ゆくさおさいじゃした

子どものこと,鹿児島のこと,手作りのことなど。。

日本語の先生 という仕事

2007-01-28 | ☆日記☆
鹿児島大学留学生センターで公開授業があったので
「初級会話3」のクラスを見学させていただきました。
その日は,やりもらい動詞の学習。
見学者3名(私以外は鹿児島国際大学日本語教育副専攻の学生)
も学習者の中に入り,あげる,もらう,くれる,差し上げる,いただく,くださる,やる
を使った会話の練習をしました。(みんなの日本語 初級Ⅱ 41課)

私が大学に入学する10数年前は,日本語教育専攻のある大学は九州では少なく
鹿児島では鹿児島女子大(現 志學館大学)の副専攻だけでした。
今では,鹿児島でも専門学校や他の大学で学べるようになり
日本語教師の卵はあふれています。
でも,実際に日本語教師の仕事だけで食べていける人はごくごく一部の人かな…

経験を積もうと海外のインターンシップ,青年海外協力隊に参加したり
ボランティアで日本語を教えたり,大学院に進学したりして この時点で卵人口は100→25
みんな職を得る機会をうかがっていますが,日本語教師の求人は少ないです。
日本国内の求人のほとんどが非常勤(時間給)で,多くの人が
日本語教師と他の仕事を掛け持ちしたり複数校の非常勤講師を掛け持ちしたり
しているのが現状です。
それでも,日本語教育に関わっていけるだけ幸せ
と思えたり,様々な事情から日本語教師という仕事を諦めざるを得なかった人
にとってはうらやましかったり…

今も日本語教育に関わっている私の同窓生(97年卒業)は20名中3,4人?
それでも多い方だと思うのですが同業者の方,どうでしょう?


生活していくための職業としてはなかなか厳しいですが
留学生だけではなく,在日外国人やその家族,学校での支援
等々,常に必要とされているので何か力になれたらいいなぁと思います。