さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

雪残り凍てつく朝の小豆粥♪

2013年01月15日 | 日記



夕べ雪かきをしながら久しぶりに雪だるまをこしらえた(笑)

そして今朝は小豆粥を炊く。

たまたま昨日の新幹線車内誌「ひととき」2013.1月号に

京都妙心寺東林院ご住職である西川玄房師の精進料理についての記事があって

ご住職が小豆粥についての想い出を語られている。

子どもの頃、毎年1月15日の朝に、

炊きたての小豆粥のお椀と箸を持って、お寺のまわりにある木々1本1本の枝と枝の間に
少しずつ小豆粥を供えてまわった時の寒さを今でもはっきり覚えておられると。

甘柿にはたっぷりとしぶ柿には少なかったと。

東林院では、万物の恵みに感謝するこの行事を復活して
「散飯式」として小正月の朝に執り行っておられるそうだ。



初春の道頓堀

2013年01月14日 | 歌舞伎座以外の歌舞伎


日帰りで大阪松竹座の寿初春大歌舞伎へ。

二幕目から拝見したが、藤十郎丈と猿之助丈の「吉野山」が絶品であった♪
東京での襲名披露から猿之助丈はさらに大きくなられていて
もう押しも押されぬ澤瀉屋一門の総帥の感があった。

猿翁丈と中車丈との「楼門五三桐」を拝見するのを楽しみにしていたが、
あいにく本日は休演されて、替わりに猿之助丈が久吉を勤められたが、
こちらも素晴らしかった。

動きも少なくほんの数分の台詞の中から
天下の石川五右衛門のオーラを放つのは難しく代々重鎮が勤めてきた役。

うたいあげるような台詞まわしや時代物独特の型などの出来を
いきなり中車丈に求めるのは気の毒というものだが、
中車丈の眼光のなかに、私はたしかに五右衛門を感じた。

朝家を出る時は激しい雨がふっていたが、大坂に着くころには
ほとんど雨もやんで、松竹座を出る頃には雲も晴れそうであったのに
東京に戻ってきたら大雪でびっくり仰天!



リング・チクルス制覇♪

2013年01月13日 | 音♪楽♪


9日から昨日12日まで、WOWOWライヴで
METのライヴビューイング、ワーグナー「ニーベルングの指環」4部作の放映があった。

本来なら昨年東劇の公開時に観たかったが、長時間なので
日程的にも時間的にも無理がありあきらめたもの。

オペラは全然詳しくないが、METの史上最大の挑戦といわれた
ロベール・ルパージュの演出にとくに興味があった。

ワーグナーが思い描いていた地の底・人間界・天空・森・岩山・川・・・など
さまざまなシーンが巨大なマシーンのフル稼働によって実現可能となった舞台だ。

あいにく我が家には録画設備がないため、
毎晩夕食の準備を早めにして、深夜まで4日間テレビにクギ付け(笑)

各出演者へのインタビューやメイキング映像もふくめ
楽しませてもらったが、やはり観るだけでもずいぶんと疲れた(笑)

鏡びらき

2013年01月11日 | 巳年のぼけじいさん♪



鏡びらきですね♪

立派なお供え餅はないけれど、おじいさんの好物のお汁粉を作る。
いただき物のきび餅も入れて、おじいさん用にお餅は小さく少なめで(笑)







我が家のぼけじいさんは今年巳年の96歳年男

もうこの年齢では歳神さまみたいなもの(笑)

体調は今一つであるが、元旦は家族揃って虎ノ門の金刀比羅さまにお参りができた。

毎日寒いけど百歳めざして頑張ろうね!

今さらですが・・・

2013年01月10日 | 日記



松もあけ、今さら…ではあるが、オンデマンドで紅白の後半戦を観た。

MISIAさんのナミブ砂漠からの中継はとにかく素晴らしい映像で
広大な砂漠にも負けない迫力ある歌唱力に感動♪

福山雅治さんの中継では猿之助丈・中車丈の口上と
猿之助丈襲名のポスターさながらの宙乗りも♪

福山さんが監修・寄贈された祝幕も使われていましたが、
伝統を踏まえながら、斬新さ・インパクトあるデザインは長く記憶に残るものだ♪


シモバシラ

2013年01月09日 | 植物


昨日赤塚植物園にシモバシラを観に行った。

シソ科の多年草で、冬に枯れた茎に氷の結晶ができるので「シモバシラ」というそうだ。




氷の結晶ができるには、気温が氷点下で風がおだやか、空気があまり乾燥していないことが条件と。




条件がそろうと枯れた茎をつたった水が茎の割れ目からしみ出して結晶を作るらしい。


(「赤塚植物園のシモバシラ 案内図」説明文を参考にさせていただきました。)




9月末に撮った写真ですが、花もなかなか風情があります♪





ありがとう♪

2013年01月08日 | 日記



今日主人は私の誕生日のために休暇をとっていて、

ケーキもいつの間にか自分でオーダーしていたようで

私のお気に入りのケーキをかかえて昼過ぎに帰ってきた。


この年になると、誕生日にとくに欲しいものもなく、

家族みんなが健康でいてくれることがなにより一番のプレゼント♪

おかげさまで嬉しい一日でした♪♪♪





七草

2013年01月07日 | 日記




七草ですね♪

そもそも「おかゆ」というものが嫌いな主人もパン食系の娘も毎年食べてから出勤します。

今年は、東博内にあるレストランでお年賀にいただいたヒマラヤ産のピンク岩塩で味付けしたので、
太古の海のエネルギーがプラスされています(笑)




