先日大垣市の彼岸花を撮りに行った際、少し足を伸ばし関ケ原のそば畑を見て来ました。
面積はさほど広くはありませんが、古戦場跡近くの田んぼが白いそばの花で覆われ、なかなか味のある風景を作っていました。
贔屓の石田三成や大谷刑部らに、この美しい情景を是非とも見せてやりたいと思いながら、417年前に想いを馳せました。
< 岐阜県不破郡関ケ原町 「関ケ原のそば畑」 / 2017,9.22 >
先日大垣市の彼岸花を撮りに行った際、少し足を伸ばし関ケ原のそば畑を見て来ました。
面積はさほど広くはありませんが、古戦場跡近くの田んぼが白いそばの花で覆われ、なかなか味のある風景を作っていました。
贔屓の石田三成や大谷刑部らに、この美しい情景を是非とも見せてやりたいと思いながら、417年前に想いを馳せました。
< 岐阜県不破郡関ケ原町 「関ケ原のそば畑」 / 2017,9.22 >
今年も半田市矢勝川の彼岸花を見に行って来ました。
ここ数年毎年のように採り上げてはいますが・・・・・。
先月のNHKテレビの終戦特集で、先の大戦で最大の無謀作戦と言われる「インパール作戦」が報道されていました。戦いそのものよりも戦場に赴く途上や、引き上げ途上で食糧不足と病気で実に3万人の死者を出した、最悪の作戦と言われています。
実は半田市出身の「小栗大造」さんと言う方(現在も健在)が、インパール作戦で多くの戦友や部下を亡くし、その弔いの意味で始めた彼岸花を植える夢を一人で始め、今では「矢勝川の環境を守る会」の活動へと発展しました。
今では矢勝川の東西約1.5kmにわたって300万本もの彼岸花が咲き乱れるばかりとなりましたが、美しさで感動すると言うよりも、今日に至った事の裏側を思う時、大変心を痛める複雑な想いを覚えます。
< 愛知県半田市 「矢勝川の彼岸花」 / 2017.9.26 >
高山市散策のその2として、萩の寺として知られる「大雄寺」と「宗猷寺」を採り上げます。
高山市にはこの時期、萩が美しい寺院が3ヶ寺あり、既報「安国寺」のほか「大雄寺」と「宗猷寺」があります。
訪れたこの日は残念ながらピーク時を1週間~10日ほど過ぎ、絶頂の面影は薄らいでいましたが、それでも萩の持つ味わいある光景を見せてくれていました。
萩は秋のお寺にとても似合います。
* ↑ (5件) 高山市 「大雄寺」
「大雄寺(だいゆうじ)」は岐阜県高山市愛宕町にある浄土宗の寺院で、山号は東林山、本尊は阿弥陀如来。
創建は不詳ですが善恵房証空上人が吉城郡上広瀬村に開山したのが始まりで、天正14年(1586)時の領主金森長近が現在地に移し、浄土宗に改める。
* ↑ (4件) 高山市 「宗猷寺」
「宗猷寺(そうゆうじ)」は、岐阜県高山市宗猷寺町にある臨済宗妙心寺派の寺院で、山号は真龍山、本尊は釈迦如来。
寛永9年(1632)の創建で、開基は金森重頼。金森可重の菩提寺で、山岡鉄舟ゆかりの寺院として知られています。
< 岐阜県高山市 高山市散策その2「大雄寺」と「宗猷寺」 / 2017.9.21 >
少しタイミングが遅れ気になっていた、高山市の「萩」と「そば畑」を見て来ました。
今回はこのうち、高山市国府町の「安国寺の萩」と「国府町のそば畑」を採り上げます。
「安国寺(あんこくじ)」は、岐阜県高山市国府町にある臨済宗妙心寺派の寺院で、山号は太平山、本尊は釈迦牟尼仏(釈迦如来)。足利尊氏・直義が日本各地に建立した安国寺の一つで、貞和3年(1347)に瑞巌和尚によって創建。飛騨三十三観音霊場第11番札所。
この時期は境内の萩が美しく咲き、伽藍建物と非常にマッチし、なかなか味わいのある光景を見せてくれています。中でも国宝の経蔵が一際威厳ある雰囲気を漂わせ、萩との対比が誠に素晴らしいものがあります。
なお寺院近くの農地にはそば畑が一面に広がり、秋空に白く輝く様は誠に清々しいものがあり、高山市でも見逃せない名所といえます(萩とそばのピークはいずれも1週間から10日程既に経過)。
< 岐阜県高山市国府町 「安国寺の萩」と「国府町のそば畑」 / 2017.9.21 >
彼岸花の第3弾は、南濃町津屋川の彼岸花です。
岐阜県南濃町津屋の津屋川堤防で、彼岸花が丁度見ごろを迎えています。
