昨日、サントリーサンゴリアスの清宮監督の講演を聞きました。
清宮監督は2001年に早稲田大学ラグビー部の監督に就任して、5年連続で関東大学リーグ対抗戦優勝、大学選手権を3度優勝させて2006年からサントリーの監督に就任しました。
就任した年はトップリーグ準優勝、日本選手権ベスト4、2007年はトップリーグ優勝、日本選手権準優勝という実績を残しました。
清宮監督の凄いところは低迷していた早稲田とサントリーを就任した年から結果を出したことです。
今一番旬な指導者だと思います。
講演の内容は『勝てる組織、勝てるリーダーの作り方』というお題。
話しの内容は早稲田で取り組んでいたこと主に指導者として選手達に対しての姿勢などがメイン。
【清宮流コーチング】
その①:熱いチーム作り
選手を熱くさせる⇒出来ることだけを伸ばす⇒自信を持たせる
出来ないことをやらせて出来なかったら自信を無くしてしまう。それよりも出来ることを一所懸命やらせて伸ばして行くほうが重要。
その②:言葉の使い方
問題点を明確にする⇒改善案⇒意識付けさせるもの⇒スローガン⇒言葉がチームを変える。
インパクトのあるスローガンを掲げ常にその言葉を投げ掛けることで紐付いている問題点改善案を意識させる。
その③:ミッション
何の為にやるのか?⇒理由、背景を語る⇒責任感、使命感
まわりにどんな影響力を持つのか?自分達の行動や結果がまわりに対して夢や感動を与えているんだという使命感。
という内容でした。
話しのほとんどが熱さや熱意についてでしたが、すごく重要なことだと思います。
指揮官が一人で熱くなるのではなく、選手、チーム全体が熱くなることを考えるマネージメントを説いていました。
講演が終わって、懇親会の席で挨拶に伺い名刺交換をさせて頂きました。
そこでもいろいろ話しをして頂きましたが、大事なことはその気にさせること組織力は一体感だということをお話しされてました。
個々の能力が高くても個々がバラバラでは総合力では負ける。全員が同じ方向に全力で走って行くようにする。
指揮官としての勝つ組織作りの基礎というか基本を教えてもらって気がしました。
リアルタイムで実績を出している人の言葉でしたから物凄い納得感を得ました。
清宮監督とサントリーサンゴリアスをこれからは応援します!
※清宮監督のサイトです。