Across The Universe

当ブログはフィクションであり、登場する人物・出来事等はすべて架空のものです。

さよなら急行みよし

2007年06月29日 | 鉄道関連
 6月30日限りで廃止される芸備線の急行みよし号に乗りに出かけてきました。詳しい行程はホームページの旅日記のコーナーで後日紹介しようと思います。
 ところで、今回岡山県新見市に宿泊したので経県値が1点上がり169点になりました。あとは47都道府県で唯一一度も足を踏み入れていない沖縄県と、通過しただけで歩いていない熊本県にぜひ行ってみたいと思います。


連続乗車券

2007年06月24日 | 鉄道関連
 皆さんは連続乗車券というのをご存知でしょうか? 連続きっぷとは、簡単に言うと片道乗車券でも往復乗車券でもない乗車券のことで、乗車経路が一周を超える場合や往復で出発駅と帰着駅が異なる場合などに片道乗車券を組み合わせる形で発券されます。
 たとえば、東京から上越線で小出まで出て只見線・磐越西線で郡山まで行き、そこから東北新幹線で東京に戻る場合とか(連続1:東京都区内→小出→会津若松→郡山→大宮、連続2:大宮→東京)、東京から大阪まで行き、帰りは名古屋で終わる場合など(連続1:東京都区内→大阪市内、連続2:大阪→名古屋)に連続乗車券が発券されます。運賃はそれぞれの片道運賃の合計、有効期間はそれぞれの片道乗車券の有効期間の合計となります。ちなみに1枚目の着駅と2枚目の発駅は同じ駅であることが発売条件となっています。このため、前回東京に出かけた時のように行きは名古屋から東京まで新幹線、帰りは小田原まで小田急で出て、そこから新幹線で名古屋という連続乗車券は発券できません。
 この連続乗車券、片道乗車券とどこが違うのかわからないという声も出そうですが、たとえば学割の場合は学割証が1枚で済みますし、有効期間が合算されるので、長い時間をかけて旅行したい場合には便利な乗車券だと思います。私もまだ一応学割が使えるので、結構何度か連続乗車券を出してもらっています。しかし一部の旅行会社等では連続乗車券が出せる端末がないため手書きになり、発券に非常に時間がかかる場合もあります(それはそれで面白いかも)。
 今度、仕事明けに今月限りで廃止となる芸備線の急行「みよし」に乗りに行くので、連続乗車券で「連続1:名古屋市内→岡山→備中神代→広島→倉敷、連続2:倉敷→名古屋市内」という風に発券してもらいました。私はまだ芸備線・木次線・福塩線・三江線はまったく乗っていないので楽しみです。ちなみに広島からはこれも未乗の呉線経由で帰る予定です。
 ところで、発券してもらった後で気づいたのですが、あとでよく時刻表を見たら海田市以西と三原以東は呉線経由でも山陽本線経由で運賃計算する特例があることを忘れて自分で運賃計算していたため、「連続1:名古屋市内→岡山→倉敷→豪渓、連続2:豪渓→備中神代→広島→倉敷→岡山→名古屋市内」とした方が、運賃が250円安く済んだ(学割)ことに気づきました。まあ仕方がないですね。

名古屋フィルハーモニー交響楽団 第337回定期演奏会

2007年06月23日 | コンサート・レビュー
<曲目>
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 作品37(*)
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番ト短調 作品103『1905年』
指揮:ヤコフ・クライツベルク
ピアノ:キリル・ゲルシテイン(*)
会場:愛知県芸術劇場


 今回の名フィル定期のメインは久々にショスタコーヴィチの交響曲、とくに最近人気が急上昇中の第11番『1905年』ということもあって、楽しみにしていました。しかし今回は、何となく後味が悪いコンサートでした。理由は、あまりにも聴衆のレベルが低すぎたためでした。
 まず前半のベートーヴェンですが、これはオケがソリストに遠慮していたためか、今ひとつ本調子でない感じがして残念でした。もちろんピアノのゲルシテインは非常に巧かったです。
 しかし第1楽章が終わり第2楽章に入る間に事件は起こりました。楽章間に咳払いが集中的にあるのはクラシック演奏会ならどこでもあることである意味仕方がないのですが、今回は遅れてきた客の足音がドタドタと響き、おまけに携帯の着信音も会場にこだまする始末。指揮者と団員が客席を睨みつける一幕もありました。このため第1楽章が終わってから第2楽章が始まるまで1分位も間が空いてしまいました。非常識な客のためにオケの集中力が損なわれるのはあってはならないことです。また、冷房が効きすぎていたためか演奏中の咳払いが多くかなり気になりました。まあ咳払いは生理現象なのである意味仕方がないのかもしれませんが、演奏中にビニール袋をいじって雑音を出したりする無神経さには閉口してしまいます。今回はコンサートのプログラムに演奏中の騒音に関するお願いがはさまれてあったのですが、まったく効果がなかったようです。

