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しんまい先生の徒然日記

剣道を通じて、子ども達と共に修練を積み重ねた日記・記録です♪

剣道と時間

2017-05-30 10:41:09 | 日記
平成29年5月29日(月)

さー!今日は新期生と低学年の稽古は面を着けずに基本をやろう!と思ってました。

が!!!19時過ぎても誰も来ない、、、あれ?今日休み?って思うくらい。。。

そのうちボチボチ集まりだして、19時15分に準備運動開始。

19時半に黙想が始まった。

遅刻者は詫びる事も無く、急ぐそぶりも無く、当たり前のように準備をしていました。



それは違うね!!!

うん!!

全然違う!!!!

剣道では無い!!!


だから言いました。

「お前たちは剣道で何を学んでるのか?

先生たちは、相手を叩く事や試合で勝つことを教えてるのではない!

君たちが立派な大人になる為に剣道を通じて教えている。

社会に出て時間を守ることは、最も重要で当たり前の事!

私は、早く来る子がいたらいけないので10分前には道場を開けている。

本来なら教わる立場の人間は、先生が来るのを待つものだ!

教わる側の準備が出来ていない!

そんな態度では教えられない!!

今日は教えん!!

今後は態度で示せ!!」


と言って帰りました。

以前もこう言うことがあって3週間ほど指導しませんでした。

最近、ズルズルしてるなぁ〜と感じていましたが注意しなければここまで酷くなるのか。。。


家に帰って色々考えてみると剣道と時間は密接な関係にあります。

先ずは稽古開始時間は厳守。ただし、終了時間は先生のご機嫌次第w

先生に稽古をお願いする時は、先に蹲踞して相気で立つ、先に発声、先をかける。

打突後も先に体勢を立て直して先生が構えるより先に構える。

終わる時は、相気で蹲踞し、帯刀して立つ。先に素早く下がり先生が下がり終えるのを待つ。

相気で下げ刀し礼をする。と教えられました。(逆の教えもあります。先生がさき!!みたいな。。。)



また、日本剣道型は打太刀が師の位、仕太刀は弟子の位で、打太刀が動いて仕太刀が動くなど時間のずれがあります。

これは、先生の動きの兆しを感じる修行ですね。


このように、お互いが時間と空間を共有する中で心構えや動きが大切になり、それが緊張感となって相手に伝わります。

そこで目に見えない相互のやり取りが発生するんですね。

だから剣道って素晴らしい。


だから、一方通行では良い修業は出来ませんし、なにも伝わりません。

お互いの気持ち(教える立場と教わる立場)の前向きな衝突の緊張感ある道場になってほしいと思います。

そうすれば、きっと楽しい稽古になります。


久しぶりの投稿

2017-04-25 09:00:48 | 日記
4月24日(月)竹刀を握ったとき左腕関節が凄く痛むので病院へ診察したところ診断結果は「テニス肘」と出ました。

言わば酷使し過ぎて、筋肉と骨を繋いでいる筋が痛んでいる症状です。足で言えばアキレス腱の部分。

「筋肉が固くなっているのにちゃんとケアしないと駄目ですよ!足だったらアキレス腱が切れてますw」って先生に言われました。

そう言われてみれば、年末から稽古やゴルフで使いまくってケアしてませんでした


とりあえず、稽古を休んでしっかり治そうという事で2月から約2か月半お休みしてましたが、ついに復活!!!!

無理しない程度に稽古しました。


以前は、1時間子供たちの指導を行って、居残り稽古で面を着け、掛かってきた子の指導をしておりましたが、リハビリのつもりで最初から面を着けて、子供たちと一緒に稽古をしました。

子供たちは、「えっ!先生、、面を着けてる。。。。」声には出しませんが、心の声がはっきりと聞こえましたw

一緒に回って一人一人相手をします。


そこでは、新たな発見が!!!

日頃、周りで見ていて気付かない事が沢山ありました!

構え、打突の強さ、握り、竹刀を振る軌道、体当たりの強さ、目付け、スピード等...

