フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

奥武蔵アルプス

2011年11月14日 08時57分08秒 | 登山

 今回は、一泊二日で、奥多摩の御嶽駅から棒ノ折山に登って長沢背稜に入り、奥武蔵アルプスの尾根を伝って、武甲山に行く予定をたてた。
 結果的に、時間がなく武甲山には行けなかった。そこで、途中、大持山の手前の分岐点から妻坂峠に降りて横瀬駅に向かうことになる。
 時間が足りなかった原因は、今回のコースは水場が全く無くて、スタートの時点で水を5リットルもっていき、重くてスピードが上がらなかったこと、それから道を二回ほど間違えたことである。
 奥武蔵アルプスは、ほとんど人通りがないところで、道が二股に道がわかれている箇所が多く、かつそれにも関わらず標識がない。それで違う方に向かって行ってしまった。そもそも、二股にわかれていること自体に気づかなかった。単に道がしっかりしている方に向かっていってしまった。
 途中、何かオカシイぞと気づいて、コンパスで方向を確認し戻ることができたが、下りで20分進んでしまったら登りはもっと時間がかかってしまうので、一時間弱の浪費になる。プラス疲労も。
 まぁ、間違ったことより修正できたほうに注目しておこうと思う。なにより生きて帰る方が一番だからだ。なんとなく変な感じに早く気づけるかどうかが大事である。


 
いろいろ注目すべきところがあったが、絞って、ウノタワについて書く。この地域は伝説というか神話があることろである。

 むかし、この場所には、大きな沼があったそうである。深い森の奥にあり、なかなかその沼の姿を見ることはできなかった。
 ある日、道に迷った猟師が深い山に分け入っていく。そして、何か光が放たれていて、その光に導かれるように、深く進むと、美しい沼があった。
 猟師は時間を忘れてその美しい沼に見入っていた。すると、、中から黒い大きな鵜が現れた。しばらくすると、鵜の黒い羽は金色に輝きだした。
 そこで、猟師は、鉄砲に弾をつめ、鵜に向かって1発打った。弾はみごとに当たり、大きな鵜は死んでしまった。
 すると見る見るうちに鵜の姿は消え去り、山上の沼もすっかり消えてなくなってしまったそうだ。
 この鵜は、神様が姿を変えていたのである。
 それ以来、神様は姿を隠してしまったそうである。そして、美しい沼も、もう蘇る事はなかったとのことだ。
 沼の消えた後の山頂は大きな窪地となり、村人達は、ここを、鵜の田(ウノタワ)と呼ぶようになったのだそうだ。


画像 1548  



画像 1550


 杉、檜の単調な景色がつづいているなぁと思っていると、突然、唐松の落ち着いた景色が現れる。そこがウノタワである。なんとも言えないすばらしい光景だった。唐松は気持ちを落ちつける効果かあるようだ。


画像 1549

 ウノタワの有名な大ブナ。この辺の地理に詳しい人がいて、教えてもらった。

 
近いうちに、もう一回奥武蔵アルプスに行きたいと思っている。

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奥武蔵の紅葉

2011年11月13日 14時50分37秒 | 日々の出来事・雑記
奥武蔵アルプス(最近できた名称)のウノタワ付近の紅葉。今年の紅葉は全然ダメだけど、それでもところどころ綺麗な場所がある。
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JPモルガン社長の返信メール

2011年11月10日 08時44分57秒 | 日々の出来事・雑記

 若い女性がJPモルガンの社長に、ある質問メールを送った。それに対する返答がなかなか素晴らしいので、引用してみようと思う。 

 正直に、はっきりと聞きます。私、年収4千万円以上の男と結婚したいと思ってるんです。今25歳で、見た目は結構可愛いと思ってて、スタイルもいいと思うんだけど。
 確かに、欲張りだと思うんですけど、ニューヨークの中間所得層の年収が8千万円くらいだし、大した事ないと思うんです。
それで、このフォーラムに来てる人で年収4千万円以上の人っていますか?それとも、みんな結婚してるんですか?
質問は一つだけ: どうやったら金持ちの男と結婚できるか。
実際に、年収2千万円くらいの人とは付き合ったことはあるんですけど、それ以上の年収の人と付き合った事なくて、もしニューヨークの西にあるNYガーデンって所に引っ越すと考えたら、2千万の収入じゃ少ないと思うんです。
 
 だから、少し聞きにくいんですけど、いくつか質問です。

 1) 金持ちの学士を持ってる人っていうのはどこで遊んだりしてるんですか?(できれば、レストランの名前とか、具体的なバーの場所とか、ジムとかの住所)

