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世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

繰り返し言う。人間には「雇う人」と「雇われる人」の二種類しかいない

2014-03-30 | 経営・人財・起業

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●「今日の言葉」
 ~不安な時代だからこそ「覇術」ではなく「王道」を語る珠玉の言葉を~
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“外部の、しかもテクニックを売るのではなく、真の意味でのコンサルティ
 ングをする人間にとってできうることは、

 このような思考過程を活性化することではあっても、病人の手術にみずから
 メスをふるい、薬を製造し、投薬するということではないだろう。

 こうしたことは、当該会社みずからのトップが、率先して実践してゆかなく
 てはならないことなのである”

(大前研一『企業参謀』(講談社文庫)より抜粋)


……IISIA代表・原田武夫のコメント:

─世の中には二種類の人たちがいる。
 「雇う人」と「雇われる人」である。

─一見すると「当たり前ではないか」と思われるかもしれない。
 しかしいざ前者になってみると全く違うことに気付く。

─なぜならば前者は後者の生殺与奪を握っているからだ。
 そしてその分だけ、前者は脳内で意識化する部分が増えて来る。

─その結果、「雇う人」は人格と識見を広げ、研ぎ澄ませていく。
 自分が倒れると、自分だけではなく「雇われる人」も倒れるからだ。

─この責任感の有無、使命感の有無が「雇う人」の全てと言ってもよい。
 だから自称「経営者」で、しかし独りでやっている人はこれには当たらない。

─しかし悲しいかな、「雇われる人」にはこれが永遠に分からないのである。
 だから「雇う人」が語る言葉を全く理解しないことがある。

─それだけではない。
 永遠に愚痴を言い、座っているだけで、何もしない無為の時を過ごすのだ。

繰り返し言う。
人間には「雇う人」と「雇われる人」の二種類しかいない。

どちらを選ぶのかは個人の自由だ。
「雇う人」は時間を思いのままに出来るが、同時に大きな責任を負う。

「雇われる人」に責任は皆無だが、時間は思いのままにならない。
この時間を左右出来るかが、結局は全てを左右することになる。

どちらが正しいか、正しくないかではない。
「何のために生まれたのか」、それが全てである。

そしてそれを悟り、「決めていき、動く」過程、それが経営なのである。
それ以上でも、それ以下でもない。

結局、真の経営コンサルタントとはその伴走者に過ぎないのである。

 

(メールマガジン 2012年12月12日号 より)

http://archive.mag2.com/0000228369/index.html



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