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北大東島に行きました。

2015-05-22 18:29:59 | 沖縄・離島にて

 今週、北大東島に行ってきました。 お仕事です。 観光ではありません。 実はこの島で行われている工事に関係して行く機会がありました。

 大東島は幾つか特異な条件を持つ島です。 1)沖縄の琉球石灰岩とは異なる硬い大東石灰岩,2)周囲は数千mの深海洋なのに浅いサンゴ礁の島だったと言われる堆積環境構造,3)沖縄側に年間数cm移動しているひょっこりひょうたん島で,4)数百年後には沖縄トラフに沈むだろう・・・・・・

 地形地質構造とも世界的に特異です。 この付近には同様な島が3つあります。”北大東島”,”南大東島”,”沖大東島”,みな同じパターを示します。 この島のルーツはどこ? 大東石灰岩の下にはどんな地質がある?

 詳しい地形地質構造をしゃべり始めたら、一部の地学好きだけのブログになってしまいますので、サラッと紹介に変えます。

 

島はこんな感じ。飛行機は行き帰りともに通路側でしたので、空からの写真無し。

(Google Earthより切り取り・・・・・・ありがとうございます) 

 太平洋に浮かぶ三角形の島。 島の周囲は数~十数mの断崖で、中央に向かい標高が増します。 真ん中付近の緑ベルト部(幕=はぐ)が最も高く、内側はどんどん低くなり、標高数mになります。 島の中には自然池である海とつながるカルスト池が数ヶ所あります。

 空港は東側にあります。 到着したこの日は晴れていました(まだ沖縄梅雨入り前)が、台風7号の影響でうねりが大きく、波は大きくて港は一部閉鎖されていました。

 泳ぎやダイビングをする気力も湧きません。 すたすた降りてったら、よる波でガサガサの岩場にたたきつけられ、返す波で沖までさらわれてしまいます。 沖縄特有のエメラルドグリーンの海も存在しません。 海岸からいきなり海洋のドン深い海ではしょうがないですか。

 ここは「沖縄県最東端の碑」 沖縄で一番早く日の明ける島です。

 何でも本島より15分ぐらい早いそうです。 翌日早い内から明るくなったな、と感じました。


 さて、島の南側にはこんな公園と広場があります。 「上陸公園」 つまりこの崖のような長い海岸部より初めて人が上陸したそうです。

 大東島は絶海の孤島です。 琉球の歴史には那覇より遙か東、数百海里の海に「うふあがり(はるかひがしの)島」があったことは知られていました。西洋の歴史でも出てきます。 隣の南大東島を発見したロシア軍艦の艦長から名をとり「ボロジノ島」と言われていました。 ペリー艦隊も見つけています。 しかし欲深い帝国主義時代の西洋諸国でも絶海の孤島は占領する価値がなかったのでしょう。

 後に北大東島は沖大東島と同様、戦前の日本経済を支える資源があることがわかります。 それは明治期に八丈島から大東島上陸に参加した人達の想像を絶する開拓の歴史のたまものでした。

 開拓百周年の記念碑。 明治も日露戦争をすぎた頃、南大東島開拓から数年ほど後から始まりました。


 ここから南大東島が望めます。

 なんかのっぺりしたような島だなあ・・・・・・

 

 これで北大東島の紹介は終わりか??

 実は仕事で今回ここに来ましたが、なんだか直接担当者になる感じがしました。 そうなると最低月2回は来ることになります。 工期は後10ヶ月あります。 すると5回は来る機会があるというわけだ---


 まー、あせらずに少しずつ北大東島を紹介していきます。  

 

 

 

 



 




















 

 

 

 

 

 


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