20年ぶりの外国!
ニュージーランド旅行 10泊11日
3月上旬
訪れた場所 オークランド クライストチャーチ テカポ湖
旅行を決めた時点で予め、NZetaをオンラインで申請済み。
出発当日、
事前に自宅から送ったキャリーバッグ1個を成田空港の
クロネコで受け取る。
国外便の空港でのチェックイン開始は、3時間前からのようだ。
そして、出発ロビー。何しろ20年ぶりの出国である。
かつて何度も出掛けたとは言え、
久しぶり過ぎて手順が様変わりである。
何が待ってるか分かっている。
チェックイン端末機の画面である。
以前のように航空会社のカウンターで待ち受けるスタッフ姿など
見当たらず、スーパーのセルフレジと似て、
操作ヘルプのスタッフが一人いるだけ。
だが、アレアレと画面操作はあっさり進んだ。
チェックイン端末機にパスポートを差し込むと、画面にフライト
予約情報が出てきて、タップすると搭乗券と預け荷物のタグが出てきた。
予約番号とかQRコードの読み取りなどなくて、
予約情報はパスポート番号にリンクしているようだ。
同時予約の同伴者も画面に明示されて、その搭乗券も同時に出てきた。
で、チェックインが難なく終わる。
預け荷物に自分でタグを付けて、
すぐ側の重量計コーナーで搭乗券を提示して秤に乗せ、
制限内重量だったので、自動的にコンベアが奥へ運んだ。
以上が久々の出発ロビーでの初体験である。
要するにセルフサービスなんだよ。
onlineでチェックインした人は、
スマホをかざして各ポイントで提示していた。
対面なしアナログ手続きなし。
出国手続きもパスポートと顔認証を端末機チェックで通過。
セキュリティチェックだけが従来通りの手順だった。
ニュージーランド航空の直行便は夕刻に出発、機中泊となる。
エコノミー座席は予想より狭い、モニターテレビが近すぎる、
で殆ど見なかった。機内食美味くない。
さて、機中泊明けて、
10時間余でニュージーランド/オークランド国際空港に到着。
入国審査はNZeta済なのでスムーズに通過も、
植物類などの持ち込み審査が、以前より厳しくて、
長い列に並び到着ロビーに出るまで結局1時間以上かかった。
ひとまず、1万円相当を空港内のATMでクレジットから両替した。
(これはチョッと失敗)
現地での出費は何から何までクレジットのタッチ払いで、
帰り便の同空港で無理やり現金を使い切る始末。
スーパーでも現金払いは別コーナー扱いだった・・・
タクシーにて、オークランド市中心にあるQuest On Queenへ。
タクシー代もクレジットのタッチ払い。
宿は、いわば銀座通りのようなメインストリートに面しており、
便利この上なし。
ここはアパートメントホテルなのでフロントにスタッフただ一人、
ロビーもなし。
エレベーターはルームキーをタッチしないと使えない。
部屋は明るく清潔、キッチン、洗濯機乾燥機あり、
シャワーのお湯の出も良好、寝室は別室。
この宿は使い勝手がとても良く、セキュリティ度も高いと思えた。
数日後、オークランドから南島のクライストチャーチに国内便で移動、
オークランド空港へはUberで車を呼んだ。
Uberはアプリを入れて初めての経験である。
料金は予約時点で明示されており登録済みの口座から引き落とされる。
車内での料金のやり取りがなく、遠回りやボラれる不快さが生じない。
クライストチャーチ空港のUber pick up zone は分かり易い。
この空港からもUberで、市内中心にあるプチホテルThe classic villaへ。
6室だけの古風な佇まいのプチホテル、天井高くクラシックな雰囲気、
清潔感あり。朝7時から朝食サービスあり。
シリアル、パン、果物、ジュース、コーヒーなどをセルフサービス。
6室の宿泊客が大きいテーブルを囲み、
オーナーの優しい気遣いで朝食を楽しめた。
online予約のレンターカーで約250km移動、テカポ湖の星空を見にゆく。
google mapが完璧なナビゲーションをしてくれた。