 2) どれくらいの年齢層を狙えばいいのか。

 3) なんで金持ちのほとんどの妻の見た目が普通なのか。何人か会った事ある中じゃ、普通以下(笑)、なのに金持ちの男と結婚できてるんです。

 4) どうやって結婚する女性を選ぶのか、どういう人が彼女向けなのか (私の狙いは結婚する事)





 若くて可愛い女性へ

 興味深いメール読みました。実際、あなたのように考える人は少なくないと思います。
 なので、一人の投資家として答えさせてください。
 僕の年収は8千万円以上で、あなたのいう条件は満たしてると思うから、僕が答えても問題は無いよね。
 ビジネスマンの視点としては、あなたと結婚するのは悪い選択と言えるだろう。
 
 答えはシンプルだから、説明させてね。
 少し詳細を加えながら説明すると、あなたは、"美しさ"と"お金"の交換しようとしてるってこと
 Aさんが「美」をあげるかわりに、Bはそれにお金を払う、ということ。
 すると、そこにヤバイ問題があるんだよね。僕のお金は無くならないけど、君の美しさっていうのはいずれ消える。しかも、僕の収入は年々増えるけど、君は、毎年綺麗になる事はない。
 
 ビジネス的な説明を加えるとすると、僕は魅力的な「資産」だけど、君の「資産の価値は低い」といえる。
 実は、君は普通の資産ですらなくて、急速に変化する「消費する資産」ということ。君の価値は10年で更に悪くなるからね。
ウォールストリートには、トレード(交換)の時に「短期交換」ていうのがあるんだけど、"君とのデート"にはその「短期売買」があるんだ。
 もし、交換するモノの価値が将来的に下がると考えると、
その交換するモノは長期的に持ってるモノじゃなくて、というか君のいう「結婚」と考えてたら、少し言い方が悪くなってしまうけど、君は資産としては、売られるか"レンタル"した方が賢い選択だということ。
 年収8千万円以上の誰でもいいっていうのは悪くないけど、僕たちは君とは結婚しなくて、デートだけっていう事。
 
 アドバイスするとしたら、金持ちと結婚する方法を探すっていうのは忘れて、自分自身で金持ちになって年収8千万円稼いだ方が、金持ちのおバカさんを探すよりもいいと思うよ。

 こんな返事になったけど、少しでも助けになれば。

 あ、あと、もし"レンタル"に興味あるんだったら、連絡してね。


 
 男側からしたら小気味のいい回答である。女性側からしたら、少しムカっとくるのではないだろうか。
 それは仕方ないことだ。このメールの女性が、男性を一人の人格としてではなく数値(資産)として見ていることが明らかだからだ。それでモルガンの社長は同じように女性の価値を資産に換算するとどうなるかを説明することなる。その辺は、さすが社長、賢い。
 
 結婚は恋愛と違って、特に女性の場合、経済的な打算が含まれることは理解できる。経済的に余裕があればその点についての争いが避けられるからわずわらしい問題が減るだろう。その意味で、金があれば幸せに近づくことは否定しない。ただ、ある程度の金は幸せにとって必要条件かもしれないが、十分条件ではない。金だけでは幸せにはなれない。
 
 美しさはいつか消えてしまう。だけど、愛だって消えてしまうじゃないかといわれればそうである。ただ、美は確実に消えてしまうのに対し、愛は消えずに強くなる場合がある。
 
 いろいろ面倒なことをいうのをやめよう。経済力だったり、美だったり、愛だったり。皆、不確実なものではないか。
 長い人生いろんなことがある。山あり谷あり。その中で、揺らぎながらも二人の絆を切らないようにすることが一番である。それは、そんなに難しいことではない。今この瞬間に、身近な人を大事にしているかどうか考えてみればいい。身近な人との関係をうまくできないのに、どうして結婚相手を大事にできるのだろうか。
 結局、継続とはそういうことの積み重ねである。


