教育基本法の改正が風雲急を告げています。来週には衆議院を通過するのではと言われています。これでいいのでしょうか??
こんなことで教育の基本法である「教育基本法」を改正?していいのでしょうか??
文字通りの誰が見ても『改正』であるのならば文句はないのですが、どう見ても私には『改悪』としか映りません。なぜ改める必要があるのか??
教育基本法のどこが現実に合わない、機能しないとか言うのでしょうか?誰がそうしてきたのでしょうか?
はっきりさせておきますが、私は改正に反対です。そもそも改正する必要性が全く感じられないからです。私に言わせればこれは絶対に『改悪』そのものです。この先には理想も希望も見出せません。
すべては競争原理、市場原理に任せ、ますます格差が開き、ほんの一部の富裕層と圧倒的に多数の貧困層、といって反発されるならば「被支配者層」に分かれてしまいます。
やっぱり、ここで改めて教育基本法(そして日本国憲法も)を読み直してみることが必要ではないでしょうか。(今更遅いと思いますが、参議院議院ではそう簡単には通過はしないでしょうから。)
というわけで、教育基本法を前文から各条項まで、といっても第11条までしかないのですが、私のブログ上で読んでいきたい、読んでいただきたい、かみ締めていただきたいと考えます。
【教育基本法】(前文)
われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。
われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性豊かな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない。
ここに、日本国憲法の精神に則り、教育の目的を明示して、新しい日本の教育の基本を確立するため、この法律を制定する。
これを 捨てると云う人間は 善人で無い事は確かだと思います。