中には、今まで殆ど私と稽古した事のない子もいて、凄く緊張しているのも伝わりましたし、私が大きな声を出すと負けじと気合を入れてくる子、打ち終わりに攻撃をしかけると必死になって体勢を立て直して反撃してくる子、

それぞれの子の色んな特徴が見えました。


「剣を交えると相手の人柄が見えてくる」とはこの事なんですね!剣道って素晴らしいなぁ〜っとこの年になって改めて思い知らされました。


部活が苦しい中学校の先生

2017-03-07 09:06:40 | 日記
かなり久々の投稿です。

今日、ヤフーのHPである記事が掲載されていました。それは「部活が苦しい中学校の先生」。。。

何とも、心苦しい記事です。

私の長男は、現在、中学3年生。もちろん剣道部ですw

私立の中学校に通わせて、今年受験でしたが私立の高校から剣道特待を頂き、その学校へ進学します。


なぜ私立の中学に通わせたか?

簡単です。文武両道だからです。私はそんなに稼ぎが良い訳でも裕福でもありません。

勿論、一般入試で入学しましたので実際、ちょっと無理しましたw(学費ローンを組んだりw)

そこまでの魅力があります!!


では、公立の中学校は?と言うと。。。

多くの問題を抱える中、「部活に対する意識」をピックアップしたいと思います。

今現在、運動系、文化系問わず、経験の無い先生が顧問として着任し、苦労されている方が多いようです。


言わば「ど素人」。。。

それもそこそこ強いチームだったら、今までの成績や歴史を引き継いで行かなければならないでしょうし、

そんなチームは、生徒や保護者がしっかりと経験してますので、足手まといになるかもしれません。

私が先生だったら、考えただけでもゾッとします。実際、事故が無いように監視する役目でしか無いような気がします。


考えてみると、私の中学時代(公立)の剣道部顧問は陸上競技の専門の先生でしたw柔道部も体操の先生でしたww

技術や技の指導は、全く無く、ひたすら切り返しと掛かり稽古でした。

遠征や練習試合は殆どありませんでしたが1年の半分は朝練をやってましたのでそこそこ強かったです。

しこたましごけば、どうにかなっていたあの時代とは違いますね。

当時は、剣道人口も多かったから篩にかけて残った者を選手に選べましたが、今は一人ひとり飴と鞭を使い分けて大事に育ててます。


公立の中学校も専門的な先生を毎回引っ張って来るのは難しいでしょうし、外部指導の方を先生として招き入れるのも色々と問題があるでしょう。

一概に「学校の方針」だけでは済ませられない切実な問題だと思います。

私たち、地域の指導者も何かお役に立てればと思いますが、踏み込めない領域がありますので、そっと見守るしか無いと思います。

先生方がもっと部活に打ち込める体制が整うことを切に願います。

そしてこれからも地域の子供たちのためによろしくお願いします!!

掛かって来なかった君へ・・・

2016-06-15 09:46:00 | 日記
6月13日(月)今日は嘉麻市少年剣道錬成会でした。

碓井、山田地区の道場が参加しての稽古です。

益富剣友会の指導者が主体となって指導し、他道場の先生方はそのサポートをして頂きました。

稽古内容は、日頃やっている内容をちょっと少な目に行いました。

ここで全体稽古はいったん終了。その後は、自由参加の居残り稽古で先生方に掛かっていき流れ解散となります。



先週の事、、、、珍しく、2ヵ月ぶりくらいにオー君が掛かってきました。

「先生はきついゾ~♪泣かすゾ~♪」っと冗談で前振りしました。隣でニタニタッと笑う龍馬と比例してオー君の顔は冗談で受け止めてませんでしたw


最近のオー君は、戦績も抜群!構えや打ち込む姿は綺麗で無駄が無く素早く力強い!ので褒められまくりでした。

先日のライオンズ杯も圧倒的です。そんなオー君が掛かって来たとなれば、ワンランク上の稽古をしなければその先の上達はありません。


気合を入れて、切り返し、面の打ち込みまでは良かったのですが、稽古に入って私が何度か連打したところで前振りの「先生はきついゾ~、泣かすゾ~」が

脳裏をよぎったのか、「ウエぇえぇ~ん、メェエ~ぇえぇ~ん」っと泣きながら打って来ました。

そうなると私もちょっと意地悪になります

「なん泣きよるとかー!もっと打って来んか!!」っとドンドン打たせます。

暑さと息苦しさと恐怖でオー君はグチャグチャw

程よいところで終わりました。。。。が!!!!!


