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12月の花のアルバム ⑤

2024-01-20 | みんなの花図鑑

先回の続きです。⇒ 12月の花のアルバム ④ 2024-1-17

12月に出会った植物の花や鳥の写真を整理してみました。12月は花が少なくなる季節でもあり、木の実や紅葉などを中心に、84品種ほど撮影できました。毎月恒例の記録として8回に分けて投稿しています。

今回も、11月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

 

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南ヨーロッパ原産で、和名は「アラセイトウ(紫羅欄花)」と呼ばれている多年草の1種です。一重咲きと八重咲きがあり、花の色には多数の種類があります。

秋から春にかけて芳香のある花を咲かせ、切り花、花壇や鉢物に利用されています。草丈が20~80cmほどで、優しい香りのする花です。

花色も豊富で、すっとした直線的な花茎に穂状にたくさんの花が咲くので豪華な雰囲気です。枝分かれせずに咲くタイプと、スプレー咲きと言われる枝分かれした咲き方のものまで、バリエーションが豊富です。

人との関わりは古く、古代ギリシャでは薬草として栽培、利用されていました。開花期が長く、香りも同じように長く続きます。花は、一重咲きから八重咲きまであります。

日本には江戸時代初期に渡来し、大正時代末期には千葉県安房地域で、日本最初の切り花生産が開始されました。

<ストック(アラセイトウ:紫羅欄花) アブラナ科アラセイトウ属>
12/20 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

原産はアフリカやマダガスカル、熱帯アジアの高山や森林で、イワタバコ科に属する植物です。現在では育種が進み、様々な花色があります。

同じイワタバコ科には室内鑑賞花の代表・セントポーリアがありますが、 本種も室内での栽培・鑑賞に適した花です。ラッパ状の花を次々と咲かせて部屋を明るくしてくれます。

一輪の花の寿命自体は短いが、次々と花芽を上げてくるため長期間花を楽しむことが可能です。濃い青紫から淡い青まで系統によって花色には差があります。

<ストレプトカーパス イワタバコ科ストレプトカーパス属>
12/13 柏の葉公園

 

 

 

 

 

熱帯アメリカ原産で、花後に枯れる一年草です。日本には江戸時代前期に渡来したとされます。

主な開花期は夏から秋で、花色は紫紅、白、ピンク、オレンジなどがあります。炎天下でもめげずに茎がよく枝分かれして茂り、球状の花を咲かせます。

花びらはもたず、色づいているのは苞葉(ほうよう)と呼ばれる花の付け根に付く葉っぱです。夏から秋まで長い間、紅色が色あせないことからこの名前になったそうです。

<センニチコウ(千日紅) ヒユ科センニチコウ属(ゴンフレナ属)>
12/9 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

モチノキ科モチノキ属の常緑高木です。日本では関東地方以西、四国や九州に自生しています。あまり根を張らず、比較的乾燥している場所でも育ちます。

光沢のあるグリーンの葉と赤い果実が美しいのが特徴です。果実には2~4cmの長い柄があり、葉の間からぶら下がるように実っている姿はさくらんぼのような可愛らしさがあります。

和名の由来は、風によってさわさわと葉擦れの音を立てることから「(風に)そよぐ」が変化したとされています。

<ソヨゴ(冬青) モチノキ科モチノキ属>
12/9 自宅

 

 

 

 

 

南アフリカを中心におよそ30種が知られる球根植物です。花びらの表面がラメをちりばめたように、キラキラと輝く姿から名前が付きました。

花の見た目や開花時に葉っぱがない(ことが多い)姿などが、なんとなくリコリス(ヒガンバナ)に似ていますが、別の植物です。

日本には大正時代に入ってきましたが、ヒガンバナのような姿が敬遠されて、当時は普及しなかったと言われています。

<ダイヤモンドリリー(ネリネ) ヒガンバナ科ネリネ属>
12/1 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

台湾ではごく普通にみられるホトトギスですが、日本での自生地は南西諸島の一部に限られ、絶滅危惧1類Aに指定されています。

ただ、多くの庭で栽培されるため、絶滅危惧種なのですが目にする頻度は高い品種です。ホトトギスは、交配による品種改良がさかんで、いくつもの園芸品種が生まれています。

一般には、本種とホトトギスとの交配種も「ホトトギス」として売られています。多く流通しているのは、丈夫な本種とその交配種です。

<タイワンホトトギス ユリ科ホトトギス属>
12/13 柏の葉公園

 

 

 

 

 

日本には全国に冬鳥として渡来し、積雪のない地方の背の低い草地にすんでいます。日本へ着くと群れを解いて、田畑や低い山の林に散らばって生息、3月なかばごろになると再び群れて北へ帰ります。

冬鳥なので日本ではさえずりをしません。そこで冬には口をつぐんでいる、それでこの名前で呼ばれるようになったといわれています。

<ツグミ(鶇) スズメ目ヒタキ科ツグミ属 全長24cm>
12/20 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

日本や中国など北半球の温帯に多くの種類が自生しています。花が大きく、色鮮やかで美しいので、たくさんの品種が作出されています。

3月後半~5月にかけて咲く花ですが、晩秋なのにあけぼの山農業公園で咲いていました。

春と秋に咲く四季咲き種もありますが、花の数が2輪だけなのでそうでもないようで、狂い咲きなのでしょう。

<ツツジ(躑躅) ツツジ科ツツジ属>
12/1 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

11月の声を聞く頃から咲き始める白い小さなツバキです。ひっそりとした佇まいに近づく冬を感じさせます。早咲きで花付きが良く、冬の間も花を咲かせ続けてくれます。

小輪の猪口咲き品種で、雄しべの筒は退化して葯が無く、子房には毛が生えるのが特徴。その控えめな花容から茶花として愛される椿の代表格です。

ヤブツバキとチャの交雑種といわれていますが起源ははっきりしません。江戸時代からある品種で、雄しべの葯(やく)が退化して変形したワビスケ形が特徴です。

<ツバキ「白侘助」 ツバキ科ツバキ属>
12/1 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

原産地は日本で、本州の東北南部より南、四国、九州、沖縄に分布する毎年花を咲かせる多年草です。

秋から冬に地際から長く花茎を伸ばして、キクに似た一重の黄色い花をまとめて咲かせます。長い軸を持った葉っぱはフキに似ており、その表面はワックスを塗ったような光沢があります。

「ツヤのあるフキ(蕗)→ツヤブキ」が転じて「ツワブキ」となったと言われます。冬から春にかけて、若葉をつみとって塩ゆでにすると美味しいようです。

<ツワブキ「石蕗」 キク科ツワブキ属>
12/13 柏の葉公園

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「12月の花のアルバム⑤」10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「12月の花のアルバム ⑥」に続きます。