世態迷想・・抽斗の書き溜め

虫メガネのようであり、潜望鏡のようでも・・解も掴めず、整わず、抜け道も見つからず

195余の国々

2019-11-04 | 国々の正義・・・

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195余の国々

どこを向いても、いびつな国、狡猾な国、独善的な国、野心的な国々に見える。

向こうから見てもそう見えるのだろう。

遠い未開時代も部族間争いは絶えなかっただろう。諍いの原理はそれと同じだ。

だが、彼らは適合する分限を知っていて、一定の治まりがあったと思う。

それが時代を経て、国家それぞれが文明力を武器に出来る分、ずっとずっと質が悪くなった。

どの国家も、自分は質が悪いと思わないから、なおさらである。

色んな正義が転がっていて、敵対する相手への大義となっている。

国々の混沌と諍いは、球体のなかの永久運動のようである。

どの国の為政も、公正や正義が偏在している。

 

社会の因習や政治の制度とその手法は、その社会の文明の水準そのものである。

 

社会の最も大きな力学は経済であり、社会の動機そのものである。

様々な脚色がなされても、世界史の根底はことごとく経済的利得である。

 

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移民、難民の流入を人道的に受け入れる国がある。

だが時間とともに差別的な社会要因として噴出し、社会運営を難しくしていく。

 社会が何か異変を感じると、市民に過剰な反応が起きやすい。

合理的判断より自衛的な感情が真っ先に刺激されるからだ。

興奮が冷めると、状況を観察し始める。

事実確認と事態の予測に移る、感情から合理的判断への移行である。

だが、立場によって合理的な判断の基準は違うから、葛藤が始まる。

 

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世間も世界もどんどん忘れていく。

30年も経つと、それはなかったごとくである。

人のそれも社会のそれも。

忘れないと、明日を生きられないと言うのだろう。


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