▲まるで飛べなかった!? NHK朝ドラ「虎に翼」
NHK朝ドラ「虎に翼」が半年間の放送を終えました。
前半こそ、朝ドラ史上に残る傑作ドラマになるかも? とも期待しておりましたが、仲野太賀出征シーンを頂点にして、戦後の後半から最終回までだだ下がる一方の展開に暗澹とした気持ちでしたが、最終回までなんとか視聴を続けました。
正直、一気に萎えてしまったのが、虎子が「日本国憲法」を何も考えることなく、ありがたがり、礼賛しているシーンでした。
産経新聞コラムを引用すると「『日本国憲法』を天から与えられた福音の如く扱っている」描写に辟易しました。
それも戦後編を通して繰り返し繰り返し描写されるのです。
史実として、GHQが「日本国憲法」を押し付けたことは当時一般国民には秘匿されていたようですので、虎子の反応も史実を重視したのかと思いきや、令和の今、極左さんたちが話題にしたがっている夫婦別姓やLGBTを無理やりドラマに押し込むというどうしようもない展開だったので、これはNHKなり脚本家のしたいことだったのでしょう。
令和の極左視点で昭和時代を批判する脚本家の思想にそもそも同意できる点が全くないため、特にそれが露になる後半は、まるで評価できるところが無かったです。
念のため、本作の脚本家を取り上げた「クローズアップ現代」を視聴しましたが、脚本家の先生、ひょっとして「日本国憲法」成立の事情を本気で知らないのでは? と思わせる能天気さで驚きました。
次作、千年さんこと橋本環奈主演の「おむすび」に期待したいところでしたが、1週間を視聴したところ、久々に途中脱落する可能性を感じていて、仲里依紗が本格的に登場するまで視聴を継続できるか不安になってきました。