2月も半ばに入り、サトウキビの収穫も今が真っ盛り。 背丈以上に伸びていたキビも刈られ、赤茶けた耕土がむき出しになったり、”春植え”のための作付けも始まっています。
夏から秋にかけて、お仕事をしていた現場も、サトウキビで隠れていたのに、今はばっちり遠くまで見渡せます。
こちらは早々と耕されています。 おそらくサトウキビの春植え準備中と思われます。
今日は2月11日の休日。 いつもより多くの若い衆がキビをばさばさ刈っています。 刈ったキビは直径1m大くらいに束ねて、クレーンによってキビ運搬用10tダンプカーに積み込まれます。
こんなに一杯。 15~6束くらい積み込んでいるかな? さて、気になるのはいくらで製糖工場は買ってくれるのでしょうか。 実はダンプ1杯で15万円くらいです。 安いでしょう。これが現実です。 しかも、国際価格との差を埋めるために補助金が出ています。 ちなみに日本産の砂糖は外国産の3倍するそうです(農協新聞 JAcom 2/12版より)。
1~2年をかけて、植え・手入れして育てて(不作にならずに)順調に成長し、きついキビ刈り作業を行った代償がダンプ1杯15万円です。 TPPの内容は(現段階で)不透明ですが、”関税撤廃”という言葉を投げかければ、サトウキビ農業は破綻するとの答えは当然のように思えます。
私の記憶では、池上彰さんの「学べるニュース」で、”韓国は経済界が農家に補助金を出すシステムで韓国農家は自由貿易を認めた”と解説していたと思います(1年近く前ですので、勘違いがあるかもしれませんが・・・・・)。 でも、今の韓国経済は財閥数社を除けば破綻状態と聞きます。 ちゃんと農家に補助金出しているのかな? もし、TPPを日本がやって、日本の経済界は世界に勝てるのか? もし勝てなかったら最悪の状態(三等国落ち)にならないか? 政治と不透明な話が非常に多く、どうとも解釈できるミステリーな”TPP”と言う言葉。
どうなるんでしょうか?????・・・・・・まー、いい加減ですけど、答えを出すことができぬ不透明状態なら、賛成反対論議も不透明のまんまでしょう。 私のブログネタには重すぎますので・・・・・・まずは、キビ刈りの終わった農家の方々、「お疲れ様です!」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます