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世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

バーゼル銀行監督委が新たな規制を検討、中小企業融資に暗雲

2015-05-29 | 情報リテラシー

   □■□ IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉 □■□
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●「今日の焦点!」
 ~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
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⇒“今日の焦点”はズバリ:

 「バーゼル銀行監督委が新たな規制を検討、中小企業融資に暗雲」です。


⇒その理由は……:

 ─米欧の統治エリートが考え続けていること。
  それは世界が「凝固しないようにする」ということです。

 ─なぜならば「上げ」と「下げ」からのみ利益は生じるからです。
  そして利益を専横するものが支配権を得ます。

 ─したがって最大限の利益を得るためには凝固されては困るのです。
  そこで何が何でも揺さぶり、動かし続けることが至上命題となります。

 ─「何か一つに決める」ということは絶対に無いのです。
  「あれか、これか」の振り子の中に全てが組み込まれます。

 ─そしてその中で紡がれてきたのが「世界史」なのです。
  我が国の近現代史も決して例外ではありません。

バーゼル銀行監督委員会が新たな規制案を考えていると報じられています。
詳細は明らかではないものの、一つの方向性が見え始めています。

それは、この規制が実現すると中小企業への銀行からの融資が更に難しくなる
ということです。ただでさえ続く景気回復が更に悪化しかねません。

もっともこれが確定的な「国際社会の論調」ではないのです。
むしろ中小企業(SMEs)への資金融通はもっと緩和すべきという声があります。

G20といった場所ではそういった議論が行われているのです。
同じ米欧の統治エリートたちによるのになぜここまで違うのでしょうか。

───その理由はただ一つ。
「あれか、これか」と揺さぶる余地を創ることが目的だからです。

それ以上でも、それ以下でもありません。
どちらか一方に加担をすると、全体像が見えなくなります。

そうならないようにするためには、意識的な努力が必要なのです。
「あれか、これか」ではなく、あくまでも「全体像」を掴む努力です。

そして、そうすることの出来る日本人だけに・・・未来はあるのです。

 

(メールマガジン 2015年5月27日号 より)

http://archive.mag2.com/0000228369/index.html



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