しいかと思います。

風雨にさらされているのが残念です。

 

曹洞宗のお寺には十王像が多いのですが、

それと関連しているのでしょうか、

右端には奪衣婆と閻魔大王があります。

解説がありました。

コメント
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