ク2320形は瀬戸線が1500Vに昇圧される以前に走っていた車両です。昇圧は私が生まれる以前ですので、この電車が走っていた時代をリアルタイムでは知らないのですが、たまたま11年前に撮影した写真が出てきたので紹介することにしました。この車両は瀬戸線で運用を終了した後も全車廃車とはならずに一部の車両が揖斐線・谷汲線に転属しています。この写真は1995年5月に揖斐線の忠節駅で撮影したものです。この車両は1997年にモ780形が増備されたことにより全廃されました。
この車両が誕生したのは1926年で、名鉄の前身である愛知電気鉄道(愛電)の特急・急行用として登場したそうです。当初はデハ3080形と名乗っていました。1935年に愛電は名古屋と岐阜を結んでいた名岐鉄道と合併し、名古屋鉄道が発足しました。この際に改番が行なわれモ3200形となりました。その後1964年に3730系に電装品を譲渡したため制御車となりク2320形に改番され、1965年に瀬戸線に転属しました。
この車両は瀬戸線でも特急用として活躍し、一部の車両は白帯塗装に変更しミュージックホーンとパノラマカー風の逆さ富士形の行き先表示をつけて快走したそうです。しかし、1973年に2両が揖斐線・谷汲線に転属、1978年に1500V昇圧が行なわれたため完全に余剰となり多くの車両が廃車になりましたが、2両のみ揖斐線・谷汲線に転属して1997年まで活躍しました。写真のク2325は1973年に転属した車両のようです。
この車両が誕生したのは1926年で、名鉄の前身である愛知電気鉄道(愛電)の特急・急行用として登場したそうです。当初はデハ3080形と名乗っていました。1935年に愛電は名古屋と岐阜を結んでいた名岐鉄道と合併し、名古屋鉄道が発足しました。この際に改番が行なわれモ3200形となりました。その後1964年に3730系に電装品を譲渡したため制御車となりク2320形に改番され、1965年に瀬戸線に転属しました。
この車両は瀬戸線でも特急用として活躍し、一部の車両は白帯塗装に変更しミュージックホーンとパノラマカー風の逆さ富士形の行き先表示をつけて快走したそうです。しかし、1973年に2両が揖斐線・谷汲線に転属、1978年に1500V昇圧が行なわれたため完全に余剰となり多くの車両が廃車になりましたが、2両のみ揖斐線・谷汲線に転属して1997年まで活躍しました。写真のク2325は1973年に転属した車両のようです。