goo blog サービス終了のお知らせ 

Across The Universe

当ブログはフィクションであり、登場する人物・出来事等はすべて架空のものです。

こどもの国のこども汽車に乗る(2) 客車編

2011年12月09日 | 鉄道関連

  こどもの国のこども汽車では、客車もなかなか本格的なつくりとなっています。1974年に製造された車両で、5両編成が2編成存在しますが、どことなく同時期に製造された国鉄型客車に似た雰囲気で、今となっては懐かしい感じがします。こども汽車では、通常一方通行での運転のため、客車も前後で違う顔つきとなっており、蒸気機関車に連結される面はノッペラボー、最後尾はカニ24のような顔つきです。側面は2段下降窓で、50系客車のような雰囲気です。車内は一方通行運転のため、片方向固定のクロスシートとなっており独特ですが、座席の取っ手は当時の国鉄型車両でよく見られたタイプのもので、今やJR線では絶滅寸前のタイプのものなので、非常に懐かしい感じです。

 写真は、上2枚が2008年10月撮影のもので、下2枚が2011年11月撮影です。現在は塗装が変更となったようで、もう1編成は青一色となっていました。

 

  

 

 

 


こどもの国のこども汽車に乗る(1)

2011年12月01日 | 鉄道関連

 先日(11月中旬)、子供連れで愛知こどもの国に行く機会がありました。こどもの国に行くのは3年ぶり(弊ブログ記事「愛知こどもの国のこども汽車」参照)で、お目当ては園内を走る本物の蒸気機関車「こども汽車」です。今年2月の愛知県知事選挙で大村秀章知事が誕生してから、愛知こどもの国の存廃問題が浮上してきており、場合によっては近いうちに見納めになる可能性もあります。

 愛知こどもの国のこども汽車は広大な園内に敷かれた約1キロの線路を約7分かけて一周しこども汽車駅に戻る路線で、踏切・トンネルもあり、三河湾の雄大な眺めも楽しめるなかなか本格的な鉄道で、遊園地機関車だからといってなかなか侮れません。また、軌間は762ミリと鉄道ファンにはうれしいナローゲージで、SLは1974年に製造された協三工業製のB11「まつかぜ」とB12の「しおかぜ」で、残念ながら新製の機関車ですが、製造後30年以上を経てなかなか味わい深い感じが出てきています。ちなみに、協三工業は鉄道工場や鉱山などで使用する小型ディーゼル機関車や、遊園地やテーマパークなどで遊戯物として使用する小型蒸気機関車や客車など、小型鉄道車両を主に製造しているメーカーで、遊園地向けの新製蒸気機関車としてはこどもの国の2両がパイオニアだそうです。

 運賃は大人200円と安く、子供も機関車には大喜びで、2回連続して乗車することができましたので、1回目は機関車のすぐ後ろの客車、2回目は1番後ろの客車に乗車してみました。こども汽車の写真と、汽車から見える車窓風景を何枚か撮影してきましたので、是非ごらんいただいた上で、機会があれば是非この楽しい鉄道に乗車して見てはいかがでしょうか。

 

 こども汽車駅に到着する手前に、短いトンネルがあります。

  

  

 こども汽車駅を出発。給水塔・ターンテーブル・信号機もあり本格的。この先に踏切があります。

 

 

  意外と急勾配も多い厳しい路線です。

 

 車窓からは三河湾の雄大な眺めが楽しめます。時間帯によっては、名鉄蒲郡線からもSLを確認することが出来ます。


KORAIL空港鉄道の直通列車―一般列車の3倍もの料金を払う割には…

2011年11月21日 | 鉄道関連

 先日韓国まで旅行した際は往復航空機利用でしたが、空港から市内までの往復には仁川空港とソウル駅を結ぶKORAIL空港鉄道を利用しました。ホームドアが設置されていた上、カメラが荷物の奥にあったため、車両の写真が撮れなかったのは残念でした。唯一撮れたのが帰りに乗った直通列車の車内のみでしたので、詳しくはhttp://www.2427junction.com/koreaseoularex.htmlを見てください。

