白寿を目指す抗衰老ライフへの誘い

慣れ親しんだ新容器野菜養液栽培に別れを告げ、新たに取組んだ老人の終末課題の経過発信を続けさせて頂きます。

―グリーンサラダを美味しくさせるワザ!ー

2016年07月06日 | グルメ

昨年から当ブログで、NPP 「ニューポットポニックス」と命名した5号ポットの簡易養液栽培に依る「マイクログリーン」の紹介を何度か試みたのですが、残念な事にコメントの書込みが全く無く、「マイクログリーン」に皆さんがどんな感想を持たれたのか、反応すら知る由もありませんでした。

マイクログリーンは新鮮な葉物野菜のサラダグリーンの一種ですが、野菜サラダ食は欧米から日本に伝えられた食文化であり、今でこそ、日本でも葉野菜類を色々混ぜ合わせて一皿に盛って様々なドレッシングを加えて賞味するようにはなりましたが、トンカツの付け合わせるキャベツの千切り、刺身の褄にもされる大根の極細切り等とは違い、多種類の生野菜を盛り合わせた献立の一皿で戴くのは今尚、一般には日本食とは余り馴染まないと言う事かも知れません。

 

グリーンサラダを美味しくさせるポイントは?―

その「マイクログリーン」と呼ばれる由来ですが、生野菜の素材の形態の違いであり、丁度、発芽野菜の「スプライト」、幼葉野菜の「ベビ―グリーン」、その中間の大きさの状態で収穫する幼芽野菜のサラダグリーンの事であります。

それを皿に盛り合わせてサイドディッシュにして戴くのですが、そんな素材形態の細かい違い等、グリーンサラダの食文化を持たない日本人には、一寸理解し難いと言う事だったのでしょう。

 

―家庭園芸栽培の革命となる小さくても強力なマイクログリーン―

今や日本でも、健康上の理由から野菜摂取の大切さが強く叫ばれて久しいのですが、1日当たりの推奨摂取量は350g以上と言われても、其処までに達して居ない方が多いのが現状であるのも確かです。

そんな事からでしょうか、その野菜不足に託けるかのように、テレビ等で日夜絶え間なく流され続けられる「青汁」の宣伝マスコミ合戦、サラダ野菜の食文化に馴染みの薄い日本人には打って付けと言う事でしょうか、これで野菜不足が補えるとする宣伝文句、毎日の事で辟易し、何か情けなさを感じずにはいられません。

 

        ―おなじみの青汁の画像集よりー

一方、野菜サラダ食文化を持つアメリカでも、栄養サプルメントの大流行の国の事ですから、当然、「青汁」の類が売り出されているのは確かです。

しかし、その消費者の観点には大きな違いがあり、もしも日本の「青汁」宣伝文句を彼らが聞いたなら、多分、稚拙な子供騙しも良いところと言うでしょうし、それが日本では大人にも通じる話と言うならば、最早、野菜食文化の未発達とでも言うしかありません。

実は先日、そのアメリカのネット上に、野菜食文化の中心レシピとも言える、グリーンサラダの上手な盛り立て方のコツ! そんな紹介記事が載っているのを見つけました。

正直に言って、サラダグリーンはどんな種類の組み合わせが良いのか、欧米食ではそのスタンダードとされている料理によって決める組み合せがあるのかどうか、先に申した「マイクグリーン」のアメリカでの栽培品種の種子の組み合わせと同様に、それがサラダグリーンを自ら育てるノウハウの一助になればとの思いがあって、興味津々で読ませて頂きました。

 

-グリーンサラダ美味しくすコツは?―

それでは そのグリーンサラダを美味しくさせるワザを、此処で一寸紹介させて頂きますが、飽くまでも「ニューポットポニックス」でのマイクログリーン栽培の理解の一助になればとの思いからであり、青汁のコマーシャル批判をする積りではありません。先ずはそれを断らせて頂きます。

