鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

悲しいことです・・・

2012-02-24 21:46:21 | 思いつくまま

 きょう夕方夫婦でお通夜に行って来ました。 うちの町内会の前会長が88歳で亡くなったためです。 男性ですから、年齢から言えば年に不足はないですが、身内にとっては何歳であっても生き続けて欲しいとお思いでしょう。 人間は死にゆく運命とはいえ、誰であっても死は避けられないものとはいえ、長生きして欲しいと考える、とくに身内であればなおのことそう考えます。 要はその心構え、本人と周りの家族の常日頃からの覚悟みたいなものが必要であるということになるのでしょうか。 いつか死ぬ、それが近いかもしれないしまだ遠いかもしれない、でも死ぬということは考えたくない、というか死にたくない、だから考えたくない、そういう堂々巡りを繰り返し、忙しさや暇さに?惑わされていつしか時間はとおりすぎ、体調に異常を来たし、不本意ながら何が何やら、何がどうなっているのか分からないまま、説明が付かないまま物理的な死を迎えてしまう。 そうなるのでしょうか。それが俗世間の人間に昔から伝わっている?、常道、常に来た道、これから行く道なのでしょうか。 自分でも何を書こうとしているのか、何を言おうとしているのか、分からなくなってきました。

 お通夜に出ているとき、そうか丁度1ヶ月前にもお通夜に出ていたなと思い出しました。 大学時代の友達の早すぎる死です。64歳ですから。お通夜に出て、次の日は告別式に出て、弔辞を読みました。丁度一ヶ月前でした。 そのときに貰って来た花束はまだ健在です。 タフですね、花というのは。 美しいのに逞しい。生命力が強い。感心します。

 葬祭会館から出てきて、駐車場から空を見上げたら、見事な三日月。伊達政宗の兜の三日月のようなお月様が西の空に浮かんでいました。ビックリしたのはその月の左側にとっても明るい星が二つ並んでいたのです。丁度月とその星は45度くらいの角度で、しかもそれぞれ等間隔で並んでいたのです。 帰宅してから撮ったので左上の星ははっきり写ってはいませんが、何とかお分かりでしょうか。

        

 右端の星がお月様です。 こんな状態の西空を見たのは初めてです。

 きれいでした。 でも悲しいことはまだあります。

 『(がれきの処理の)協力を求め、全国各地を回る岩手県の担当者は””放射性物質を拡散する≪テロリストだと言われたこともある』

 これはきょうの朝日新聞の記事です。一面と二面に掲載された記事です。 見出しは、「がれきの受け入れ 29道県で『未検討』」 「がれき どこへ」 「被災地 山積み 復興の足かせ」 「自治体 受け入れ 根強い反発」 というものです。

 現在受け入れている自治体がある県は、青森・山形・東京・静岡県、具体的に検討している自治体がある県は、秋田・群馬・埼玉・神奈川・富山・石川・大阪の7府県で、兵庫県より西では全県が「具体的に検討している自治体がない」ということです。

 宮城県は通常の一般ごみの19年分、岩手県は11年分が去年の大震災で発生しました。がれき置き場にも困っているし、これからまだまだ建物の解体が必要で、がれきは更に増えることが見込まれています。

 静岡県島田市と神奈川県横須賀市のことを紹介していますが、ともにがれきは岩手県の山田町、大槌町(島田市)と宮古市(横須賀市)のものです。放射線についてはきちんと計測してのことです。問題ない計測値であっても、”茶や飲み水が汚染される”(島田市)とか”子どもががんになったらどうするのか”(横須賀市)ということで猛烈に反対されているそうです。

 これが現実です。 あれほど日本全国””””で結ばれていた(かのようだった)のに!!現実は、義捐金を送ればそれでいい、それだけの支援にして欲しいということなのでしょうか。 もう1年前のことは忘れ去られようとしているのでしょうね。

 政治の状況をみれば分かります。 政局ばかり。さっぱり具体的、建設的な対策が打ち立てられない。党利党略が優先している。本当に復興させようと考えているのか、分からなくなります。 税と社会保障の一体改革といっても、消費税を10%にしたところで社会保障が充実するなんてとてもじゃないが信用できませんし、公務員の給料を減額しても国会議員の歳費は減額しようとしていないし、一票の格差でさえ改革できないで引き伸ばしされっぱなし。

 横須賀市といえば、小泉純一郎の地元ですか、今は息子の進次郎が地盤看板を継承しているのですか、その進次郎は自民党の顔になっているらしいですし、何でも自民党として毎月だったか被災地に足を運ぶとか言っていたように記憶していますが、被災地に来なくてもいいですから、岩手県宮古市のがれきを受け入れるように地元民を説得してもらいたいものです。 親子で何とか受け入れて欲しいものです。そしたら少しは見直します。

 ついでにもう一つ言わしてもらえば、沖縄の米軍基地のひとつでも、ふたつでもこの際男らしく引き受けてみたらどうですか。沖縄県民は喜びますし、私もさすが小泉、よくやったとほめてやります。

 

 でも、これでは無理だろうなあとガッカリしてしまいます。がれきではありませんが、薪の灰から福島・宮城・岩手の被災3県と茨城県の13箇所で国の基準を超えた放射性セシウムが検出されたといいます。 こんあ調査結果が発表されたら、”それみたことか”と言われそうです。

 それにしても、岩手県の職員を『放射性物質を拡散する【テロリスト】』というなんて、何てひどいことをいうのでしょう。 差別、人権侵害ではないですか。 悲しくなります。 この人は、福島の人を見たら一体なんというのでしょうか。 どういう態度をとるのでしょうか。 抹殺するつもりなののでしょうか。 恐ろしいことです。

 

 いつあなたの住むところが放射性物質で汚染されるか分からないのですよ。

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3 コメント

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セシウム (Unknown)
2012-03-08 16:43:58
岩手県宮古市・山田町は東京より福島第一原発から距離は遠いです。
横須賀市は瓦礫処理は関係無く、すでに放射能汚染されています。
静岡県島田市で反対している人は浜岡原発を廃炉にしてから言って下さい。
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Unknown (newone)
2012-02-25 08:04:53
 そうですね、全ては、東電と政府の嘘の発表や情報の隠匿体質等で信じられなくなっているのが根底にあるのでしょうか。
 でも、受け入れ自治体の職員が数値を検出しているので、そこには虚偽はないように感じますが、国が定めた基準自体が信用できるのかどうかと国民は疑心暗鬼になっているのでは、どうしようもないこととしかいえないのでしょうか。
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Unknown (jiji)
2012-02-25 00:49:37
本当に放射能問題はどこまで行くのでしょうか?
今回の灰からセシウムが 検出された事はまたどこから出てくるのかと考えてしまいます。
瓦礫も燃して灰になったら濃縮されてセシウム検出なんて事も考えられるのでしょうか?
子を持つ親は考えてしまうのもわかりますが、その辺も説得できるデータを示す事も大切なのかもしれません。が、データが信用出来ないのも困ったことです。
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