人生散策日記

人生何事も勉強、カメラを持って今日も散策。

日本最古の法堂の名刹・「相国寺」へ

2016-01-31 19:12:17 | 日記

京都冬の特別公開その4(第1回目の最終回)として、禅寺の名刹「相国寺」を採り上げます。
「相国寺(しょうこくじ)」は、京都市上京区にある臨済宗相国寺派の大本山で、山号は萬年山、本尊は釈
迦如来。永徳2年(1382)の創建で、開基は足利義満、開山は夢想疎石。
この寺は足利将軍家や伏見宮家および桂宮家ゆかりの禅寺であり、京都五山の第2位に列せられてい
ます。今回の公開は「鳴き龍」で知られる法堂のほか、原在中筆の襖絵「中国補陀落山図」ほか、さらに
は白砂の平庭と枯山水庭園の対照的な庭園美が楽しめます。
なお、江戸の絵師「伊藤若冲」ゆかりの寺でもあり、境内の美術館で若冲の絵が観賞できるほか、境内
墓地で若冲の墓にお参りも出来ます。


 

 

 

 

 

 

 

                < 京都市上京区 「相国寺」 / 2016.1.26 >

                 * 写真の庭園は  ③と⑥は  「南庭」
                               ④は     「西庭」
                               ⑤は     「北庭」


相国寺塔頭・「長得院」と「養源院」の公開

2016-01-30 15:10:36 | 日記

京都冬の特別公開その3として、相国寺塔頭の「長得院」と「養源院」について採り上げます。

   

 

 

 

 * ↑ (5件) 相国寺塔頭「長得院」
           足利五代将軍義量の菩提寺。方丈を飾るのが「山水画」、「波涛鷲図」、水辺
           虎図」、「花鳥図」など幕末画壇で活躍した岸派の水墨障壁画。
           また、方丈の南と西に広がる庭園が深い木々に覆われ、とても雰囲気が良い。

   

 

 

 

 * ↑ (5件) 相国寺塔頭「養源院」
           秘仏「毘沙門天像」は、写実的で若々しい憤怒の表情がとても印象的。また、
           五摂家筆頭・近衛家から移築した書院「相和亭」や、美しい池泉式庭園の眺
           めも見どころ。

          < 京都市 相国寺塔頭「長得院」と「養源院」 / 2016.1.26 >


茶の湯文化と縁深い洛北の禅刹・「大徳寺」へ

2016-01-29 14:08:16 | 日記

京都冬の特別公開その2として、洛北の禅刹「大徳寺」を採り上げます。
「大徳寺(だいとくじ)」は、京都市北区紫野にある臨済宗大徳寺派の大本山で、山号は龍宝山、本尊は
釈迦如来。正中2年(1325)の創建で、開基は宗峰妙超。
松並木の美しい広大な寺域に22の塔頭寺院を持つ大本山。①江戸初期建立の方丈(国宝)、②それぞ
れ特徴を持つ南庭、東庭、中庭、③狩野探幽の代表作の障壁画、④聚楽第の遺構と伝わる唐門(国宝)
など見どころは実に多くあります。
日頃は「拝観謝絶」の看板で空しいのですが、今回10年振りの公開は極めて価値のあるものです。


 

 

 

 

 

 

 

               < 京都市北区紫野 「大徳寺」 / 2016.1.26 >

  * 写真は上から  ①山門  ②仏殿  ③中門と庫裡  ④中庭  ⑤南庭と唐門
               ⑥南庭(アップ)  ⑦塔頭の「三玄院」(石田三成の墓がある)


