世態迷想・・抽斗の書き溜め

虫メガネのようであり、潜望鏡のようでも・・解も掴めず、整わず、抜け道も見つからず

社会の制度に、正解など出ない。

2021-08-18 | 迷想が誘う寸言もどき

 

📌

社会の制度に、正解など出ない。

物理が出す解のようには、決してならない。

制度が変異し続けても、社会の欲望も変異する。

横の層、縦の層、斜めの層のどこを覗いても、

不利益や侵犯や不合理が滲み出てくる。制度は疲弊する。

どんな制度にもどんな組織にも、非人間的な機能が潜在している。

理念が制度の負の属性を消し去ることは至難である。

より合理性のある次善を選択をするだけ。

保護、補強、補充策が政治の知恵としてあるだけだろう。

 

📌

宇宙の無限の広大さを、人智は認識出来ないと思う。

地球は、無限の砂漠にあるたったひとつの砂粒のようなものだ。きっとそうだ。

夜空に映える満天の星たちもまた、

砂つぶ地球と隣り合わせている成分違いの砂粒たちである。

 

宇宙では、中ほどとか端っこととか、位置づけが意味を成さないと思う。

地球に人類が存在してるからといって、中心置にあるわけではない。

ただ、我が砂粒からでも、宇宙の宏大を観測できると思いたいのである。

 

人は、そこらに転がっている石ころよりも、ずっと存在できる時が短い。

 

📌

公式な情報の大嘘に惑わされ、

Twitterの小さな情報に真実を知らされる、

そんな時代になっていくのだろうか。

大きな組織が情報を弄んで、社会を混乱させていないか。

世界はドローンとフェイクニュースに悩まされるだろう。

 

📌

大規模の組織より小規模の叡智が勝ることが珍しくなくなる。

組織は、ユニークな人材を育てない。

新しい方向を持った人材を活用する能力がない。

むしろ排除することで成り立っている。

異才な人が組織に入ると、潰される。

 

📌

日本社会に、采配という言葉はあっても、ガバナンスという言葉はいまだない。

仮にあったとしても、しがらみが論理性より優先されている。

 

村の外から自分の村を見つめる機会を持ったほうがいい。

挙げ句、やっぱり自分の村がイイとだけしか思わないようでは、

やっぱり村の一部しか見ていない。

もっといい村にしたいと思うなら、多様な価値観を知ったほうがいい。

多様性は未来を拓く。

 

コメント
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