娘が小さい時は、お散歩がてらハコベやゴギョウなどを採りにいって作りました。
それから30年以上たっていますが、我が家の周辺は今でも採集でる田舎です(笑)




でも最近はスーパーで便利なセットがあるので、もっぱらこれを利用させてもらっています。

雪松図屏風♪

2013年01月06日 | アート♪



日本橋七福神めぐりのあとは三井記念美術館へ。

若冲と応挙、どちらが好みか?と聞かれれば、迷いなく「若冲!」とこたえるが、

三井さんの応挙筆「雪松図屏風」にはとにかく恋しているのできる限りは足を運ぶ。

土曜日にしては応挙の展示室が空いていて、神々しく、力強く

まばゆく輝くような雪をいただいた松を心ゆくまで堪能させてもらった。

「稲麻綿図」も良かった。

国宝の志野茶碗・重文の光悦作の黒楽茶碗など茶道具の逸品も同時公開!

茶碗の専門的なことは全然判らないが、

長次郎作黒楽茶碗につけられた銘「俊寛」の謂われが心に残った。




寒の入りの七福神めぐり

2013年01月05日 | 日記


寒の入りです!寒~いです!

でもここ数年はまっている七福神めぐりに行った。

今までお参りしたのは、

新宿七福神・深川七福神・谷中七福神


今年は柴又七福神にお参りする予定であったが、
かなり寒いので日本橋七福神に急遽変更することとなった。

それぞれの神さまが近いので1時間ぐらいで回れる距離であるが、
近年のパワースポットブームもあってか?
今日も結構なお参りの列が連なっていた。

色紙に印が一つずつ増えてゆくのは大人でも結構嬉しいもの♪
新宿では舟に、深川では笹に、それぞれの神さまを一体ずつ授けて頂けたが、
日本橋はあらかじめ宝船にのった7人揃いがセットになってしまっているので
やはりそれぞれに一体ずつ授与の方が参拝者にとっては楽しみが増すのでは?

そういえば、昨日の日経夕刊に寿老人の星(カノープス)のことが載っていた。





Metのタペストリー♪

2013年01月04日 | アート♪



昨日、本館をあとにして、娘と合流。

東博内のレストランでランチを頂いてから
東京都美術館で開催中の「メトロポリタン美術館展」へ。

「自然」をテーマとした絵画作品はあまり良くわからなかったが、
織物類の作品たちが素晴らしかった。

とくに、

「音楽を奏でる男女の羊飼いのタペストリー」と「緑樹」♪♪♪


ポスターにもなっているゴッホの「糸杉」の前は凄い人だかりができていたが、
同じゴッホなら「歩きはじめ、ミレーに拠る」のほうが私は好きかな。


疲れと混雑でバルテュスの「夏」を見過ごしたのがちょっぴり残念だった。

その他では、全体に写真の作品が面白かったのと、
子どもの頃の教科書で記憶にあったプトレマイオス朝の「猫の小像」にお目にかかれた♪




博物館に初もうで♪

2013年01月03日 | アート 伊藤若冲♪♪♪



博物館の若冲さんに初もうで♪

「松梅群鶏図屏風」をはじめとして他の展示もじっくり拝ませていただきました。

円山応挙の「双鶴図」
狩野探信の「百猿図」
海北友松の「琴棋書画図屏風」も面白かった。

尾形光琳の「風神雷神図屏風」と

3年ぶりになる長谷川等伯の「松林図屏風」も新春特別公開中

昨日に引き続き、父の面倒を看てくれた主人に感謝!感謝!

ちょうど博物館前で獅子舞のご披露に行き合い、
頭を咬んでもらっちゃった♪♪♪

こいつぁ~春から縁起がいいわい!

雀右衛門さんを想う

2013年01月02日 | 歌舞伎座以外の歌舞伎



父を主人に頼んで、娘と初芝居に。

演舞場の初春大歌舞伎の演目は、お正月らしいおめでたい演目と
大のファンだった四世中村雀右衛門一周忌追善狂言があり、
ご子息の芝雀丈と吉右衛門丈との「傾城反魂香」を拝見し、
おとくの相手役をたてた細やかな気配りに在りし日のおとうさまが懐かしく思いだされた。

劇場ロビーには、文化勲章をかけられて穏やかに笑っておられる
雀右衛門さんの遺影と当り役とされた演目の写真が飾られていたが、
私の中では「金閣寺」の雪姫が一番想い出に残っている。

今でも胸に焼きついているのは、「二人椀久」の松山や仁左衛門丈の襲名時の「廓文章」の夕霧
今は亡き富十郎さんや芝翫さんら人間国宝揃い踏みみたいな
「野崎村」のお染の可憐で美しかったこと♪

ご高齢になられてからも娘役やお姫さまが素敵に似合う方でした。