フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

意味のない言葉のやりとり

2010年05月26日 00時03分42秒 | 社会・政治・思想哲学

 意味のない言葉のやりとりほどコミュニケーションとしての純度が高いという。
 例えば、好きな女の子がいたら、話の内容なんて何でもいいからとにかく何か話しかける。内容なんて本当に何でもいい。天気の話でもいいし、髪型やファッションのことでもいい。とにかく彼女とコミュニケーションをとることが先決だ。
 そこでは、言葉の内容のやりとりは重要ではない。単に「私の言葉を受け入れてください」もしくは「あなたが好きです」ということに力点がある。

 コミュニケーションは、言葉の意味のやりとりで情報交換するということが重要だと思いがちであるが、実はそうでなく、単に「私を受け入れてください」という発信と「はい、受け入れます」という承認という過程が重要なのである。
 付き合い始めの女性が、意味のないメールを大量によこすのも、「私を受け入れてください」という発信である。それにいちいち返信していくことが重要である。「私はあなたを受け入れています」ということだから。
 このように意味のない会話やメールには、きちんとした意味がある。コミュニケーション能力を高めるためには、相手の言っていることを、どのようなことであれ、受け入れ承諾するということが必要なのである。

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