今回のお話しは、「2ー3週間前から頭を掻きむしっている」とのことで来院されたゴンちゃんです。
↑病院に来てご不満そうなゴンちゃん
↑でも後ろを振り向くと、こんな状態に
病変の潰瘍形成が重度でしたので、当初は悪い病気も疑い皮膚検査を行いましたが特別な異常は見当たりませんでした。
そこで、経過が長いことを考慮して初期治療は単純な細菌性皮膚炎の治療を行う事に。
本人がかなり病変部を気にしているとのことでしたので、抗生剤の投薬にエリザベスカラーの装着をお願いしました。
するとみるみる良くなり、
↑左:治療7日後、右:治療21日後
3週間後には、本人も全く気にしてないとのことで治療を終了しました。
猫さんの皮膚病は猫という種の特性上、皮膚のアレルギー反応が起こり易く、どのような原因であれ一旦病変が悪化すると急激に酷くなりますのでご注意下さいね。
↑治療後は落ち着いた顔つきになりました
獣医師 佐藤