 さて、KORAIL空港鉄道には各駅に停車する一般列車と全席指定でノンストップの直通列車の2種類があり、行きは一般列車、帰りは直通列車に乗ってみました。ソウル駅と仁川国際空港間の所要時間は、一般列車で53分、直通列車で43分です。車内は、一般列車が4ドア・オールロングシートの通勤電車、直通列車が2ドア・リクライニングシートとなっています(写真)が、運賃は一般列車が3700ウォン(約280円)と非常に安いのに対し(それでもソウル周辺の他の鉄道と比べると高いですが…)、直通列車は13300ウォン(約1000円)と3倍以上もの差があります。

 しかし、直通列車の座席はあまりリクライニングせずシートピッチもそう広くなく、さらに集団離反式に設置され方向転換ができない座席で、昔の0系・200系新幹線の簡易リクライニングシートを彷彿とさせるものがあります。また約53キロの距離を43分というスピードも、線形のよさを考えると物足りない気がしますし、追い越しがないという点も(追い越し可能な設備はあるのですが)考えると、一般列車の3倍以上もの料金を払う意義があまり感じられないような気がします。もっとも同じ区間を走るリムジンバス(15000ウォン)と比べると所要時間・運賃とも空港鉄道に分があると思いますが、乗ってみた感じ空港鉄道の利用率はあまり芳しくなさそうに感じました。

 


瀬戸電右往左往―1日数本しかない喜多山ゆきに乗車

2011年11月17日 | 鉄道関連

 昨日(11月16日)は組合の要請で1日中守山区内にいました。朝7時半から小幡駅で組合のティッシュ配りをしましたが、意外とティッシュの受け取りがよく30分もしないうちに数百個あったティッシュがなくなり、次に集合するまで1時間半ほど暇ができました。

 モーニングでも…と思ってマクドナルドに入ったら、以前よく食べていた頃に比べてかなり高くなっており、やめました。そこで、せっかく定期券もあることだし、瀬戸電で途中下車しながらブラブラすることにしました。ラッシュ時でぎゅうぎゅう詰めの上り普通に乗り矢田で下車。矢田で降りるのは4年位ぶりです。矢田からはたまたま来た喜多山ゆき普通に乗車してみました。喜多山ゆきとは珍しいです。以前は喜多山に車庫があったので、喜多山ゆきの本数も多かったのですが、現在では1日数本しかありません。喜多山ではどのホームに入るのかなと思ったら、普通に1番線に入ったので拍子抜けです。その後、この電車は尾張旭に回送されるのかなと思ったら、いったん1番線を離れた後、方向転換し交叉渡り線を渡り2番線に入、折り返しこれも珍しい喜多山始発列車となるようでした。かつては長さが1.5両分しかない喜多山駅3番線から発車する列車もありましたが、現在のダイヤでは存在しないのでしょうか。写真は左から矢田駅に到着した喜多山ゆき、2枚目と3枚目は喜多山駅で折り返すところです。生憎デジカメを持ち合わせていなかったためケータイでの撮影ですので画質は悪いですがご容赦ください。

    


ソウルの交通カード「T-money」―タクシーでも使える便利な交通カードですが…

2011年11月14日 | 鉄道関連

 先日私が2泊3日でソウルに家族旅行した際は、鉄分がほとんどない旅行ではありましたが、完全自由旅行だったので、仁川空港からソウル駅までの往復にはKORAIL空港鉄道を利用することができました。ただ、残念ながら全駅ともホームドアになっているために写真撮影ができなかったのが心残りではありましたが…。ちなみにソウルの地下鉄も乗りこなそうと計画していましたが、行きに乗ったソウル駅→明洞駅間で、両駅ともベビーカーや重いトランクを載せられるエレベーターも何もなかったためにかなり疲れたこともあり、結局それ以降はもっぱら日本と比べると値段の非常に安いタクシー利用でした。バリアフリーが充実しているという点ではまだまだ日本の地下鉄に分があるなと感じましたが、ベビーカーやトランクの運搬で苦労していると手伝ってくれる親切な人も多く、その点では日本より暖かいと思いました。