グリーンサラダの作り方

グリーン素材を洗って、綺麗して、ポンと皿の上に置くだけなら何方もできますが、高級なレストラン等で供される本格的なグリーンサラダ、その見ての素晴らしさは言うに及ばず、新鮮さと柔らさが感じられる農場からお皿のまで、丁寧に扱われて程よい量のオイルとビネガーでドレッシングされる優美なあしらい方のコツ、それを会得されておられる方はそう多くは居りませんと言うのです。

ところが、そんな素晴らしいサラダの作り方、特に難しいのでは無く、必要なのは細かい心遣いだけであると言うのです。

 

―レタスと言っても其の種類は多々あります!―

其処で先ず大切なのは、誰もが自分好みの得意とする素材での配合組み立てのサラダレシピを確立する事であります。 食欲を増す、多彩な香りと旨味、歯触りの良さを何百もあるレシピの中から選らんで、自分の指先の感覚に覚え込ませるのであり、第一級となる基本コースを学び取る事です。

その基本となる素材は、レタスと他のサラダグリーンを中心に盛り立てるのですが、其処へ果物とその他のハーブ野菜類を加え、絶妙なアクセントになる、クルトン、ナッツ、香辛料を散らすのですが、仕上げは、自家製のサラダドレッシングであり、最高の旨味が出るように纏めて上げる事と言います。

 

―サラダグリーンの素材は多彩です!-

 

最も新鮮なグリーンから開始

ポイントは先ず、その素材の新鮮さであり、レタスにはすべての品種が利用できるのであり、その持つ風味、歯ごたえ、色彩の良さ、その範囲のすべてをグリーン素材に取り入れます。

サラダグリーンの良さは、その時期に依り異なるので、市場に並ぶ最高の素材を選ぶようにします。

夏の季節なら、胡麻の様な香りとピリッとした辛みのあるルッコラや活気あるバジルを利用しますし、冬ならば、独特の苦みのあるグリーンのチコリーやエンダイブ等が入れて見ます。 自分好みですが、ヘビーなメーンディッシュの後に戴くアフターディナ一サラダにはそれが最適になるのです。

 葉菜はカットしてもその形を残す

葉を一口サイズに刻まれたサラダ、おそらくナイフを使ってサラダを食べるのが悪いマナーと思われていた時代からの進歩でしょうが、驚いた経験があります。

葉菜類をあまりにも細かくカットすると、本来の形が失われ、多くのパリパリ感が無くなって仕舞います。 一方で、大型の葉のままでは益々扱いが難しく、時にはお皿には収まらなくなって使いようが無くなります。

其処で、ルッコラ、バジル、パセリ、ウォータークレス、若いほうれん草等、葉の比較的小さいサラダグリーンでは、軸は切り取っても葉全体の形は残します。

大きな葉のロメインや大葉レッドオークリーフ等では、写真のように葉軸を切り取りますし、太くてかたい軸は除きます。

必要なサラダグリーンの量を決めるには、一人当たりのサラダは約一掴みと数え、グリーンサラダがメーンコースならば、其の量を2倍にします。

 

―中央の軸にそって葉を割き葉の形は残すー

 

―堅い軸の部分は丁寧に取り除くー.

 

グリーン部分は丁寧に洗う

 

―丁寧な水洗いが大切です!-

冷たい水に浸して丁寧に葉を動かして砂粒などを取り除きます。それから軽く指先を広げて葉を持ち上げてます。

多くのサラダグリーンは砂地で育てられるので、よく洗わないと砂粒が残ってしまいます。だからと言って、唯流水を流し放しにしても、汚れが全部取れるとは限りません。それなら、大きなボールや流しいっぱいに冷たい水を張って漬け洗いします。

サラダグリーンの葉は水の中から上げたり下したりすると曲げられて表面に小さなひびが入り、それが乾くと萎れの原因になります。丁寧に扱い、矢鱈にこすらない事です。何度も水に浸けえては、ゆっくりと指先を葉の下に入れては上下させます。

そうすることで、落ちた砂粒がボールやシンクの底にたまりますので、それが無くなるまで続けます。

 

