脱サラ陶芸家の干支ワールド/「つち団子ブログ」

干支の置物づくりの様子をご紹介/登り窯を焚く/深山焼 深山工房つち団子(ミヤマヤキ)

登り窯つくり その2

2017-12-01 | 宮崎で窯つくり
「宮崎にて登り窯づくり」


側面の基礎。穴を掘る。

左側


右側





こちらは、煙突の下の基礎。
ここに、左右2本、高さ4mの煙突が立つ。
かなりな重さになる。
きっちり基礎を固めないといけません。


だが、
ドンツキ(タコとも言う)で、
叩いて固めようにも
水が湧き出てきてどうしようもない。

水対策。
型枠をつくり、コンクリートを打設。


清武石を入れる
(宮崎県清武から産出する石で、大谷石に近い)


さらに、また、
型枠をつくり、側壁面にコンクリートを流し込む。

余ったコンクリートを
その都度、その都度入れたので
段違いの不恰好なってしまったが、
地中で水の侵入を抑えてくればOK。

清武石をもう一段積む。
(訳は、後ほど)



レンガを積む前に、グラインダーで平らに削る
長崎さんにお願いする。




清武石を大まかに
タガネでハツる。


優れものダイヤモンドカップ。5千円弱。



こちらは、狭間穴の部分。
レンガを仮置きする。


ふんどう

水糸の交差したところが、レンガの角。

水糸

バカ棒という。
この水糸から、どれくらい下か、
目安になる。




水平器は、必需品。



ここは、レンガ一丁幅の狭間穴のになります。


完成したら、こんな感じ。

お城からきていると思う。
外からの敵を攻撃した穴。
丸形は鉄砲狭間。四角形は矢狭間という。


こちらは、
大口部分のレンガ積み。

(大口とは、燃料の薪を燃やす部屋の事)



2段3段と積む。




けっこう進んだ。

だか、なんと
窯全体が、20センチ低い事が判明!

既に入れた大きな清武石を、
もう一度、取り出して、
グリ石、砂利で20センチかさ上げすることに。

後ろ煙突の方は、もうコンクリートで石を固定していたため、清武石をもう一段積む事にする。
大口は、レンガ3丁高く積む事にする。


大仕事!

でも、
でも、そんなの関係ねー。

屈強な強者が控えているので安泰。

ぜーんぜんNO問題ないのだ。_φ( ̄ー ̄ )



料理人の中村さん、絵描きの大野くん、
農業チケンさん、不思議系よっちゃん、
髭なやさん、登山の長崎さん。
あとー山崎さん?

頼むぜー。七人の侍達!



結果的に、かなり強固な基礎となり水対策にもなったと思う。





コメント
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