京都冬の特別公開・優美な「呑湖閣」の「芳春院」へ

2016-01-28 07:58:20 | 日記

今年も「京都冬の旅・非公開文化財特別公開」が始まり、秘められた京の美を求めて行って来ました。
50回記念の今年のテーマは、「禅ー禅寺の美日本文化の美」で、日本文化・芸術に大きな影響を与え
た禅寺寺院を中心に、普段見学できない庭園、仏像、襖絵、建築など様々な文化財が公開されている
ものです。
今回の投稿は、京都冬の特別公開・その1として、「芳春院」について採り上げます。
「芳春院(ほうしゅんいん)」は、京都市北区にある臨済宗大徳寺派の寺院で、同派大本山大徳寺の塔
頭。本尊は釈迦牟尼仏。慶長13年(1608)の創建で、開基は芳春院(前田利家夫人・まつ)。
見どころは「呑湖閣(どんこかく)」で、「金閣」、「銀閣」、「飛雲閣」と並んで「京の四閣」の一つとも称され
る優美な二重楼閣。遥かに望む琵琶湖の水を呑み干すという意の、誠に美しくまた荘厳なる楼閣です。


 

 

 

 

 

              < 京都市北区紫野 「芳春院」 / 2016.1.26 >


「細井平洲」の郷・東海市でのウオーキング

2016-01-27 12:21:02 | 日記

先週末の土曜日(1/23)は、私鉄主催のウオーキングに参加し、愛知県東海市を歩いて来ました。
名鉄聚楽園駅をスタートし、「聚楽園大仏」、「嚶鳴庵」、「大池公園」、「弥勒寺」、「坂角総本舗本店」、「
東海市民体育館(東海フラワーショウ)」などを経て、名鉄太田川駅までの約10kmでした。
東海市は江戸時代の儒学者「細井平洲」の出身地で、コース途中の公園には「嚶鳴庵」と名付けられた
記念の展示場所があり、大変興味を引くものがあります。
ちなみに「細井平洲」は、米沢藩主・上杉鷹山の師であり、同時に尾張藩にも招かれ、藩校・明倫堂(現・
愛知県立明和高等学校)の督学(学長)をも務めた人物です。
細井平洲が上杉鷹山に送った「勇なるかな勇なるかな、勇にあらずして何をもって行なわんや(何をや
るにしてもまず勇気が必要である)」という言葉は、実に素晴らしく印象深いものがあります。


 

 * ↑ 「聚楽園大仏」

 

 * ↑ 「嚶鳴庵」での「細井平洲像」

 

 * ↑ 「弥勒寺」 (知多八十八ヶ所霊場)

 

 

 * ↑ (2件) 「東海フラワーショウ」の会場内

             < 愛知県東海市でのウオーキング / 2016.1.23 >


西尾市・お茶の名店「賓水園茶舗」さん

2016-01-26 20:06:42 | 日記

蒲郡市・西尾市散策の旅その4(最終回)として、西尾のお茶の名店を採り上げます。
西尾へ行けば欠かせないのがお茶屋さん。そこでいつも親しく付き合っている茶舗2店をここで採り上げ
ることにしました。


 

 

 * ↑ (2件) 茶舗「賓水園」
           知る人ぞ知る、味と香りの良さで人気の茶舗。茶席のある西尾市歴史公園
           の「旧近衛邸」へ抹茶と煎茶を納める名店。やはりお茶は作り手の人柄が味
           となる。

 

 

   

 * ↑ (4件) 茶舗「松鶴園」
           西尾市で抹茶工場の見学ができる3軒のうちの1軒。店舗内にレストランが
           あり、お茶の材料の食事や甘味が楽しめる店。なお、現在アレルギーや花粉
           症に効く「べにふうき」がよく売れるとか。

          < 西尾市の茶舗 「賓水園茶舗」と「松鶴園」 / 2016.1.22 >


西尾市の名刹・「華蔵寺」と「実相院」へ

2016-01-25 09:31:43 | 日記

蒲郡市・西尾市散策の旅その3として、西尾市の名刹・「華蔵寺」と「実相院」を採り上げます。
お茶の街・西尾市には古寺、名刹が多く、お茶好き、お寺好きの者にはとても魅力的なところで、街歩き
はとても魅了されるものがあります。
今回は数か寺参拝の中から、吉良氏ゆかりの2ヶ寺を採り上げます。


 

 

 