―1掴みのサラダグリーンーWebImagesより

グリーンの水は完全に切る

余計な水が葉に残っていると、ドレッシングの香味が薄まり、葉に良く絡みません。サラダグリーンの水切り器がありますが、完全に乾かすに充分な仕事はできないのです。無理に詰め込んだりしないで、少しずつ分けて水切りします。

長い間水切り器に掛けると、葉が中に詰まってしまいます。水切り器が無い場合には、乾いた皿拭きタオルやペイパータオルに丁寧に巻き包んで優しく抑えて水取りします。

 

シンプルなグリーンサラダドレッシング

シンプルなフレンチドレッシングには、オイル3に対しビネガー亦はレモンジュース2の割合の伝統的なドレッシングを使います。この割合は利用するオイルやビネガー、個人の好みによっても変わります。

 

―グリーンサラダの味の決め手はドレッシングーWebImagesより

最高の風味を求めるなら、最高級のオイルとビネガーを用います。各異なる組み合わせで試して見てください。

クルミオイルとバルサミックスビネガーのような強い風味のオイルとビネガーの組み合わせなら、ウォータークレス、ルッコラ、チコリーなどの重みのあるサラダグリーンにはお誂えと向きのドレッシングになります

フレンチドレッシングを作る秘訣は、多くの場合で一度に全部を作るべきではないのです。伝統的なフレンチドレッシングを作るためには、オイルをゆっくりビネガーに注ぎ乍ら、泡立てるか或いは両方を一緒にして、エマルジョンにするために密閉容器に入れて揺すります。

しかし、サラダに和えるのなら、エマルジョン無しでサラダグリーンは、むらなくコーテイング出来るのです。事実私の場合、普通はボールの中だけでドレッシングしています。塩、コショウ、ビネガーを、グリーンには振り掛けてはオイルを注いで和えます。

しかし、オイルとビネガーの量を目で見て正しく判断出来るまでは、別なボールで先ず材料を計量する必要があるでしょう。テーブルスプーン1杯のオイルに対しテーブルスプーン1杯の計量が伝統の割合と覚えてください。

  

ボールの中でドレッシングを和えるー

グリーンに充分にコーテイングされるまで和えてください。優しく和えるには大きなスプーン或いは手を使ってください。葉の味見をして調味料を調整して直ちに盛り付けて出してください。

 亦、サラダボールの底でも混ぜ合わせできますし、サラダスプーンをボールの中で交互に動かしてグリーンに優しく合わせます。そうするとテーブルの上でも、手軽に和えることが出来ますし、グリーンの中にドレッシングが留まる事がありません。

サラダプレートの上では決してドレッシングしてはいけません。ボールを使ってください。充分に和える余裕があるからです。

余分なオイルとビネガーはサラダプレートに溜まる代わりにボールの中に残ります。

優しく、しかし完全にあえてください。両手と2つの大きなスプーンを使って、丁寧にグリーンを返して充分にドレッシングがコ―テイングさえるまで和えてください。味見しながら正しく調味されるまで、少しずつオイル、ビネガー、塩、コショウを足してください。出来上がったサラダはすぐに食卓に供してください。さもないとドレッシングで直ぐにもグリーンが萎れます。

 

以上ですが、この話のポイントは、大切なのはサラダグリーンの素材の選択とその組み合わせであり、丁寧な水洗いと水切りであり、最も大切なのが調味、サラダドレッシングの作り方とその和え方です。

 此の話、何かご参考になりましたでしょうか?

 

―サラダグリーンのオープンガーデンーWebImagesより

サラダ食文化に疎い我々日本人には、家庭菜園でも、どんな種類のサラダグリーン栽培から始めたら良いのか、其の初歩からスタートする必要があるかも知れません。

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6 コメント

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はじめまして (豆苗&スプラウト&かいわれ大根&マイクロハーブ&マイクログリーン'sコミュニティ)
2016-08-03 11:33:18
はじめまして。
当方、仕事にてかいわれ大根やスプラウトの生産者とお付き合いしております。
私も3年くらい前の米国FDAによるマイクログリーンの高栄養価は調査するべきとのプレスリリース以来、マイクログリーンに大変関心を持っています。
貴ブログでマイクログリーンに関する記事を拝見させていただきましたが、マイクログリーンとスプラウトの違いに関して少々異なるのではと思いました。
結論を先に言いますと、日本語スプラウトと英語Microgreensはほぼ同じ形態の野菜のことを指していると考えています。

