御射山神社の石造物です。
今回からはすべて文字塔になります。
まずは右端にあった蚕玉霊神になります。
養蚕が盛んであった南信州にはよく見られる文字塔です。
造立は「明治廿六(1893)癸巳四月建立」と刻まれています。
新しいのですが、「蚕」と「霊」の字に特徴があります。
次は
その横にある秋葉山大権現」「金毘羅大権現」です。
繭玉霊神と同様に文字がしっかりと刻まれています。
造立は「嘉永第五〇龍集(1852)壬子春三月建」とあります。
「秋葉山」は「秋」「山」「権」に特徴があり、
金毘羅は「金」に特徴があります。
また建立については、〇は「祀」で年と呼びます。
「龍集」は年廻りを表しています。
いろいろあります。