 ところで、ソウルでは「T-money」といわれる交通カードが普及しているようで、タクシーや景福宮などでも利用できるのは驚きでした。結局地下鉄は初日に1回利用したのみであり、後述する1回券をのぞきT-moneyは購入しなかったのですが、タクシーなどでも利用できるなら、購入しておいたほうが良かったですね…。ちなみにあとで調べたところ、ソウルのみならず釜山の地下鉄でもT-moneyが利用できるようで、この点様々なICカードが乱立し、共通利用にも様々な制約があり複雑怪奇な様相を呈している日本各地のICカードよりも先を進んでいると感じました。

 ただ、磁気券を廃止し、1回券までICカード化するというのは徹底しているというか、なんだか非効率な感じがします。記念に手元に取っておきたかったので使用済みのT-moneyのデポジットを返金してもらうことはしませんでしたが、日本でもしこうしたシステムが導入されたら相当な反発が出るのではないかと思います。

    


天竜二俣駅のキハ20 443&ナハネ20 347

2011年08月25日 | 鉄道関連

 先日私が天竜浜名湖鉄道に乗車した際は、残念ながら時間の都合で途中下車はできなかったのですが、天竜二俣駅で12分停車があったため、以前から気になっていた天竜二俣駅に保存されている2両の20系を撮影できました。

      

 天竜二俣駅は、旧国鉄二俣線が天竜浜名湖鉄道に転換された際に鉄道公園として整備する計画があったそうで、以前は111系やキロ80も保存されていたそうですが、この計画は頓挫し、キハ20 443とナハネ20 347の2両のみが放置され無残な姿を晒していましたが、近年NPOが車両整備を行った結果、美しい姿がよみがえりました。時折車内の公開も行っており、キハ20に関してはエンジンが起動できるそうです。今回はとくに車内の公開はなく、間近で撮影できるだけでしたが、どちらの車両も(とくにナハネ20)も大変貴重な車両で、間近で眺めることが出来るだけでもありがたいものです。

 残念ながら、以前写真で見たよりも塗装が色褪せてきており、ナハネ20の方は塗り直し作業が開始されているようで、天浜線の車内から見たときは「うまく写真が撮れないなあ」とも思ったのですが、反対側はまだ塗り直されていないので撮影する分には良かったです。またピカピカになるといいですね。上の写真は車内から撮影したもので、ナハネ20の塗り直し作業が開始されているのがわかるかと思います。

    

 ちなみに私は20系客車が走っているのをリアルタイムで見たことはありません。というか、実物を見るのも初めてです。1979年生まれの私の中では、ブルートレインといえば14系か24系なのですが、いまや14系寝台車も改造車を除けば全滅してしまいました。月日が経つのは早いものです。一方キハ20に関しては、その2エンジンバージョンのキハ52には何度も乗車したことがありますし、現在でも水島臨海鉄道やひたちなか海浜鉄道で乗車することが可能で、2007年に水島臨海鉄道で乗車したこともあるので、非常に馴染み深い形式です。

 今回は残念ながら車内公開イベントもなく、長時間停車中に急いで撮影しただけですが、もしまた機会があれば車内公開時にまた足を伸ばしてみたいものです。天竜二俣駅では土日に駅構内に残るレトロな鉄道施設や転車台の見学会も行なっているので、こちらの方もあわせて参加してみてはいかがでしょうか?