それらの違いを説明させてもらいますと、
まず、日本語で使われるスプラウトと本来の英語sproutsでは意味(定義)がかなりずれています。そしてマイクログリーンは言葉として全く普及していませんので、一般的には野菜の形態を表す言葉としては日本国内では認知されていません。一部の方々がそれぞれの考え方で情報を発信されているのみです。

詳細な意見を述べますと。
まず、スプラウトの定義ですが、
昨年日本スプラウト協会と農水省合同で取り決められたスプラウトの定義は、「スプラウト類とは主に穀類、豆類、野菜の趣旨を人為的に発芽させた新芽で、発芽した芽と茎と食用とするものを指す」となっています。

この取り決めがあった会議に私も出席していましたので、この定義では曖昧な点も多く、もやしやアルファルファなどの培地を使用せず水だけで栽培する野菜も含まれるのではと異議をしたのですが、その点は今後再定義するとなりました。
(日本スプラウト協会はかいわれ大根やブロッコリースプラウト、豆苗などの生産者による任意団体で30軒ほどが正会員として参加されています。私は資材等の販売する会社の者ですので、賛助会員としての出席。当協会は、もやし生産者によるもやし組合とは異なる団体です。)

そしてWEB上にてSproutsの定義を色々と調査したところ、公式団体などの定義はありませんでしたが、いくつかの生産者のウェブページに記載されていることを参考にすると、上記に挙げたもやしやアルファルファといった水のみで暗室又は弱光下で育てる野菜のことを示すとなっていました。

そしてMicrogreensは、土もしくは土に相当する培地(水耕栽培のとき)を使用し、日光をしっかりあて双葉をしっかり開かせる、もしくは最初の本葉1cm程度まで成長させるとなっています。

主に参考にしたmicrogreens生産者は5カ国生産規模が大きい8生産者のサイトです。FDA発表以来現在では小規模やスタートアップ的な低三者が100軒程度いるようです。


以上をかいわれ大根等の生産現場を見てきている私が個人的にまとめますと、日本語スプラウトと英語Microgreensはほぼ同じ形態の野菜のことを指していると考えました。
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はじめまして‥‥ (管理人)
2016-08-06 12:30:22
当ブログへの丁重なコメントの書き込みを頂き恐縮に存じます。
スプラウト関連の資材を扱う会社の方との事で、スプラウトとマイクログリーンが商業的な立場から形態的に同じ範疇の野菜ではないかとする見解、それに異議は申しません。

その中では、商品的にスプラウトとマイクログリーンには違いがあります。唯、発芽野菜の総称のスプラウトに対し、その形態的な特徴から商業的にマイクログリーンと呼称されたのであり、スプラウトのように定義ははっきりしていません。

実はその違い、はっきり申しあげますが、その前に私事で恐縮ですが一言、生来の園芸趣味が嵩じて、新しい養液栽培法を考案する程の野菜栽培のマニアであり、種子からの子葉野菜であるスプラウト、発芽から光合成を開始して本葉の伸長展開を一部始めた幼葉野菜のマイクログリーン、その違いは、植物を実際に長年育てて来た経験から、簡単に認識できるのです。

ご存じかと思いますが、種子は発芽に先立って根の伸長を開始しますが、その根の伸長する環境が植物の生長に大きな影響力を持ち、パワーハウスと言われる種子の持つエネルギー源の利用に違いが生じるのです。
アメリカのFADの研究で明らかにされたマイクログリーンの高栄養成分の発現の秘密、それは将来の栄養成長、子孫を残す生殖成長のブースター役を担う、子葉と伸びた根軸だけのスプラウトとは、マイクログリーンのそれは、単なる成長過程の段階の違いだけでは無いと言うことです。

