京都冬の特別公開その4(第1回目の最終回)として、禅寺の名刹「相国寺」を採り上げます。
「相国寺(しょうこくじ)」は、京都市上京区にある臨済宗相国寺派の大本山で、山号は萬年山、本尊は釈
迦如来。永徳2年(1382)の創建で、開基は足利義満、開山は夢想疎石。
この寺は足利将軍家や伏見宮家および桂宮家ゆかりの禅寺であり、京都五山の第2位に列せられてい
ます。今回の公開は「鳴き龍」で知られる法堂のほか、原在中筆の襖絵「中国補陀落山図」ほか、さらに
は白砂の平庭と枯山水庭園の対照的な庭園美が楽しめます。
なお、江戸の絵師「伊藤若冲」ゆかりの寺でもあり、境内の美術館で若冲の絵が観賞できるほか、境内
墓地で若冲の墓にお参りも出来ます。
< 京都市上京区 「相国寺」 / 2016.1.26 >
* 写真の庭園は ③と⑥は 「南庭」
④は 「西庭」
⑤は 「北庭」