『袋田の滝』は茨城県久慈郡大子町にある巾73m・高さ129m、四段に落下するところから別名「四度の滝」とも呼ばれ、日本三名瀑の一つです。
観滝するにはトンネルを潜るのですが、通行できるのは歩行者のみ、従って近くの駐車場に車を停めます。お土産屋さんがあってそこの駐車場を利用させてもらいました。お店の人は好意的で気持ち良く停められました。ここはトンネル直近ですが、ここまでの道路は10:00以降通行出来なくなるので注意が必要です。
トンネルを通るには大人300円がとりあえず必要です。「とりあえず」というのは午前8時以降ということでこれより早く入って早く出れば 無料で滝を観ることも可能です。ただしこの場合8時から運行するエレベーターを利用する新観瀑台は利用できません。お得情報としてはJAFの会員証を提示すれば50名まで250円で通行できます。僕達はもちろん利用しました。
トンネル内は作業者通行用の趣で、地下の核施設へでも向かって行くような気分です。
途中に観音像がありました。工事の無事を祈ったのでしょうか。
このトンネルを利用して観瀑出来るのは3ヶ所あって、こちらともう一箇所とエレベーターを利用する所です。
こちらはからはこんな風に見えますが今ひとつですねぇ。左端にも観瀑台が見えています。これから行きます。
後で向かう対岸の景色が見えます。紅葉になると綺麗でしょう。
トンネルの突き当たりに「お不動さん」がありました。
携帯でもUPしましたがこちらの方がやや画質は良いかと思います。『袋田』の地名のおこりは、元々はこの辺りは滝があるから「瀧村」と呼ばれていたそうですが、応永年間に滝の近くの月居山(つきおれやま)に城を築いた北酒出助義の二男定義が袋田氏を名乗った為このようになったそうな。
新設された観瀑台へ向かうにはエレベーターを使います。
紅葉になればこれはこれで見事だと思う。
さてエレベーターで再び元の観瀑台へ戻り、橋を渡って対岸へ向かいます。
対岸にも展望台がありますが、こちらからの眺めはあまり良くありません。
こんな感じです。
対岸の道に赤い鉄製の階段がありそれを上ってさらにその先のコンクリートの階段をも上っていくと、袋田の滝の上部が見えてきます。特にどおってことありません。
途中に『天狗岩』と呼ばれているらしいものがありました。ここで天狗が滝見をしていて、夜な夜な羽ばたく音がしたそうな。羽音がしたのは確からしく、これはこの辺りに生息するムササビのものらしいです。
さて「袋田の滝」よりさらに奥にある『生瀬滝』です。遠目にしか見えませんがそれだけに神秘的な感じもします。
竜神吊り大橋って何のために設置されたのか良く判りません。多分、観光目的なんでしょうねぇ。
橋のたもと駐車場側には竜をデザインした彫刻がありました。
近くにもう一つかえるに見える岩があります。このかえる何となくぐうたらな感じがして、親近感を覚えてしまいました。
映像では光の反射でよく解かりませんが、所々にアクリル板が敷いてあって、橋直下の景色を覗けます。大丈夫とは知りつつも上を歩けませんでした。動画の途中でグレーチングの下を覗いているおじさん達がいますが、これは中に小銭が投げ入れられていてそれを見ているんですねぇ。僕はまた来たいとは思わないので無駄使いはしませんでした。
橋を渡りきると『木精の鐘』(もりのかね)という施設がありました。「愛の鐘」・「幸福の鐘」・「希望の鐘」の三種類あって100円で好きな鐘を自動演奏させられます。
けっこう強力な音量でびっくします。
記念撮影です。ちなみにこの橋の渡り賃は通常大人300円ですが、JAFの会員証を見せると270円になります。