今回は、背中がただれているとのことでびっくりされて来院されたのは、コーギーのクゥーちゃんです。
↑可愛い笑顔に見えますが、こわがりさんです!でもとても頑張り屋さんなクゥーちゃんでもあります。
さて、クゥーちゃんの背中のただれている部分を毛刈り・洗浄を行うとこのようになっていました。
この部分の皮膚の検査を行うと、好中球と球菌が認めれそれによってばい菌に感染して化膿しているという事が分かりました。
また抜毛によって毛根の観察も行いましたが、外部寄生虫(ノミやダニなど)の付着は認められませんでした。
膿皮症とは犬の代表的な皮膚炎で、皮膚に細菌感染が認められ通常はかゆみも伴います。
なのでクゥーちゃんには第一治療として、抗菌剤を一定期間飲んでもらいましたが、治療途中にやはりかゆみも伴っていたので合わせてかゆみ止めも併用して治療を行いました。また、おうちでのシャンプー(抗菌剤入り)も行ってもらいました。
約三週間後の状態は・・・・↓↓
赤み・かゆみもだいぶとれ、この後お薬を切ってみて経過観察を行いましたが今の所再発もないようです。
獣医師 平湯