世態迷想・・抽斗の書き溜め

虫メガネのようであり、潜望鏡のようでも・・解も掴めず、整わず、抜け道も見つからず

「鰯の頭も信心から・・」

2019-08-06 | 「鰯の頭も信心から・・」

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「鰯の頭も信心から・・」

俗な例えとはいえ、

何かに信仰を求める人の心の揺らぎを突いている。

宗教団は高潔さや権威を示さんとしてその虚飾に傾斜する。

あれこれ考察を積み、編み上げた教えとはいえ、やはり知恵の幻ではないのか。

高位の僧職ほど人々の信仰に安寧の幻想を暗示し続ける。

 

📌

人類史の大半の殺戮と差別の引き金を引いてきたのは、

他ならぬ宗教である。

宗派の諍いはどんな利害紛争より質が悪い。

妥協ということがない。

なぜに人間だけが持ちうる大らかさを拒否せしめるのか。

大自然の摂理に平伏する以上に、頭を垂れるものがあるはずはない。

 

📌

篤い信仰者は聖典を唱じることで、自問から逃げている。

人々が只管に、教えに則っとることを促す。

人間の価値を柵の中に限ってしまう。

思索は頑なになるばかりだ。

信仰はこれからも異端を探したがる。

宗教者であっても、信仰者であったとしても、

それで清心さが証明されるわけでもあるまいとおもう。

熱心な信仰者とは、ただ囚われた人のことである。

 

 宗教は普遍的な主題を持っているように見えるが、

やはり思考の征服が到達点である。

思索を信仰の枠内に納めるように構築された偏狭な箱である。

強い信仰心は、自ずから排他と非妥協の芽を生む。

 

 

 

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アジテーター

2019-08-06 | 国々の正義・・・

📌

大統領が言いたい放題のアジテーターになってはいけない。

大義を得たとばかりに、軽挙妄動に暴走する輩がすぐ現れる。

伝染病は拡大する。

トップがわめき散らしたら、収拾が難しい。

だが、そんな大統領が世界に何人も出現している。

 

📌

目的を言うのは、いつもやさしい。

だが常に問題になるのは、その前提、その方法、手順、限界である。

それらはいつも難問である。

目的と実態の乖離が大きいほど、方法が乱れてくる。

強行も悪徳も矛盾も露わになる。

目的は高見に上げられ、屈折して無理矢理に大義に結び付けられていく。

新たな異変の始まりである。

 

📌

世界は決して美徳で成り立ってはいない。

歴史が繰り返し繰り返し立証している。

美徳はいつも実態の損得に負けて、心の奥にあるだけ。

 

📌

経済規模や政治体制が変わっても、民族特有の精神風土は案外変化しないものだ。

某半島の手法を見ていると、北も南も変わるところがない。

「わめき散らして・・、ごねる・・、人のせいにする・・」

それが賢い方策だと信じてやまないようだが、オウンゴールではないか。

 
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与する前に

2019-08-06 | 世間にはいつも毒が・・

📌

二者択一には、強い毒が潜在している。

思考停止を促し、複層する課題を強制的に単純化してしまう。

その場限りの果実を得るには効果がある。

人々は案外明快な選択と信じてしまう。

私は与しない。

 

📌

政治家が出来ないことを、美味しそうに語る。

それこそボピュリズムの催淫剤である。

 

📌

社会には、変化を好まない人、消極的な人がいる。

その大半は組織の幹部たちである。

課題は、すべからく応用問題として知恵をしぼること。

 

筋の通った反骨なら、応援したい。

現状の大勢に安易に同調することは、思考停止することと同じだから。

 

平凡の強みは、穏やかで無個性に安住できる優しさである。

 

やはり、何事にも合理的な根拠を求めた方いい。

そうでないと、盲信やねつ造で真相が忘れ去られてしまう。

 

弱肉強食と共生は対極にあるが、共振関係にある。

その緊張で世界が成立している。

 

”沈黙は同意なのです”、よく耳にする言葉である。

 

 

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