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商標の広場

弁理士の福島が商標のお話をします。

ころ柿商標登録

2016-11-10 09:25:13 | 日記

地域の特産品の品質を国が保証する「地理的表示(GI)保護制度」に先月登録された「能登志賀ころ柿」作りが、県内一の干し柿産地・志賀町で最盛期を迎えている。ころ柿の中でも高級ブランド品が育ってきており、海外に売り出す動きも出てきている。

秋晴れの5日、同町若葉台の農産物生産加工会社「菜夢来(さむらい)」の加工場で、早生(わせ)品種「平核無(ひらたねなし)」の皮むきと乾燥の作業が行われていた。干し柿は室温約28度、湿度約70%に保たれた工房で約2週間、乾燥させる。今季は、社員10人でころ柿20万個を生産する予定だ。

乾燥後に熱湯殺菌するのが同社の特許製法で、とろっとしたゼリー状の果肉に上品な甘みを凝縮した逸品を作り上げる。同社のころ柿は、高級ブランド品として市場評価も高い。

同社は、老舗百貨店「三越本店」や高級スーパー「成城石井」など首都圏への販路を持つ。今年は輸出に向けて商標登録を行い、香港の代理店を通して台湾や中国、シンガポール、フランス、アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイへ出荷する計画も進めている。

石村高志代表(50)は「海外に打って出るにはもう納屋の2階で柿を干す時代ではない。安全衛生面を徹底管理して都会や海外で勝負すれば市場は無限に広がっていく」と話した。皆さんは「ころ柿」って知っていました?