  


静岡に行ってきました

2011年08月21日 | 鉄道関連

 8月21日は自治労連本部の定期大会があり、静岡まででかけてきました。会議は13時からですが、行きも帰りも新幹線というのもつまらないので、行きは寄り道をして天竜浜名湖鉄道(天浜線)に乗車してきました。天浜線には2000年10月(掛川→新所原)、2001年1月(西鹿島→新所原)と乗車しており、10年ぶりの乗車となります。沿線風景等はとくにそれほど景色の良い路線でもないのですが、普段仕事と子育てで旅をする時間もなく、非電化ローカル線で旅をするのはほんとうに久しぶりでしたので、なかなか楽しかったです。詳細はまた後日UPしていきますが、とりあえず写真を何枚か載せておきます。

 


大津町駅跡を散策

2010年10月27日 | 鉄道関連
 COP10の関係で、職場近くに残る旧名鉄瀬戸線廃線跡(1976年2月廃止。通称「外濠線」・「お堀電車」など)のうち旧大津町駅跡地が特別公開されるということで、昼休み時間中にちょっとのぞいてきました。 
 大津町駅跡にはかつてのホーム跡に続く階段が残されており、普段は立ち入り禁止となっているので、堂々とこの階段を利用して下に降りることができるのはめったにないことです。かつてのホーム跡は自然に還っていますが、ホタルが生息しているそうです。
  
 

 

 

 

 

今日は2づくしの日♪

2010年02月22日 | 鉄道関連
 今日は平成22年2月22日ということで、仕事帰りに瀬戸電の3駅(東大手、尾張旭、新瀬戸)で硬券入場券を購入してきました。ちなみに私は中学生くらいのときから乗車券コレクターでして、硬券の乗車券結構な枚数を保有していますが、ここ数年、金欠状態が続いたこともあって、あまり硬券を集めていなかったので、まだ名鉄に硬券入場券が残っているのかよくわからなかったのですが、ありました♪
 ちなみに、駅集中管理システムが導入され無人化が進んだ結果、瀬戸電の有人駅は栄町、東大手、大曽根、小幡、喜多山、大森・金城学院前、尾張旭、三郷、新瀬戸、尾張旭だけになってしまいましたが、これらの駅にはまだ硬券入場券が残っているものと推測されます。ちなみに昔はこれ以外に守山自衛隊前、瓢箪山、印場、旭前、水野も有人駅で、瀬戸電の全有人駅の硬券入場券を集めたことがあります。


   

つりかけ車もついにあと2編成…

2009年11月13日 | 鉄道関連
 ご無沙汰しております。久々に瀬戸電ネタです。朝の通勤時はだいたいいつも同じ時間の電車に乗るのですが、ここ数日いつも6000系ばっかりなので、さすがに飽き飽きしてきました(笑)。せめて瀬戸電生え抜きの6600系ならいいのですが、少なくとも2週間くらい連続して6000系しか運用に入ってないような気が…。帰りは日によって帰る時間がバラバラなので、色々な電車に当たるのですが、やはり6000系に当たることが圧倒的に多いです。
 さて、瀬戸電といえば全国でも数少なくなったつりかけ車両6650系が走る大手私鉄最後の路線ですが、4000系導入に伴い、昨年以降6753F・6755F・6754F・6757Fの順番で廃車となり、とうとう残るのは一次車A1A2(6751F・6752F)と二次車A6(6756F)のみとなってしまいました。このうち一次車は2連×2本ですが、4両固定として運用しているため、実質的には1編成ということになります。したがって、残るつりかけ車両はわずか2編成となり、最近は本当につりかけ車両に当たる機会が少なくなってしまいました。
 ちなみに上の写真が一次車、下の写真が二次車となっています。外観はまるで違いますが、どちらも同じつりかけ車両で、車両番号も連続しています。
 

 

 

名松線部分廃止か?

2009年10月29日 | 鉄道関連
 JR東海のウェブサイトを見ていたら、松阪と伊勢奥津を結ぶ名松線のうち、先日の台風18号で被災してバス代行運転が行なわれている家城~伊勢奥津間の廃止がほのめかされていました()。
 名松線はJR東海屈指の赤字路線で、路線名からもわかるとおり、もともとは松阪と名張を結ぶ計画でしたが、伊勢奥津まで開通したところで工事が打ち切られ、国鉄時代には特定地方交通線としてバス転換が計画されたものの、並行道路が未整備のため廃線が見送られたという経緯があります。同じ理由で残された路線として深名線・岩泉線がありますが、深名線は並行道路の整備が完了し1995年9月で廃止されています。JR東海のプレスリリースを見ると、別紙で並行道路の整備が完了したということをわざわざ航空写真で示しています。
 ただ、JR東海のプレスリリースでは松阪~家城間は引き続き鉄道で、家城~伊勢奥津間はバスで、名松線全線の経営に携わりたいというような意向も感じられます。もしかすると、かつての国鉄士幌線のように末端区間はバス代行にする考えなのかもしれません。地元の意向もあるでしょうし、今後どうなるのかはわかりませんが、名松線の今後から目が離せなくなってきましたね。