道中は、片側1車線で整備されているものの、
どの車も制限速度の100km/hで走るので、
自分都合で速度変化を試みると,後続車が帯のように続くことになる。
側道が狭いので、傍に寄せてやり過ごすこともできず、
次の追越車線ゾーンが出現するまで変わらずに100km/hで走る。
高速道路仕様の路面ではないので、
小さな凹凸もありハンドル捌きは存外油断できない。
予約したホテルに着くも、こちらのミスで予約日違い。
慌てて、その場で新たにbooking.comで宿探す。
幸い同じ領域で満足の宿Tekapo Heightを予約できた。
その宿に出向くと掃除スタッフ2人だけがいて、
予約したばかりと告げるとオーナーに電話確認し、
部屋の鍵を渡してくれた。翌日も誰ひとりスタッフを見かけず、
鍵をキーボックスに入れてチェックアウトした。余りにもあっさり。
でもこの宿は良かった。洗濯機は付いてなかったけど。
さて、世界で一番の星空と謳われる夜空をを観たいというのが、
この旅行に唯一の目的だった。
夜空いっぱいの星空に圧倒されながら、たっぷり見ることができた。
翌日は打って変わって雨天になり、昨晩は本当にラッキーだった。
翌日は雨中を3時間強のドライブで一途にクライストチャーチ戻る、
途中でコンビニ風の小店に止め、
アイスクリーム買い、断って店裏のトイレを使う。
旅行中トイレのタイミングを心すること必須。
市内中心の新たな宿HOTEL115に移動。
この宿にはがっかり。部屋狭く窓外の眺めなし。
設備もアパートメントホテル式の方がよほど勝手が良い。
不満足の宿だったが、ロケーションは良く街散策に好都合だった。
南島を横断する観光列車の予約が取れなかったので専ら街散策、
幾つものビルの壁面が様々なデザインのアートが描かれている。
ニュージーランドの最後の2泊は、
オークランドで当初に泊まったQuest On Queenに戻ってきた。
国内便でオークランド空港に戻った際のUber利用では、
空港の拡張工事のせいか、Uber pick up zoneがさっぱり分からず、
困っていたらドライバーから電話が入り、じっとしてろと、
電話を通じたままにして探してくれた。はじめての到着客には
わかり難い場所にpick up zoneがあった。
さて、この国の目立った街にはカフェレストランがやたらと多い。
店の雰囲気に誘われて、幾度も立ち寄ったけど、入った限りでは
メニューや味に特段の違いがあるようには思えなかった・・
帰りの便はプレミアムエコノミー座席だったので、かなり楽だった。
機内食もまあまあ。モニタも近過ぎず、映画を一本楽しんだ。
かつて何度も体験した外国行きと比べると、
今どきの外国旅行は、いわばセルフサービスの旅である。
手順の多くはスマホのクリックで始まり、
クレジットからの引き落しで完結してしまう。
Uberの利用も、スマホの画面で乗る地点と行き先を指定し、
候補車の料金と到着時間を確認、画面にある車ナンバーの
下三桁ぐらいを暗記していれば、直ぐ見つかる。
到着したドライバーが行き先の確認をしてくるだけ。
素っ気ないといえば、そう。
今どきの外国旅行は予約さまさまである。何事もすんなり。
但し、日程通りを通せるなら。
支払いは全てクレジット経由、現場で現金のやり取りなし。
対面交渉の接点がまるで薄く、ジタバタがすくない。
但し、予約情報は受信した情報を、なるべく原版を
スマホ画面で提示出来るように整理しておくこと。
当方はそれがチョッとバラけていて、画面をまさぐっていた。
こうした電子情報頼みの手順は、確かに手配通りではあるけれども、
言葉が不自由ゆえの笑い話も起こり難いようなスムーズさに過ぎて、
せっかくの外国旅行としては、チョッと物足りないかもしれない。
戸惑いあってこその異国ではないか、
その少なさはその分の驚きも少ない・・
ニュージーランド一国の今回の旅ではあったけど・・
そんなとこちょこっと思った。