Across The Universe

当ブログはフィクションであり、登場する人物・出来事等はすべて架空のものです。

函館へ行ってきます

2009年01月13日 | 北海道関連
   
  

 今日から研究のための視察として4日間函館に出かけてきます。今回は往復航空機です。私はどちらかというと航空機が苦手な方なので、よほど安い時以外は鉄道かフェリーを使いますが、今回はANAのHPで見たら往復航空券+指定されたホテル付で安いプランがあったので航空機にしました。まあ、先月結婚したばかりであまり長期間留守番させるのは気が引けるということもありますが。 ちなみにこのプランは指定されたシティホテルに1泊さえすればあとは帰る日をずらすこともできるのでなかなか便利です。
 今回は函館に2泊と、15日はずっとお世話になっている八雲町に1泊する予定で、八雲町の宿泊費を除くと往復航空券+シングル2泊朝食付で2万6600円と格安ですね。ちなみにセントレアから飛行機に乗るのも、函館空港に降りるのも実は今回が初めてです。北海道に行くのは2007年12月以来で、昨年は1998年以来初めて1回も北海道に行かなかった年でした。せっかくなので久々に八雲運転所の函館のキハ40写真館を更新しようと思っています。
 ちなみに上の写真はキハ40 839を無理やり4ドアに改造したウソ電で、実際に走っているわけではありません(笑)。

「アイヌは先住民族」 全会一致 衆参両院が決議

2008年06月06日 | 北海道関連
  

 ほとんどの全国新聞は黙殺したと思いますが、「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」が今日、衆参両院の本会議でそれぞれ全会一致で採択されました。決議採択を受けて町村官房長官は、「アイヌは先住民族であると認識」と政府として初めて認める所信を述べています。
 多少なりともアイヌ問題に関わってきた私の立場として、この政府の所信は以前と比べて大きな進歩であるといえます。1997年にいわゆる「アイヌ文化振興法」(正式名称は「アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律」)が成立するまで、日本政府はアイヌの人びとを先住民族として認めてはこなかったからです。
 日本政府はこの所信の立場に立った以上、アイヌ語教育の充実などアイヌ文化の振興はもちろんのこと、アイヌの人びとが求めてきた漁業権の確保や、精神文化の保存、さらには自治権の設立などにも力を注ぐように希望したいと思います。

雪道の歩き方

2008年02月11日 | 北海道関連
 10・11日と泊まり勤務だったのですが、9日から名古屋市内も降雪がありその影響で9・10日は職場から出るバスも運休になった便が数多く、払い戻しやクレーム等で大変でした。それにしても内地の人(特に太平洋側の人)は雪に弱いですね。自分は愛知出身ですが、しばらく北海道にいたので雪には慣れっこになっていて、この程度の雪でパニックになるのが信じられない感じです。
 今回の雪で転んだ人も数多いようですが、私は雪道の歩き方にも慣れているため、今では氷の上を走ってもまず転ぶことはありません(もっともそうなるためには北海道で冬を越して慣れるまでに何度も転ぶ必要がありますが…)。ちなみに雪道を歩くのに足元がツルツルした靴で普段通りの歩幅で歩くのは自殺行為です。足元がギザギザした靴を着用し路面との摩擦を増やすようにした上で、歩幅を小さくして靴を路面に擦り付けるようにして歩けばまず転倒することはありません。雪道を歩く機会があれば一度試してみると良いでしょう。

無事に帰ってきました

2007年12月16日 | 北海道関連
 皆様こんばんは。4泊5日の長旅から昨日帰ってまいりました。今回は久々に八雲運転所(函クモ)ホームページを大幅に更新していたので、ブログの更新が遅れてしまいました。今回の詳しい旅程などはホームページの方に載せていますのでそちらをご覧ください。
 写真は、今回小樽→札幌間の「ホームライナー」で初乗りした新鋭789系1000番台とuシート車の座席です。シートピッチも広く、枕も可動式でなかなか良い感じで、785系のものよりもさらにゴージャスな雰囲気があってなかなかでした。これで快速エアポートの区間は300円の指定券を払うだけで乗車できるのですからお得ですね(その分運賃も高いですが…)。

       

