フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

真っ暗な御前山避難小屋

2010年10月16日 19時23分34秒 | 登山

 今、山奥にひとりっきりでいる。御前山の避難小屋だ。
今朝、武蔵五日市駅からでて、大岳山~御前山~三頭山の奥多摩三山を縦走中である。今日はここで一晩過ごす。
  山の夜は暗くて怖い。完全になめていた。六時を過ぎたら、もう真夜中である。正直いって、小便ちびりそうなくらい怖い。もしかしたら、こんなに静かで真っ暗な夜は生まれて初めてかもしれない。ちょっと記憶にない。
 風で樹の枝がゆれる音がするだけで、ピクッと反応してしまう。風で戸がゆれると誰かがトントンとノックしたような感じになる。

 人間はこの深い闇に耐えられなくなったから、共同生活を始めたのかもしれない。
また、静かで真っ暗な闇は、どこかの異界へと通じている。
 そんなバカなという人は、一回この闇を経験してみたらいい。私が戯言をいっているわけではないことが、わかるだろう。


 怖いからもう寝よう。ではまた。

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