総決起集会

　労働組合の総決起集会があったので出てきました。私の職場は名古屋市内全域に2500人の職員がいるのですが、そのうち500人位が結集したようで、それだけ今回行なわれる予定の賃下げに疑問を持つ人が多いということなのでしょう。
　私は、厳密に言うと公務員ではないのですが、賃金は公務員と同等に定められているので、当然今年の人事院勧告の巻き添えを食らうことになります。4月に就任したうちの親方（元衆院議員)は「税金で食っとる方は極楽」といってるようですが、正直「極楽」な暮らしをしている人なんてほんの一握りです。しかも、他の政令都市の状況と比べても、他都市はせいぜい1000円前後の賃下げなのに対し、うちだけが1万円以上の賃下げと突出していますし、うちよりも苦しいはずの愛知県でも960円程度と、たいした賃下げにはなっていません。となるとこれはどう考えても政治的な意図が感じられてなりません。
　ちなみに「市民税10％減税」というと聞こえは良いのですが、実際には庶民はその恩恵を受けてもたいした金額ではないそうです。一番恩恵を受けるのは納税額の多い大企業であり、実態は「金持ち減税」です。こうしたイカサマ行為を行なうのに市民サービス切捨てと職員の賃金カットを財源にするのは、まったくばかげた話だと思います。