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Across The Universe

当ブログはフィクションであり、登場する人物・出来事等はすべて架空のものです。

プーチン大統領が次期首相就任か?

2007年10月02日 | ロシア・東欧・旧ソ連関連
 インタファクス通信によると、ロシアのプーチン大統領は10月1日、モスクワで開かれた与党・統一ロシアの党大会で演説し、12月の下院選で同党の比例代表名簿第1位に登載されることに同意し、同党が下院選で勝利することを条件に首相ポストに就くと表明したそうです。来年で任期切れを迎えるプーチン大統領は憲法で禁止されている3選出馬を否定する一方で、国政への影響力を保ち続ける考えを示し、去就が注目されていましたが、まさか首相に就任するとは思いもよりませんでした。
 ちなみに肝腎の次期大統領候補として最有力なのは、これまで有力視されていたイワノフ国防相やメドベージェフ第一副首相ではなく、先日紹介したズブコフ首相だそうです。ズブコフ氏は国民的にはほぼ無名の官僚ですが、そのほうがプーチン氏にとっても操りやすい存在であるといえるでしょう(プーチン大統領自身、首相就任時にはほとんど無名の存在でした)。これでプーチン大統領退任後も、プーチン氏が院政を敷く準備が出来上がったといえると思います。
 ところで、ズブコフ氏は66歳のわりにフサフサなので、ハゲとフサフサの人が交互に政権を担当するという、レーニン以来のロシアの指導者の法則には見事に当てはまっています。


  



プーチン後継者争いに新たな局面

2007年09月15日 | ロシア・東欧・旧ソ連関連
 去年、ロシア次期大統領を占うという記事を書いたとおり、2008年限りで任期切れとなるプーチン大統領の後継者はだいたいフラトコフ首相、イワノフ国防相、メドベージェフ第一副首相の3人で、髪の毛がフサフサの人と薄い人が交互に政権を担当するというソ連時代からの有名なジンクスから考えると、髪の毛の薄いプーチン氏の後継にプーチン氏以上に薄いフラトコフ氏はありえず、フサフサのイワノフ氏かメドベージェフ氏かどちらかだろうと考えられていたのですが、去る9月12日、フラトコフ首相をはじめ全閣僚が解任されたようです。これでフラトコフ氏が次期大統領になる可能性は低くなったものと思われます。
 さて、フラトコフ氏に代わり新たに首相に就任したのはほぼ無名の官僚・ズブコフ氏(65)で、次期大統領候補との見方も出ているそうです。しかし一方では、ズブコフ氏はプーチン氏の傀儡に過ぎず、退任後もプーチン氏が院政を敷くのではとの見方もあるそうで、ロシアのことだからどういうことになるのかまったく予想がつきませんが、写真の通りズブコフ氏はフサフサなので、イワノフ氏・メドベージェフ氏・ズブコフ氏のいずれが次期大統領になるにせよ、またしても例のジンクス通りの政権交代になりそうですね。
 ちなみに憲法改正して三期目を目指すという噂の絶えないプーチン大統領ですが、本人はそれを否定しています。ただ、いったん大統領を退いた後、その次の大統領選に再出馬するという見方も根強く、そうなると次期大統領(フサフサ)のその次は髪の薄いプーチン氏ということになるので、まだまだこのジンクスは守られることになりそうです。
 

   

ロゴスキー

2007年08月17日 | ロシア・東欧・旧ソ連関連
 今日は大切な人と食事をする用事があったので、趣向を変えて久しぶりに名駅近くのロシア料理店・ロゴスキーで食べてみました。愛知県内でロシア料理の食べられる店は知ってるだけでわずか3店舗、全国的に見ても非常に少ないのが実情ですが、私は結構気に入っています。かなり昔からある店のようで、店のつくりもロシアというかソ連といった雰囲気です。
 今夜は3000円の「ボルガ定食」を注文しましたが、結構おなかいっぱいになりますし、素朴な味でなかなかでした。とくにおすすめはボルシチと、パイで包んだつぼ焼きキノコで、彼女も喜んでくれてたようでよかったです。
 ちなみにこの店は昼間はお値打ちなランチ(ボルシチ・ピロシキ・パンorライス・ロシア紅茶付きで840円)もあり、これに単品をつけて頼むのも面白いと思います。名古屋駅からすぐですので、たまには趣向を変えてロシア料理というのもいかがでしょうか?

