人生散策日記

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木曽三川公園の「治水神社」に参拝

2016-02-17 09:16:07 | 日記

先日、木曽三川公園を訪れた折、隣接する「治水神社」に参拝しました。
「治水神社(ちすいじんじゃ)」は、岐阜県海津市海津町にある神社で、祭神として薩摩藩家老平田靭負
(ひらたゆきえ)、及び薩摩藩士84名が祀られています。
平田靭負は、宝暦4~5年(1754~1755)、薩摩藩が幕府の命で行った、木曽三川分流の治水工事(
宝暦治水)の責任者として、治水工事が終わると、莫大な工事費用と数多くの藩士が亡くなった事への
責任を取り、自害したもの。
さぞ厳しかったであろう、また辛かったであろう現場で、当時に思いを馳せるに、大変悲しい思いが込み
上げて来ます。特に歴史上において、徳川家と江戸幕府に快く思わない者にとって、非常に痛ましい出
来事として胸を大いに痛めるものがあります。
ご参考までに、①三重県桑名市「海臧寺」に薩摩義士墓所があり祀られています。
          ②旧海津郡平田町(現海津市)の名は、平田靭負の功績に因んで付けられた町名。
          ③参考図書として、杉本苑子「孤愁の岸」(講談社文庫)があります。


 

 

 

 

           

               < 岐阜県海津市 「治水神社」 / 2016.2.10 >

    * 写真⑤は、いぜん名古屋「御園座」で上演された「孤愁の岸」のポスター(現地にて撮影)。