大切なのはその後!!!!

そう!次回掛かって来れるか来れないかで天と地程の差があります!!!!

怖いんです!もうめちゃくちゃ怖いんです!!分かってます!!その気持ち凄く分かってます!!!

その恐怖に打ち勝ってこそ真の強者です!心が強くなって行くんです!!試合でも「ここ一番!」が出るんです!!


しかし、、、


掛かって来なかった

待ってたのに。。。。

第26回嘉穂ライオンズ杯少年剣道大会

2016-06-07 09:05:54 | 日記
6月6日(月)旧大隈小学校体育館で行われました。

この大会は、旧嘉穂町と旧碓井町のライオンズクラブから助成金を頂いて開催しております。

参加団体は、益富剣友会と徳風館のみですので小さな大会です。

小さな大会とは言え、試合用の胴と剣道着を着けてみんな気合が入ってます^^

当初は、くじ引きで対戦相手を決めようと思いましたが、力の差が大きいので、私の独断で「やり甲斐の領域」をねらって振り分けました。



開会式が終わり、さっそく試合開始。

先ずは低学年(小学1年生~3年生)のトーナメントからです。



結果は下記の通り



いや~とにかく時間がかかりました

低学年特有のガチャガチャ剣道wお互い勝ちたい一心で近間から打ち込んだり、鍔迫り合いで押しくら饅頭、、、勝負がつかん!!!

しかしながら、優勝した崇一郎くんは、構え、打ち込むスピード、声など素晴らしいものがあります。ここ3か月で急成長!!!入会当初はサッカーに未練タラタラでしたが、もう今では剣道一直線wこれからが楽しみです


続いて高学年(小学4年生~6年生)です。

低学年に比べて、多少見ごたえがあり試合もスムーズに進んでいきますねw

結果は下記の通り



いや~この結果は予想してませんでした。

本人は一日やる気満々でしたし、対戦相手に対して作戦を考えてイメトレをしていたようです。勿論、対戦相手は教えてません!しかし、4年生が優勝とは。。。。逆に言うと5,6年生がもっと頑張らなければいけないと言うことです!!!毎回みんなに話をしてますが、「稽古は嘘をつかない!」まさにその通りです。わが子だから言うのではありませんが、龍馬なりに努力をしいます。私は一度も「私に掛かって来るように!」等と強要してませんし、自宅でも特別に教えたり、素振りをさせたりとみんなとの差別はしてません。本人の意思に任せてます。それは無理やりさせても伸びないし身に付かないからです。自発性を促す中、毎回必ず私に掛かるようになりましたし、3回に1回は泣かされてます。それでも自ら厳しい稽古を選んで掛かってきます。そこが今回の優勝の要因だと思います。前に話した「自分の弱い心に勝てる人が、試合で勝てる」と言うことですね!日頃からコツコツと頑張りましょう!!!

最後は中学生です。

時間が押しに押して、急遽2コートに分けて場外反則無しで行いました。

結果は下記の通りです。



優勝した健志朗の試合はグダグダで相手をなめてますし、自分から積極的に攻めて打つ事が出来てません。小手先の当てっこ剣道です。点数は25点!!追試レベルです

中でも良かったのは、晃樹くんです。気持ちを強く持ててましたし、しっかり攻めて打ててました!!この調子で稽古に励んでください!!


最後に、、、運営上時間がありませんでした。開催を早めるか、低学年は1回延長後、判定で勝負を着けるか、2コート作るか。。。検討します