 今ひとつオケが消化不良な印象の中ピアノ協奏曲は終わり、さてようやくメインのショスタコーヴィチの第11番。以前から思うのですが、名フィルはショスタコーヴィチなどロシアものに強いような気がします。今回は名フィル最大の弱点である金管楽器に少し音色の乱れがあり不安感が残ったものの、あとは非常に真摯で力のこもった演奏であり大いに楽しめました。
 しかし、いよいよフィナーレというときにもう一つ事件が起こりました。この曲はロシア革命の発端となった1905年の「血の日曜日事件」を題材にした曲であり、フィナーレに鳴る鐘の連打が帝政ロシアへの警鐘を示しているわけですが、今回はフライングブラヴォーにさえぎられ一番最後に鳴らされる鐘の音がよくわからないままに終わってしまいました。これにはかなり頭に来たのか、誰かが「まだ鐘がある!」と声を上げる始末。このためかなり気まずい雰囲気のまま終了してしまい、何となくピリピリしたムードの演奏会になってしまいました。私は「ブラヴォー」と叫ぶのはとてもできませんが、叫ぶにしても指揮者が完全に手を振り下ろしてから叫ぶのが最低限のマナーでしょう。演奏自体は非常にレベルが高く楽しめただけに、最後の最後でまたも非常識な客のために後味の悪さが残ってしまったのが残念でなりません。

名フィル常任指揮者にティエリー・フィッシャー氏

2007年06月18日 | 音楽関連
 名フィルの常任指揮者は2006年3月限りで沼尻竜典氏が退任して以降空席となっていましたが、来年4月からティエリー・フィッシャー氏が就任することになったようです<>。ティエリー・フィッシャー氏が名フィルに来たのは昨年9月の演奏会の1回のみで、一般的には知名度もほとんどないと思いますが、あの時の公演は今まで何度か名フィルを聴いてきた中でもトップクラスの出来であり彼の実力が窺えただけに、来年以降の名フィルに大いに期待が持てそうです。またフィッシャー氏は現代音楽を得意としており、プロコフィエフ・ショスタコーヴィチなどが主要なレパートリーだそうですから、来年以降も意欲的なプログラムが期待できると思います。

ブログ名改名のお知らせ

2007年06月17日 | ごあいさつ
 いつもセト市交通局をご覧いただき誠にありがとうございます。さて、周知の通り、ホームページ版「セト市交通局」を現在鋭意作成中です。もう一つのホームページ「八雲運転所(函クモ)」と同時製作のため、管理人多忙ともあいまって更新は遅れがちですが、とりあえず7月1日付で当ブログは音楽系の話題を中心としたブログに移行させたいと考えております(名称はまだ検討中。もちろん鉄道系の話題も書いていきますが、メインは音楽系)。当ブログの改名は2度目であり、リンクに加えていただいている皆様方には大変手を煩わせることになるかと思いますが、なにとぞよろしくお願いします。

Kitaca

2007年06月13日 | 鉄道関連
 JR北海道のプレスリリースによると来年秋に札幌圏に導入されるICカードの名称が「Kitaca(キタカ)」に決まったそうです。導入されるのは函館本線の小樽~岩見沢間、千歳線の苫小牧・新千歳空港~白石間、札沼線(学園都市線)の桑園~北海道医療大学間です。名称の由来は「JR北(キタ)海道のICカード」で、キャラクターはエゾモモンガです。
 それにしても札幌駅ビルの「JRタワー」といい、臨時特急「旭山動物園号」といい、JR北海道のネーミングセンスもかなり直球過ぎる気はしますね。「TOICA」といい勝負ではないでしょうか。
 
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/070613-1.pdf

オイストラフのクロイツェル・ソナタ

2007年06月12日 | 名曲・名盤紹介
 

 近所のCD店でダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)&レフ・オボーリン(ピアノ)のベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第5番(通称「スプリング・ソナタ」)・第9番(「クロイツェル・ソナタ」)のCDを発見したので購入してみました。私は個人的に古典期の作品はあまり好きではなく、ベートーヴェンのCDを聴く事もそれほどないのですが、この演奏を耳にして「これは買いだ!」と久々に思いました。
 オイストラフのCDは彼のために献呈されたショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番・第2番を持っていますが、さすがにオイストラフは旧ソ連で最高のヴァイオリニストだといわれているだけあって、音色が他のヴァイオリニストとは全然違います。少し聴いただけで「ああ、これはオイストラフが弾いているな」というのがすぐわかります(これは本当です)。伴奏のオボーリンも非常に巧く、オイストラフと非常に息が合っているコンビだなと感じます。録音は1962年とかなり古く、音質の面では劣ることは否めないですが、今のところこれを超える演奏はないとすらいえるのではないでしょうか。値段はわずか1000円と廉価で、非常にお買い得だといえるでしょう。また見つけたらオイストラフのCDを集めてみたいと思います。

