Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

バラ ばら 薔薇 ③

2021-09-29 | みんなの花図鑑
先回の続きです。
2021-9-10 バラ ばら 薔薇 ②

私が今までに撮りためた薔薇の写真を織り交ぜながら薔薇についてレポートしていきます。(スマホで無造作に撮った写真なので、不鮮明、ピンボケはご容赦ください)

今回はバラの分類方法についてレポートします。

<アイスバーグ 柏の葉公園で撮影>
1958年 Kordes(ドイツ)作出 Floribunda


バラは正式に名称登録されているものが約3万種類もあると言われていますが、その分類の方法は統一されていないのが現状のようです。以下に示すのは一例です。

・系統別の分類(モダンローズ、オールドローズ、ワイルドローズ)

・樹形による分類
(ハイブリッド・ティー、プロリバンダ、ミニチュア、つるバラ、スプレイ系)

・花弁の数による分類(一重咲き、半八重咲き、八重咲き)

・花型による分類
(平咲き、カップ咲き、ロゼット咲き、クオーター咲き、ポンポン咲き、剣弁高芯咲き、半剣弁高芯咲き、丸弁抱え咲き)

・花期による分類(一季咲き、返り咲き、繰り返し咲き、四季咲き)

<アブラカタブラ 柏の葉公園で撮影>
1993年 William A. Warriner(アメリカ)作出 Hybrid Tea


『系統別の分類』
大きくは三つに分類されます。
・モダンローズ
・オールドローズ
・ワイルドローズ

現在、庭園などで栽培されているバラは野生種(原種:ワイルドローズ)と野生種をもとに育成された栽培バラ(品種:モダンローズとオールドローズ)に分けられます。

<アベイ ドゥ クリニュー 柏の葉公園で撮影>
1996年 Meilland(フランス)作出 Hybrid Tea


「モダンローズ」
1867年にフランスのギヨーによって作出された『ラ・フランス』が現代バラの原型となりました。これ以降のバラを「モダンローズ」と称しています。現代の花屋さんで見かけるバラはモダンローズと呼ばれる品種がほとんどです。

<ラ・フランス(モダンローズの原型)  CC0 フリーライセンスより>
1867年 Guillot(フランス)作出 Hybrid Tea


「オールドローズ」
オールドローズは1867年に最初のモダンローズ「ラ・フランス」が出る以前のものを言います。ほとんどが一季咲きで優雅な花形と香りを秘めているのが特徴です。

<ガリカ(オールド・ローズ)  CC0 フリーライセンスより>


「ワイルド・ローズ(原種バラ)」
バラの原種は200種類ありますが、現代バラの祖先種をたどって行くと、ノイバラ、ハマナス、庚申バラなど7、8種の野生バラにたどり着きます。その中に日本原産のバラが2種類も入っているんです。(ノイバラ・テリハノイバラ)

<ノイバラ(ワイルド・ローズ) CC0 フリーライセンスより>


先回、花言葉を紹介しましたが、本数でみる薔薇の花言葉もあるんです。

■1本  「一目ぼれ、あなたしかいない」
■3本  「愛しています、告白」
■12本 「付き合ってください」
■15本 「ごめんなさい」
■99本 「永遠の愛、ずっと好きだった」
■100本 「100%の愛」
■108本 「結婚して下さい」
■365本 「あなたが毎日恋しい」

<伊豆の踊子 山陽メディアフォーラムで撮影>
2001年 Alain Meilland(フランス)作出 Floribunda


花言葉は誰が決めたとか、正式に制定する団体などはありません。
色々なところで言い伝えられたり、日本では花に携わる人たちが、その花に合った言葉を考えるなどして広がりました。

未登録の品種も含めると、世界に数万~数十万の品種があるとも言われる薔薇の花、まだ入り口の段階で、知らないことばかりです。
奥の深い薔薇の世界、これからも深堀りしようと考えています。次回以降も私にとっての新たな発見を目指します。