其処にはもう一つの重大な秘密が隠されており、それが前述の伸長する根部の環境条件、光合成が開始できる独立栄養生物たるエネルギー獲得ができる体制です。

スプラウトの生産体制と同じように見えて違うマイクログリーンの植物としての生長体制の違い、其処にスプライト生産に潜む潜在危険があり、生食の野菜サラダ文化を持つ欧米では、スプラウトによる苦い食中毒を経験することになって恐れられ、生まれたのがマイクグリーンなのです。
スプラウトに代わるマイクログリーンの登場、潜在危険の払拭となったのですが、最大のネックは鮮度維持できる賞味日数の短さであり、最大のメリットは、僅かな栽培期間で、簡単に容器自家栽培でサラダ野菜の自給が可能になることです。

ご興味が御座いましたら、考案した簡易ポット養液栽培をお試しください。
返信する
ご返事ありがとうございます。 (豆苗&スプラウト&かいわれ大根&マイクロハーブ&マイクログリーン'sコミュニティ)
2016-08-08 14:58:44
無作法なコメントにもかかわらず、また、誤字の多さにもかかわらず、ご返事して頂き、ありがとうございます。

少々疑問点がございますので、以下に私なりの考えを記させていただきます。

①スプラウトの潜在危険とおっしゃられていますが、欧米での食中毒事件、たとえばアメリカで頻繁に発生しているブロッコリースプラウトやアルファルファスプラウトのサルモネラ菌汚染、一昨年ドイツでのフェヌグリークスプラウトのO-104汚染などのことを指していらっしゃると思いますが、私の申し上げた日本語でのスプラウトは種苗会社の中原採種場さんのウェブサイトにありますようにカイワレ系スプラウトになります。上記欧米でのスプラウトはもやし系スプラウトとなり区別されています。この2系統は栽培方法もまったく異なっています。

またカイワレO-157食中毒冤罪事件以後、一方的に厳しい水の衛生管理義務が課せられたのではなく、それまで生産者が価格競争のみで走り、生産現場の環境をかえりみなかったことを反省し農水省と厚生省とともに共同で水を含めた生産現場の衛生マニュアルを作成しました。

②欧米にてもやし系スプラウトの食中毒が発生している原因は、潜在的危険ではなく生産現場の不備になります。生産前の種子殺菌を行っていない、生産設備や流通方法に衛生観念がない、そこに生で食すという最大の問題点が加わります(緑豆もやしや大豆もやし等は日本や中国、韓国で大量に消費されていますがほぼ全て加熱されて食べられている)。また日系大手もやしメーカーが日本の生産技術を使い、アメリカのHACCP等の法規を順守してアメリカで生産していますが一切食中毒を出していません。

③このカイワレ系スプラウトは本葉の伸展はありませんが、培地(ウレタンやパルプ)を使用しているので根部の伸長をさせています。(大手生産者に培地を用いず根を伸長させながら絡ます栽培方法もありますが)
またハウス内にて子葉をしっかり開かせ光合成もさせています。これは貴殿が貴ブログ内でおっしゃられているマイクログリーンの栽培方法とほぼ同じです。

④マイクログリーンはアメリカではカルフォルニアにて80年代より生産されているようですが、欧州でも同様な野菜がクレスという名前で大変古い時代から作られているようです(ハーブ系のクレソンのことではなく)。生産社名の中にクレスと付けられている所もあり、50年前くらいから作られています。ちなみにカイワレ大根はご存知のように間引き菜として平安時代から食されきており、大規模な施設栽培となったのは80年代前半からです。FDA発表によりマイクログリーンという言葉が世界中で有名になったようです(日本を除く)。

⑤最大のネックは鮮度維持できる賞味日数の短さは幼葉野菜であるため、カットして出荷しようか、培地付きで出荷しようともどんなに長くとも1週間が保存の限界です。保存期間を伸ばすことよりその1週間内に消費される方法を考えたほうが良いのではと思います。

最大のメリットの僅かな栽培期間で、簡単に容器自家栽培で自給が可能になることが最大の食中毒を発生させる原因となる可能性を秘めています。容器自家栽培は生活空間と栽培空間を同じにすることがその主たる理由です。

スプラウトやマイクログリーンの正確な情報を発信していくため、貴殿の様々なご意見をお聞かせください。

ご考案された簡易ポット養液栽培は大変興味はあるのですが、日量数千~数万パックの生産ならびに流通に対応できるのでしょうか?