 * ↑ 「華蔵寺」 (山門、本堂、吉良家墓所)

      「華蔵寺(かぞうじ)」は、西尾市吉良町にある臨済宗の寺院で、山号は片岡山。
      吉良上野介義央公の曽祖父である吉良義定が旗本として再興した際に、父義安
      の菩提を弔うために慶長5年(1600)に創建したもの。

 

 

 

 * ↑ 「実相院」 (参道、本堂、釈迦堂)

      「実相院(じっそういん)」は、西尾市上町にある臨済宗妙心寺派の寺院。
      西条城主・吉良氏の菩提寺として3代満氏が文永8年(1271)に建立。開山には
      京都・東福寺から聖一国師を迎え、壮大な伽藍を造営し、三河の安国寺として大
      いに栄えた寺です。

       < 蒲郡市・西尾市散策その3 「華蔵寺」と「実相院」 / 2016.1.22 >


西尾市・浄名寺の「ほほえみの円空仏」を

2016-01-24 12:40:11 | 日記

蒲郡市・西尾市散策の旅その2として、西尾市の「浄名寺」を採り上げます。
折角の西尾市散策であり、一年振りに「浄名寺」を訪ね、「ほほえみの円空仏」を拝んで来ました。
この寺の円空仏・観音菩薩像は、自然の木の量感や木目を生かした、いわゆる立木仏で、円空作では
荒子観音寺の仁王像に次ぐ巨像で知られています(270cm)。寺の記録に寄れば、明治2年に伊勢の
国奥坂から伝来したとのことで、明治の廃仏毀釈の時、その難を逃れてこの地に渡って来たと言われて
います。
愛くるしく、また、清々しい表情の円空仏さんで、実に好感のもてる素敵な仏さんです。


 

 

 

 

             < 愛知県西尾市 「浄名寺・円空仏」 / 2016.1.22 >


「がん封じの寺」で名高い、蒲郡市「無量寺」へ

2016-01-23 15:02:37 | 日記

「ガン封じの寺」として名高い、愛知県蒲郡市の「無量寺」へ参拝しました。
「無量寺(むりょうじ)」は、愛知県蒲郡市西浦町にある真言宗醍醐派の寺院で、本尊は不動明王。創建
は平安時代の天歴5年(951)と古い寺。
別称は「西浦不動」、一般的には「ガン封じの寺」として知られ、ガン予防の法話や祈祷などが行われ、
特にこの時期はツアー客が多く、この日も狭い駐車場に5台のツアーバスが押しかけ、堂内、境内は大
変な賑わいを見せていました。
小生もここ数年欠かさず参拝しているのですが、お蔭で今のところご利益が効いているようです。


 

 

 

   

               < 愛知県蒲郡市 「無量寺」 / 2016.1.22 >


京都・「都七福神めぐり」その3

2016-01-20 10:03:21 | 日記

京都・「都七福神めぐり」その3(最終回)として、残る「松ヶ崎大黒天(妙円寺)」、「赤山禅院」、及び「東
寺」の3ヶ寺について採り上げます。


 

 

 * ↑ (2件) 「大黒天」の「松ヶ崎大黒天(妙円寺)」
           日蓮宗の寺院で、本尊は久遠実成本師釈迦牟尼仏。元和2年(1616)、本
           涌寺内に建てられた日英の隠居所に始まる。

 

 

 * ↑ (2件) 「福禄寿」の「赤山禅院」
           天台宗の寺院で、本尊は泰山府君(赤山大明神)。仁和4年(888)の創建
           で、開基は安彗と伝わるが疑問が残るとのこと。

 

           

 * ↑ (2件) 「毘沙門天」の「東寺(教王護国寺)」
           東寺真言宗の総本山で、本尊は薬師如来。延暦15年(796)の創建、開
           基は桓武天皇。
           この日は、五重塔が冬の特別公開中で拝観できました。

 

 * ↑ 「都七福神めぐり」のご朱印

               < 京都・「都七福神めぐり」その3 / 2016.1.16 >