札沼線(学園都市線)電化へ

2009年09月14日 | 鉄道関連
 こんばんは。最近知ったのですが、札幌の一つ隣り・桑園駅と新十津川駅を結ぶJR札沼線(学園都市線)のうち北海道医療大学までの区間が2012年度をめどに電化されるようです。→JR北海道のプレスリリース
 私は、札幌からあいの里教育大までは複線(札幌~桑園~八軒間は単線)で、途中までは全線高架の近代的な線路をディーゼルカーがノロノロ走るアンバランスさが結構好きで、札幌在住時には結構乗っていました。また、途中の北海道医療大学から先は単行のワンマンカーが1日数往復、浦臼以北は1日3往復という超閑散路線というのもアンバランスで面白い路線です。
 ただ、さすがに気動車が市街地をノロノロ走るのは非効率だということで、電化は時代の流れだではないでしょうか。今後ますます発展が期待できる路線ではないかと思います。
 しかし、ここで気になるのは、圧倒的に利用客の多い南半分が電化された後、北海道医療大学以北の区間は生き残れるのかという点です。現状でも単行のワンマンカーが2運用で事足りており、北海道医療大学以北が電化後も存続するのであれば、送り込みのために電化区間にも気動車列車を設定する必要があります(かつての可部線と同じ状態になります)。果たして、JR北海道がそうまでして非電化区間を残すのかどうか、現状では北海道医療大学以北の区間について廃止するとか、そういった話は出ていないようですが、今後どうなるのか、注目していきたいと思います。
 写真上は、現在札沼線の北海道医療大学以南で活躍するキハ143系で、これは実はかつての50系客車を改造した車両です(2007年12月石狩当別にて撮影)。写真下は、北半分で活躍するキハ40系のワンマンカーです(2007年12月新十津川にて撮影)。

   

   
   

喜多山駅

2009年08月09日 | 鉄道関連
 私の職場は基本的に夕方5時15分に終業ですが、集まり等で遅くなる日もあります。先日は、夜7時から集まりがありましたが、夕方に仕事がおわってから1時間半以上も時間をつぶせる場所は市役所近辺にはほとんどありません。そこで、せっかく瀬戸電の定期を持ってるので、近い将来高架化される喜多山駅まで往復してみました。

   

   

 
 喜多山駅は、瀬戸電ではもっとも昔の面影を残している駅です。駅ビルは一見そんなに古くなさそうに見えますが、建築後45年以上経過しています。構内踏切はかつては瀬戸電の多くの駅で見られましたが、現在ではこの喜多山駅に残るのみです。ただ、この旧態依然の構内踏切がかえってバリアフリーの時代には適している気もします。バリアフリーとは程遠い東大手駅よりははるかに利用しやすい駅といえるでしょう。


         

   
  
 この喜多山駅、つい最近まで瀬戸電時代からの木造の車庫がありましたが、2年前に車庫が尾張旭に移転したため残念ながら取り壊されてしまいました。ただし、喜多山駅で停泊する電車はあるようで、日中などは喜多山駅側線で休む車両を見ることが出来ます。
 ちなみにこの喜多山駅構内はいまだに40キロレールとなっており、もともと軌道状態のかなり貧弱な瀬戸電でも、喜多山駅入線の際は非常にゆれます。地方私鉄でも40キロレールは最近少なくなっていますが、これほどの高頻度で電車の走る都市圏の路線で40キロレールが残っている路線はおそらく名鉄瀬戸線のみですので、かなり貴重ではないかと思います。

    