ロゴスキー<ぐるなび>

ロシア次期大統領を占う

2006年12月25日 | ロシア・東欧・旧ソ連関連
 以前にも「ロシア次期大統領はヘアースタイルに注目」という記事を書いたのですが、レーニン以後のロシアの指導者にまつわる法則として、髪の毛が薄い人とフサフサの人が交互に来るという有名な法則があります。実際に写真を見ると一目瞭然です。


ウラジーミル・イリイチ・レーニン(1917~1924年)  髪の毛はかなり薄いです。

 
ヨシフ・スターリン(本名ヨシフ・ヴィサリオノヴィチ・ジュガシヴィリ。1924~1953年)  フサフサです。


ニキータ・セルゲイエヴィチ・フルシチョフ(1953~1964年)  完全にハゲてます。


レオニード・イリイチ・ブレジネフ(1964~1982年)  フサフサです。


ユーリ・ウラジーミロヴィチ・アンドロポフ(1982~1984年)  ちょっと微妙ですが、薄い部類に入りますね。


コンスタンチン・ウスチーノヴィチ・チェルネンコ(1984~1985年)  フサフサです。


ミハイル・セルゲイエヴィチ・ゴルバチョフ(1985~1991年)  完全に薄いです。私の子どものころは大変人気がありました。


ボリス・ニコラーエヴィチ・エリツィン(1991~1999年)  フサフサです。


ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン(2000年~現在)  就任当初はかなり微妙な薄さでしたが、だんだん薄くなってきています。

 

 ところで、ロシアでは次期大統領選挙が2008年に行なわれるのですが、プーチン大統領は現行憲法上では三選できないため退任する見込みです。現在、次期大統領の有力な候補として、与党系からは3人の名前が挙がっています。
 
 一人はフラトコフ首相。プーチン大統領もエリツィン政権時代の首相を経て大統領になったことから、次期大統領の有力候補ではないかと見られてきました。しかし…。


ミハイル・エフィモヴィチ・フラトコフ首相。  プーチン大統領以上に薄く、次はフサフサというジンクスからは外れてしまいます。この人はありえないでしょう。

 実際、最近はフラトコフ首相よりもイワノフ国防相とメドベージェフ第一副首相が有力ではないかといわれています。その2人の写真を見比べてみましょう。



セルゲイ・ボリソヴィチ・イワノフ国防相。  プーチン大統領とは親友であり、KGB出身というのも同じです。ただ、現在のところフサフサのようですが、何年か後には薄くなりそうな兆候もある感じです。


ドミトリー・アナトリエヴィチ・メドベージェフ第一副首相。  ロシア最大のガス会社ガスプロムの会長を務め、政権への影響力は絶大です。2005年から第一副首相に任命され、プーチン大統領の忠実な支持者といわれています。この人も現在のところフサフサですが、何年か後には薄くなりそうな兆候がありますね。ただ、この人はまだ41歳と非常に若いので、しばらくは安泰そうです。

 フラトコフ首相は論外として、イワノフ国防相とメドベージェフ第一副首相の2人のどちらが次期大統領にふさわしいかというと、このジンクスどおりに行くならばメドベージェフ氏ではないかと思いますが、実際はどうなるかまだまだわかりません。近年強権的な政治手法が目立つプーチン大統領ですから、三選禁止規定を廃止して三選出馬するなんてこともあるかもしれませんね。


ニヤゾフ大統領急死

2006年12月21日 | ロシア・東欧・旧ソ連関連
 なんと今朝、トルクメニスタン共和国のニヤゾフ大統領が急死したそうです。私は、ロシア・東欧・旧ソ連諸国について昔からいろいろ興味があり、それぞれの国の事情についてもそこそこ詳しいので、ブログのネタが尽きたら、それらの国々でも一番凄いトルクメニスタンのニヤゾフ大統領のことでも書いてみようかとも思っていたのですが、これほど早く死ぬとは思いもよりませんでした。トルクメニスタンがどんな国かどうか知りたい方は、ブックマークに入れてある「トルクメニスタン共和国へようこそ!」というホームページを見てみてください。知らないとちょっと驚きますよ。

次期ロシア大統領はヘアースタイルに注目!

2006年05月27日 | ロシア・東欧・旧ソ連関連
 ロシアのプーチン大統領は2008年の大統領選に出馬せず、後継者を指名することにしたようです。近年、強権的な政治手法が目立つプーチン政権だけに、ベラルーシのルカシェンコ大統領やカザフスタンのナザルバエフ大統領、ウズベキスタンのカリモフ大統領、キルギスのアカーエフ前大統領のように、3選出馬を禁止する法案を廃止して終身大統領に就任しようとするだろうと見ていたのですが、これは意外でした。
 さて、レーニン以後のロシアの指導者に関する法則として、レーニン(薄い)→スターリン(フサフサ)→フルシチョフ(薄い)→ブレジネフ(フサフサ)→アンドロポフ(薄い)→チェルネンコ(フサフサ)→ゴルバチョフ(薄い)→エリツィン(フサフサ)→プーチン(薄い)、というふうに髪の毛が薄い人とフサフサの人が交互に来るという有名な法則があります。ちなみに、レーニンの前のニコライ二世もフサフサでしたが、それ以前はちょっとわかりません。この法則どおり行くと、次期大統領はフサフサの人になるはずです。
 ちなみに、2000年の大統領選挙では、プーチンの対抗馬として出たジュガーノフが「プーチンは中途半端ハゲだ。自分は完全にはげている。だから、自分こそ大統領にふさわしい」と語ったらしいですが、結局まだ完全にはげていないプーチンのほうが当選したので、この法則も少しずつ揺らいでいるのかもしれません。次期大統領候補の髪型に注目したいですね。