来週は再び北海道へ

2007年12月07日 | 北海道関連
 来週は5日間お休みをいただいて、北海道に出かけてまいります。そろそろ新しい論文を執筆にかかろうかと思っているので、その下見も兼ねて北海道の開拓地をめぐるつもりです。今回は北海道の開拓地ではもっとも有名だと思われる空知の新十津川町に行きます。また、私の第3の故郷というべき八雲町にも寄ります。
 私の調査旅行はいつもながらマニアックな行程になりますが、今回ももちろんそうです(笑)。また、函館所属のキハ40写真館の写真も大幅に増やす予定です。
 いちおういま考えている日程は以下の通りです。行きは青春18きっぷを利用します。

<12月10日> (月)
20時30分まで仕事。その後、山王にある行きつけのスーパー銭湯に立ち寄った後、「ムーンライトながら」に乗車。
<12月11日> (火)
東京に着いた後、羽田から朝一番のAir Do(北海道国際航空)で新千歳へワープ。新千歳から札幌・石狩当別と乗り継いで新十津川へ。用事を済ませた後、滝川に出て函館本線で小樽へ。
<12月12日> (水)
小樽から「ホームライナー」で札幌へ。開拓記念館・道立図書館・北大などに立ち寄る予定。再び小樽泊。
<12月13日> (木)
山線経由で函館本線を南下し、昼前に八雲着。
<12月14日> (金)
快速「アイリス」で函館へ。函館市内の博物館などに立ち寄った後、特急「白鳥」で青森へ。青森19時33分発寝台特急「日本海4号」に乗車。
<12月15日> (土)
朝8時07分敦賀着。普通列車を乗り継ぎ昼前に名古屋着予定。
 

熊出没注意

2006年12月17日 | 北海道関連
 このところ各地でツキノワグマの目撃情報が相次いでいましたが、今月に入り、なんと瀬戸市内でもクマの目撃情報が寄せられたそうです。そもそも愛知県内にはクマは生息していないはずで、以前東三河で目撃情報があったときにも「愛知県内でクマが目撃されるのは大変珍しい」という話でしたが、まさか猿投山を越えて尾張まで来るとは思っても見ませんでした。
 一番最初に目撃されたのは瀬戸市川合町。なんと私の家から直線距離で2キロ程度しか離れていない場所です。川合町は瀬戸市斎苑のすぐ裏なので、葬式の際などによく行く場所です。その後、クマは瀬戸市片草町でも目撃されています。そのほか、瀬戸市と接している豊田市猿投町付近でもクマ目撃情報が相次いでます。海上の森や元万博瀬戸会場、去年8草会の忘年会をやった猿投温泉、さらに仙人が住んでいる豊田市篠原町付近もわりと近いですから、要注意だと思います。ちなみにツキノワグマの場合はどうかわかりませんが、ヒグマの場合は行動範囲が大変に広く、活発なクマの場合、1匹で150平方キロ(名古屋市の約半分)くらいはテリトリーとしているそうです。今回目撃情報が出たクマは同じクマの可能性もあると思います。

 ところで私は以前札幌に住んでいたので、ヒグマに襲われて死んだという話はしょっちゅう聞いています。北海道のヒグマは本州のツキノワグマと比べるとその恐ろしさも体格も数倍上といわれており、開拓初期には集落が一頭のヒグマ襲われ、村人が次々と殺されたという話()すら伝わっています。
 ヒグマは道内の全地域に生息しており、札幌市内にも生息しています。札幌市の場合、面積は名古屋市の3倍以上あり(南区だけでも名古屋市の倍以上の面積があります)、中央区(!)・西区・南区・手稲区では少し奥に入ると標高1000メートル以上の山が続いているので、当然ヒグマの目撃情報は毎年出てきています。しかも最近では、どんどん市街地に近いところまで出てきているようで、札幌の中心部からいちばん近いところでは、観光客もよく行く大倉山ジャンプ競技場のある中央区宮の森で目撃されたという情報もあります。ここなど大通公園からわずか5キロ程度しか離れておらず、すぐ近くまで住宅地が広がっています。さすがにこれほど住宅地に近い場所でヒグマが目撃されたのは今までなかったことなので、当時は周辺住民に不安が広がったようです。
 ちなみに北海道では1970年前後までに札幌から苫小牧にかけてのJR千歳線沿線の開発が進み、千歳線を境にヒグマの居住範囲が2分されてしまい、互いに行き来ができなくなったということです(それまではヒグマの行動範囲は広く、互いに行き来や交雑があったそうです)。さらに乱開発が繰り返された結果、ヒグマがどんどん減っていき、それまでヒグマに襲われていたエゾシカが急増して、エゾシカによる被害が広がっています。