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最近の日本の問題

2011年11月09日 08時54分37秒 | 社会・政治・思想哲学

 いろいろと世間を賑わしている問題がある。例えば、TPPの問題、大阪市長選の争い、オリンパス問題などである。なんとなく感じるのは、これらの問題はすべて同根のなのではないかということである。つまり、日本人の昔からの精神性、狭い自分たちだけの村社会(共同体)の利益をどのよう守るかという思考である。
 日本人は寛容でおとなしいにも関わらず、自分たちの共同体の既得権が侵されそうになると、かなり激しい抵抗をする。また、共同体が閉鎖的で、情報をオープンにしてそれを共有的に使うことを嫌う。
 私も、何を隠そう日本人であるから、共同体の利益を守っていく感じがよくわかるし、自分がその中心にいたらそうなるかもしれないなぁとも思っている。それはそのような社会で生きてきて、そのような価値観にどっぷり使っているからである。
 と同時に、アナーキストでもある。だから、一回日本の慣習や制度を壊して、新たに作りなおしたほうがいいのではないかとも思う。そして、そのほうが混乱するかもしれないが楽しそうである。全く知らない土地に放り込まれてしまった場合、不安に襲われ一歩も踏み出せない状態になるより、この街どうなっているんだと歩きまわるのが本能だと思うからである。だから、知らない街に放り込まれることが、大事なのである。
 私は、基本的に、守るより(自分の利益も含めて)壊す方の政策を支持しようを思っている。もちろん例外もあるけれど。

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タイの泣けるCM

2011年11月07日 23時33分56秒 | 日々の出来事・雑記


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Arrowについて

2011年11月07日 08時36分31秒 | 日々の出来事・雑記

 昨日から、ArrowというSNSをやり始めた。けっこう面白い。どういうものかというと、200字以内の短い言葉を投げかけると、ランダムに知らない誰かに突き刺さって(矢のように、つまりアロー)、その誰かが何か返事してくれるというものである。また、ほっておくと誰かの言葉がわたしに向けられ、わたしもそれに返事することになる。
 ほのぼのとした雰囲気で、多分、ツイッターと違って荒れることはないと思う。
 
 ツイッターが場の共有だとすれば、このアローは軽い自己承認をめぐるコミュニケーションツールだと思う。
 ツイッターはつぶやいたとしても、基本的に返事は帰ってこない。もちろん反応があることはあるが、ない場合がほとんどである。それで何が楽しいか分からないかも知れないが、ツイッターの面白さは、ハッシュタグなんかを使って、ある事柄について、場を共有し、そのトピックについて意見を交わし合うところにある。その場に加わっている感じが楽しいのである。
 これに対し、このアローは自分のつぶやきを誰かが必ず受け止めてくれて、返事を返してくれることに楽しさがある。どんなにつまらないつぶやきであっても、それを受け止めましたよ、という承認が与えられるわけである。
 
 人間の欲望を分析していくと、その本質は自己承認をめぐるものなのではないかと思っている。たとえば、人が実用的なものをこえて必要以上に高価なものを所有したいと思うのは、人に認めてもらいたいからである。このように、自己承認を得るために人間は無駄な努力をしていることが多い。もちろん、わたしも。
 アローは強力にわたしを認めてくれるツールではないが、軽い自己承認の欲望を満たしてくれる。だから、このSNSはけっこう受けるのではないかと思う。

 ただ、宗教の本質は、自己承認を得られない場所で、またそれを求めないで、どのように人間はやっていくのかを考え実践していくことなのではないかと思っている。
 だからナンなんだと言われれば困るが。アローとは関係ない話になってしまった。

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将監峠~東仙波

2011年11月04日 09時04分12秒 | 日々の出来事・雑記

 昨日、将監峠に行ってきた。だいたい昼頃に将監小屋に着いた。ちょうど雨が降って来たから、雨宿りを兼ねてそこで昼飯にすることにした。 
 
 将監峠は交通アクセスが悪くて
遠い。気分としては秘境という感じである。それにもかかわらす小屋にはたくさん人がいた。カップラーメンのお湯を沸かしていると、隣のベンチに座っている人に話しかけられた。一人は千葉の九十九里からきた感じのいい男性で、もう一人は岐阜から来た年配の女性である。
 
 年配の女性はどう見ても60代くらいにしか見えないのだが、77歳だということである。一人でここまで登ってきて将監小屋に一泊して、明日は和名倉山まで行くそうだ。ちょっと信じられない。それほど楽なコースではない。正直言って怪物である。彼女をみていると、歳をとっていても継続的に鍛えていれば、かなりやれることがわかる。勇気が出てくる。また、本人が楽しみながらやっていることも大きいと思う。
 登山している人は本当に若い。運動しているからだと思うが、それだけでは説明がつかない部分もある。

 けっこうハードな筋トレをした次の日は、筋肉痛で調子が悪いことが多い。しかし、重い荷物を担いで何時間も歩く登山のほうが筋トレよりハードなはずであるが、登山から帰ってきた次の日はびっくりするほど体の調子がいい。もちろん筋肉痛はあり体は疲れているはずなのだが、調子がいいと感じるので不思議である。
 一番びっくりするのは、朝起きるとあれがビンビンしている(男なら言っている意味がわかると思う)ことである。体に生命力がみなぎっている。
 ハードな登山は人間を若くさせる要素があるのかもしれない。
 