態度の悪い客について

2007年06月11日 | 管理人のひとりごと
 客商売という仕事柄、感じの悪いお客が来て不愉快な思いをすることは多々ありますが、今日来た客には本当にムカつきました。これほど腹が立ったのは久しぶりです。ただ、立場上こちらとしては何も手出しができないのが残念です。立場が立場でなかったら半殺しにしてやろうかと思うくらいでした。
 それにしても、立場上どうしても反抗することができない立場にある我々のような人に暴言を吐いたり暴力を振るったりするのはとても卑怯なことだと思うのですが。これって「いじめ」そのものではないですか? 
 以前、某大手私鉄の駅員が客から暴言を吐かれた上に唾を顔に吐かれ、ついに客を殴って懲戒免職になったという事件がありましたが、もちろん客に暴力を振るうのは論外だとしても、自分が同じ立場にあったとしたら「いい加減にしろ、この野郎!」くらいは言ったかもしれません。もちろん暴力は絶対に振るいませんが、お客に対して奴隷のように奉仕しなければいけないような風潮がある日本の現状は、諸外国と比べてもかなり特異なものなのではないでしょうか。

ロマンスをもう一度

2007年06月06日 | 旅日記
 火・水曜と2連休だったので、久々に研究者としての顔に戻り東京目白の某研究所へ出かけてきました。去年は交通費の節約もあって行きはムーンライトながらの利用がほとんどでしたが、ある程度お金に余裕が出てくると、前日は泊まり勤務ということもあって夜行利用は面倒臭くなってしまい、ついつい新幹線を利用してしまいますね(ちなみに休学中とはいえ学割は使えるので、普通の人よりは安くいけます)。行きは前回<>と同じく名古屋7時33分発「のぞみ104号」自由席で東京へ。臨時列車ということもあり自由席でも余裕で座れました。東京で山手線に乗り換えて10時少し前に某研究所に到着。この日は16時過ぎまで調べ物をして、17時少し前に大塚の東横インにチェックイン。
 翌朝は9時20分過ぎにチェックアウトして、大塚駅前から都電荒川線で学習院下へ。学習院下から某研究所へは金持ちで頭のそれほど良くない人とか皇族がよく通う某大学の前を通り過ぎて20分ほどの距離で、10時少し前に某研究所に到着しました。16時過ぎに作業を終えて一路名古屋に戻ります。今回はまっすぐ帰るのではなく、新宿から小田原までは小田急を利用してみようと思い、前から2番目の席をインターネットで予約しておきました(一番前は売り切れでした)。ちなみに昨年10月に某研究所に行った際<>にも同じルートで帰ろうとしたのですが、このときは人身事故による運休で泣く泣く断念した覚えがあります。今回はそのリベンジでしたが、今回も幸い大幅な遅れではなかったものの、先行列車に遅れが発生した影響で途中まで小田急名物(?)のノロノロ運転でした。
 さて、小田急という会社は首都圏の大手私鉄でも最も乗らない部類に入る会社で、特急に乗るのは1998年7月以来です。VSE(50000形)に乗るのは今回が初めてですが、思ったほど良いとは思いませんでした。まず前面展望ですが、1番前の席以外は大して良くないです。今回乗車したのは2D席でしたが、1番前の席に邪魔されて前面展望はききません。2番目以降の席で前面展望を楽しみたいなら2Bか2Cのほうが良い感じです。また座席はいかにも洒落た感じで、リクライニング角度も深くシートピッチも十分なのですが、いかんせんバックレストの詰めが薄く、なんとなく板に座っているような感じになります。また木製のアームレストも見た目はいいのですが、ちょっと手が疲れてくるかもしれませんね。
 という風に文句ばかり書いておりますが、まあ新宿~小田原間を運賃・料金合計で1720円で利用できるので、同じ区間を結んでいる某走るんです車両の硬いボックスシートに座ったり(運賃1450円)、グリーン車を利用する(合計2400円)よりははるかにオススメだと思います。私はこのあと「こだま」自由席で名古屋に帰りましたが、東京から名古屋まで新幹線自由席を利用するのと料金的にも大して変わりがないので、時間に余裕があればたまには新宿~小田原間で小田急を利用してみるのも面白いのではないでしょうか。