南濃梅園付近の左岸(東側)で約3kmにわたって約10万本が自生しており、東海地区でも有数の群生地として知られ、今年も多くの人が訪れその見事な光景を楽しんでいます。
川堤を彩る美しさは、東海地区で半田市矢勝川とともに人気があるようです。
< 岐阜県海津市南濃町津屋 南濃町「津屋川の彼岸花」 / 2017.9.22 >
彼岸花の第2弾は、「虚空蔵さん」で知られる大垣市の「明星輪寺」です。
「明星輪寺(みょうじょうりんじ)」は、岐阜県大垣市赤坂にある真言宗の寺院で、山号は金生山、本尊は虚空蔵菩薩。朱鳥元年(686)の創建で、開基は役小角と伝わります。西美濃三十三霊場第31番札所。
この寺は通称「虚空蔵さん」、「赤坂虚空蔵」と称し、日本三大虚空蔵と言われますが、この時期は境内いっぱいに彼岸花が美しく咲き誇り、特に写真愛好家のお気に入りの地となっています。
歴史と伝統に育まれた境内の装いは、何か神秘的な領域を感じさせ、彼岸花との対比がとても似合う感じが致します。
< 岐阜県大垣市赤坂 「明星輪寺」の彼岸花 / 2017.9.22 >
彼岸花の美しさでしられる、岐阜市「大智寺」を採り上げます。
「大智寺(だいちじ)」は、岐阜市山県北野にある臨済宗妙心寺派の寺院で、山号は雲黄山、本尊は釈迦如来。明応9年(1500)の創建で、開基は北野城主・鷲見保重。
境内には樹齢800年を超す大ヒノキがあり、また近年には本堂古瓦を使用した瓦土塀(信長塀)が注目されています。
何と言ってもこの時期は、境内にある「得月池」周りに美しい彼岸花が咲き誇り、多くの写真愛好家が早朝より集まり、その味わいある光景を映しとっています。
小生の彼岸花の季節は、この寺から本格的に始まるのです。
< 岐阜市山県北野 「大智寺」の彼岸花 / 2017.9.22 >
富山県地区巡拝の旅その7(最終回)として、帰路に立ち寄った「チューリップ四季彩館」を採り上げます。
「チューリップ四季彩館」は、富山県砺波市中村にある砺波市立のチューリップ文化施設。年間を通してチューリップの花が咲き、世界で唯一の施設として年間展示されています。
この時期は館内での育成、展示のためやや小振りながら、とてもカラフルでその美しさは十二分に楽しむことが出来ます。また、チューリップに関する情報発信の拠点としてその役割を大いに果たしているようです。
< 富山県砺波市中村 「チューリップ四季彩館」 / 2017.9.15 >
富山県巡拝の旅その6として、「高岡大仏」として知られる高岡市「大仏寺」を採り上げます。
「大仏寺(だいぶつじ)」は、富山県高岡市大手町にある浄土宗の寺院で、山号は鳳徳山。境内にある銅造阿弥陀如来坐像は「高岡大仏(たかおかだいぶつ)」として知られ、日本三大仏を称しています。
創建当時のことを記録した書物などは現存せず、創建年や開基については不詳。ただ高岡大仏が最初に建立された1221年前後には既に大仏を祀る寺院が存在もようです。
比較的こじんまりとした寺院ですが、高岡市における観光名所の一つとして、訪れる人はいつも絶えないもようです。
< 富山県高岡市大手町 「大仏寺」(高岡大仏) / 2017.9.14 >
富山県巡拝の旅その5は、北陸随一の名刹「瑞龍寺」を採り上げます。
「瑞龍寺(ずいりゅうじ)」は、富山県高岡市関本町にある曹洞宗の寺院で、山号は高岡山、本尊は釈迦如来。慶長19年(1614)の創建で、開基は前田利常。
この寺は加賀藩2代藩主前田利長が、織田信長・信忠らの追善のため、文禄3年(1594)金沢に創建した法円寺が瑞龍寺の前身。利長は隠居後に高岡市へ移りこの地で死去。利長の後を継いだ3代藩主前田利常が、高岡市へ移された法円寺を利長の菩提寺とし寺名を瑞龍院と改めたもの(のち瑞龍寺に改称)。
仏殿、法堂、山門の3棟が近世禅宗様建築の代表作として、平成28年(2016)に国宝に指定。これは富山県下における初の国宝指定であり、富山県唯一の国宝のようです。
訪問時は山門が工事中でその雄姿を見ることが出来ませんでしたが、禅宗建築の最高峰と称される法堂などの荘厳で美しい姿は、誠に目を見張るものありました。
さすが富山県下で最人気の観光名所と言えるでしょう。
< 富山県高岡市関本町 「瑞龍寺」 / 2017.9.14 >