 今日も、朝起きたらガチガチビンビンになっていた。バイアグラなんて全く不要。すごいよ、本当に。

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何度も、何度でも

2011年11月02日 19時32分29秒 | 日々の出来事・雑記

 毎日同じ事の繰り返しで人生つまらないという人がいる。たまーにそういうことを思うが、ほとんど同じような生活を何年も続けているにも関わらず、あまりそういうことを考えない。
 昨日、そういう話をする機会があった。地下鉄南北線は電車のホームに立派な柵があって人身事故が起こりにくい構造になっている。JRの中央線とかは人身事故が多いから、これと同じような柵を作ればいいのになぁという話をした。冗談かもしれないが、実際にたまに線路に飛び込みたくなるという人がいた。その理由は、特に具体的な問題があるわけではないが、漠然としたもので、毎日同じことの繰り返しで歳ばっかりとって人生が嫌になってしまい、終わりにしたくなるそうだ。
 
 それについて考えてみる。どうしてそういう風に思ってしまうのか、どうして私はそういう風に思わないのか。
 
 「毎日同じことの繰り返し」という感覚が、ちょっと違うなぁと思った。
 もちろん私だってドラマのような変化のある生活をしているわけではない。だいたい朝起きて顔を洗って歯を磨きコーヒーを飲んで、8時になるとフジのとくダネにチャンネルを回してニュースを見る。そのようにいうと毎日同じことの繰り返し
じゃないかと思われるかもしれないが、決して毎日同じではない。ニュースの内容だって全然違う。とくダネがつまらなければ、違う局も見る。体調だって少しずつ違う。微細な差かもしれないが毎日毎日違う。少なくとも私はそうだ。同じ日などない。
 毎日が同じことの繰り返しと感じる人は、その微細な違いをあまり意識せず同じことのように感じているのだと思う。
 それはなぜなのだろうか?
 
 多分、嫌だったり苦しいことを無理にやっているのだろうと推測する。だから、感覚を鈍化させてその苦しいことをやり過ごすのだと思う。確かに、感覚を麻痺させ、いろんな感情が起こらないようにすることでストレスが軽減される。しかし、それでは、毎日の微妙な変化など全く分からなくなってしまうだろう。そして、結局、人生がつまらなくなってしまう。
 
 もうひとつは、物事についておおよそのことは予測可能だと思っているのだではないか。つまり、今日起こることについて、だいたいのことはわかっていると。
 私は、将来なんてものは全く何が起こるのか分からず、すべての人に平等に開かれていると思っている。もちろんいいことも悪いこともある。未来はさっぱり分からないと思う。それだけで、ワクワクしてくる。と同時に、多少の怖さも感じていて、ナメずに慎重に行動するようにしている。
 とにかく自分に起こったいいこともやばいことも、真剣にかつ夢中で処理する。少なくともそうするように努力する。そうするといろんなことが見えてくるし楽しくなってくる。苦しみを逆転させそれを楽しくするにはそれを乗り越えるしかない。マゾなのかもしれないが、山登りだってきつくて嫌だが、じっとそれを耐えて登っていると快感になってくる。苦の中に楽しさかあり、楽の中に苦がある。
 人間関係だって毎日微妙に違う。今日、きれいな女の子に冷たくされても、明日はにっこり微笑んでくれるかもしれない。毎日の微妙な変化に敏感になるには、感覚を鋭敏にしておかなくてはならない。微妙な変化に対して敏感に反応できる能力は、災難から自身を守ってくれる。ただ、多少疲れる。だから、健康に気をつけて体力をつけておかなくてはならない。そうしないともたない。

 平井堅の歌で「何度も何度でも、僕は君に恋をする」という歌詞がある。甘いラブソングだが、もし、そういう風に過去をリセットして生きていけたらなかなか楽しそうだなぁと思う。
 実際には記憶があるのだから過去をリセットなんてできない。けれど、自分は決して毎日同じではない。相手も毎日違う。微妙に違う自分と、微妙に違う相手が会話するのだから、毎日違う関係性が生まれるはずである。
 
 未来はすべての人に平等に開かれている。そして、何が起こるか分からない。けっして同じことなんかない。一瞬一瞬を真剣に向きあえば、苦しいかもしれないがワクワクした人生が送れるはずである。このワクワク感が人を前にすすめるのだと思っている。

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