 それにしても瀬戸にしろ札幌にしろ、これだけ人の近くまでクマが来るというのが相次いでいるということは、やはり異常気象か開発等による生態系の乱れが影響しているということなんでしょうね。

クマ出没ニュース一覧
札幌市-ヒグマ出没情報

追記:以前、学芸員実習で札幌市厚別区にある北海道開拓記念館に行った際に、今は警備員でかつて猟友会に所属しヒグマ駆除をしていた人から聞いた話ですが、ヒグマの場合、体長1メートル未満の子グマでも十分殺傷能力があるそうです。その人いわく、ヒグマを射殺しなければいけない場合に、心臓を狙うのはタワケのやることだそうで、そんなことをすれば反撃のために手足を振り回し大変危険だそうです。ではどこを狙うのかというと、反撃を防ぐため手足の関節部分をまず撃つそうです。

北海道の冬はあったかい

2006年11月12日 | 北海道関連
 きょう札幌で初雪があったそうですが、これは記録的に遅い初雪ではないでしょうか。温暖化が年々進んでいるとはいえ、平年では10月末に初雪があるのが普通です。私が住んでいた4年間でいちばん遅かったときでも11月初旬には降ってました。というわけでまだ降ってなかったのかというのが感想です。
 ちなみに2000年はたしか10月半ばに初雪があり、翌2001年に入ると連日最低気温が-15℃を下回る厳しい冬でした。2001年は初雪こそ11月4日と平年より遅かったけれどもとにかく雪の多い年で一晩で70センチ以上普通に積もるような年でした。2002年は初雪はたしか11月に入ってからで、積雪は少なかったものの真冬日が多くとにかく寒い冬でした。2003年は初雪こそ10月末だったものの、クリスマス頃まで市内にほとんど積雪がないというきわめて珍しい年でしたが、1月にその分ドカ雪があり最終的には平年並みの冬だったと記憶しています。
 札幌に住んでいたとき、内地の人からはよく「寒いでしょう」といわれたのですが、私はそれほど実感はありませんでした。たしかに真冬だと最低気温-10℃以下、最高気温も氷点下の真冬日が続くのですが、北海道の場合、室内に関しては内地の住宅よりもずっと暖かいと感じました。私が住んでいたマンションの場合、蓄熱式(中にレンガのような石が積まれてありそこに熱を蓄える)の暖房機が設置されており、蓄熱ボタンを常時「入」にしておけば、暖房を作動させなくても石に蓄えられた熱で室内が暖かくなるので、よほど寒い日でない限り暖房ボタンを作動させなくても十分に暖かく、朝寒くて起きられないといった経験をしたことはまったくありません。考えてみれば一日の大半は室内にいることのほうが多いのが普通ですから、私としては室内が暖かい北海道の冬のほうがよほどいいと感じました。
 ただし、夜寝る前に絶対に忘れてはならないのは水道の水抜きです。北海道の住宅だとどこでも水道に水抜き栓があり、そこに溜まった水を抜かないと翌朝水道が凍結して水が出ずに困ることになります。
 ちなみに私が北海道に住んでいて感じたのは、北海道の人は冬でもわりと薄着だということ。名古屋あたりとあまり変わりません。名古屋の人とは、「寒い」と考える気温がだいたい5~10℃程度低いようです。私も最初の年はGパンの下にズボン下を着けてましたが、だんだん向こうの気候に慣れてくると暑苦しくなり、次の年からは着用しなくなりました。そのうち「今日の最高気温は+1℃か。暖かいな~」という感覚になります。また、最初の年は凍結した道路で何度も滑って転ぶのですが、これもだんだんと慣れてきて、次の年からは氷の上を全力疾走しても平気になります。たださすがに、一部の札幌人のようにツルツルに凍った路面の上を自転車に乗るのは怖くてできませんが…。
 皆さんも北海道は真冬に行くと面白いですよ。真夏より観光客も少ないし、航空運賃なども安めです。