返信する
ご返事ありがとうございます (管理人)
2016-08-10 13:35:36
何か舌足らずの返答で、何かご不審に思われているようですので、先に発表した下記の4つの表題の過去のブログ記事、ご覧になられて居りますか?
-スプラウトはスーパーフード!-
(2015年03月21日 | 日記)
-スプラウトの泣きどころ もやしに学べ!-
(2015年03月13日 | 日記)
―スプラウトの潜在危険!―
(2015年03月02日 | 日記)
―マイクログリーン スプラウトとの違い!-
(2015年02月23日 | 日記)

それでも何か得心が行かないと言う事でしたら、具体的にご質問ください。
尚、最後の質問にありました、「簡易ポット養液栽培は大変興味はあるのですが、日量数千~数万パックの生産ならびに流通に対応できるのでしょうか?」との質問、海外では実施例があり、ネット上でその記事を見ていますが、日本で実施可能か如何かわかりません。

唯、日本は生野菜の消費形態、サラダ食文化の違いで、食材の消費単位が少量過ぎて、「簡易ポット養液栽培品」をそのまま消費者にポットで売り渡すには、マイクログリーンでは根付きとなると、カイワレと違って大き過ぎて、又コスト的にも困難と思われるからです。

当ブログで紹介しているのは飽くまでも「ニューポットポニックス」の家庭園芸栽培のマイクログリーンであり、お考えのような商業化は考慮しておりません。 悪しからずご了承ください。
返信する
返信コメントありがとうございます。 (豆苗&スプラウト&かいわれ大根&マイクロハーブ&マイクログリーン'sコミュニティ)
2016-08-25 15:18:31
再度貴殿のブログ記事3点を拝見させて頂きました。
多くの疑問点等がございました。
マイクログリーンとスプラウトに対しては同床異夢のような趣があると感じましたので、疑問点等はお尋ねいたしません。
しかし、お伝えしたいこと1つと記事には無関係なことですがお答えお願いしたことが1つあります。

お伝えしたことは、カイワレ生産者が国側より一方的に厳格な管理措置を押し付けられたのではありません。あの冤罪事件を繰り返さないため、生産者団体が農水省と厚生省とともに共同で作り上げた管理基準になります。カイワレの生産現場や流通状況が一般の圃場で播種育成される葉物野菜とは全く異なることを明確にした上で、種子管理や衛生管理等自ら求めたのが厳しい基準になります。
カイワレの生産は、水耕施設農業の中でも1生産者あたり生産数量が特段に多く、日産数万パックとなる大量生産大量出荷になっており、また生産現場においては多くの機械導入、多くの従業員が従事している等が一般の圃場と異なります。大手生産者になると日産10万~20万パックも生産しています。
このような状況を一般の圃場と同一視するのはかえって危険です。

お答え願いしたことは、カイワレ生産社やもやし生産社に直接見学に複数社行かれ、生産現場を自らご調査されたり、国内外のスプラウトにおける食中毒事件に対する事実関係や各社の意見などお聞きされたことはありますでしょうか?
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質問の件 (管理人)
2016-08-27 16:15:47

マイクログリーンとスプラウトに就いてのブログの見解に疑問点があれば、ご自分で比較栽培実験をしてお調べください。物事にはご自分の知識の物差しでは、聞いて分かるものと分からないものが有ります。

ご質問の件ですが、尋ねの趣旨がよく理解できません。日本のカイワレの生産が大規模に機械化された設備の下で、種子管理や衛生管理等、厳しい基準をクリアーしての商業生産、当該業界の立場からすれば、誤解を招くようないい加減の事を言われては心外と思われていると受け取りました。

もし、そうでしたら、当方に質問をされるのは立場違いであり、元より、当該食中毒事件に対する事実関係や各社の意見などお聞きするなど考えた事もありません。
悪しからずご了承ください。

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