旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

北播磨の田園風景を往く 加古川線を完乗!

2018-03-28 | 呑み鉄放浪記

 北播磨の西脇市です。2両編成にカタコトと揺られて加古川を遡って来た。
加古川線は、ここで単行電車に乗り換えて福知山線の谷川駅へ向かうのだ。
「呑み鉄」なんてゲームでもしていなれば、一生乗ることはないなとひとりごちる。 

梅田のホテルを早めにチェックアウトして6時台の快速に乗ったのに8時をまわった。
思ってたより遠い。京阪神の地理の把握は大雑把と云うか疎い。時に失敗する。 

部活の中高生を満載してきた2両編成が折り返しの西脇市行きになる。
このエメラルドグリーンは、奈良や和歌山を走っているのと一緒だろうか。 

滝野駅に途中下車する。この小さな町の酒蔵を訪ねてみようと思う。 

駅から歩いて10分弱、加古川べりに "神結"、"闘竜灘" の神結酒造を訪ねる。
土曜日も開いていると思っていたけれど、呼べど返事もない。残念。
しかたなしに駅近くのCOOPで車中酒に "闘竜灘 極寒造り にごり酒" を求める。

 

加古川線は西脇駅で運行形態が変わる。この先は単行電車で往く。
事情を知ってる人は、老いも若きも、跨線橋の先の3番線へと席取りの猛ダッシュだ。
完全に出遅れたボクは苦笑するしかない。
それでも何駅か先で末席を確保すると、"闘竜灘" のスクリューキャップを切る。 

トロッとした舌触りと風味、普段飲まない甘口の酒を愉しんでみる。
のんびりと加古川上流を往く。ほろ酔いと電車の揺れが気持ち良い。

単行電車は谷川駅の4番線にモーターの音を響かせて終着する。
駅周辺に静か。た・に・が・わって響きの通り、分岐点である以外変哲のないローカル駅だ。
これから播但線にまわってみようと思うのだが、それにしても福知山行きは遅れている。 

加古川線 加古川~谷川 48.5km 完乗

涙の誓い / アリス 1978



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