東大手駅

2009年07月25日 | 鉄道関連
   


 毎日通勤で東大手駅を利用していますが、この駅はおそらく名古屋市内で一番汚い駅ではないかと思います。東大手駅ができたのは1978年8月の名鉄瀬戸線栄町乗り入れ時ですから、名古屋市内にある地下駅の中でもそんなに古いほうではないのですが、東大手駅は正直いってこれより古いどの地下駅よりも汚いと思います。今日は、毎日利用している東大手駅を紹介したいと思います。
 まずは東大手駅の入口ですが、名古屋城外堀の横にポツンと位置しています。1976年2月まではこの外堀の中を瀬戸電が走っていました。この駅は官公庁街に位置しており、周辺にはあまり民家がありません。このため朝夕の通勤ラッシュ時は賑わいますが、それ以外の時間帯は利用客もまばらで、入口からしても寂しい雰囲気です。
 
   

 東大手駅は外堀の真下に位置しています。このため、入口からはかなり深い位置に駅があるので、改札口までは長~い階段を降りていかなければなりません。上から見ると吸い込まれそうな感じです。何段あるのかなと試しに数えてみたら実に85段もありました。ここを毎朝多くの通勤客が登っているわけです。この駅にはエレベーターはおろか、エスカレーターすらないので、一刻も早いバリアフリー化が待たれますが、外堀が史跡になっていることもあって、設置は難しいのが現状です。


     

 やっとの思いで改札口をくぐるとそこは栄町ゆきのホームです。ほとんどの利用者は尾張瀬戸方面のホームに向かいますが、尾張瀬戸方面ホームまではさらに階段の昇り降りが必要です。この階段は合計62段あります。つまり、入口から瀬戸方面の電車に乗るまでは147段の階段の昇り降りが必要になるわけです。これは仕事帰りで疲れている体には結構キツイですね(笑)。朝着いてから85段の階段を上るのも大変ですが…。
 東大手駅のホームは基本的に栄町開業時からほとんど改装されておらず、今では非常に薄汚れた感じとなっています。また、ホームの照明も少なく、天井には配管やダクトが剥き出しとなっており、これなどもう少し何とかならなかったのかなと思ってしまいます。


   

   

6000系再評価。

2009年07月14日 | 鉄道関連
 ご無沙汰しております。今年は今のところ去年ほどの猛暑ではないようですが、湿度が高くて実に蒸し暑いですね。
 さて、お伝えしたとおり、先月から某元衆院議員がトップである某所に勤務することとなったため、毎朝瀬戸口~瀬戸市/新瀬戸~東大手というルートで通勤しています。瀬戸電は子どもの頃から慣れ親しんだ路線ですが、これまで日常的に利用することはなかったので、通勤で利用できるのは楽しみにしています。
 さて、瀬戸電といえば余命わずかの釣り掛け車両が人気ですが、一番よく目にする車両といえば、本線系統でもおなじみの6000系です。名鉄ではあまりにもありふれた車両なだけに、鉄道趣味の人から見ればつまらない車両だと思いますし、私も以前は正直、あまり乗りたくない車両でした。
 しかし、毎日通勤で利用するとなると、車両によって細かな違いがあり結構面白い車両だなと思うようになりました。座席に関していえば、同じ6000系でも①濃紫色のシートモケット、②薄紫色に紫のラインの入ったシートモケット、③濃紫色のシートモケットで座席はバケットタイプ、の3種類があって面白いです。
 また、混雑時、他形式と比べて座席数が多い6000系なら着席できる可能性が他形式よりも大きいという点でも、私の中での6000系再評価の大きなポイントとなっています。2両目・3両目ではその差は歴然で、6600系と6650系二次車(6750系)がドア間7人掛けなのに対し6000系は9人掛けと座席定員が8人分多くなっています(ただし、1両目・4両目に関しては6000系もドア間7人掛けのためあまり差はありません)。
 皆さんも瀬戸電で最大勢力を誇る6000系が来てもあまりがっかりせずに、色々と観察してみると面白いかもしれませんよ。