読書と追憶

主に読んだ本の備忘録です。

家電製品

2007-11-30 22:11:49 | 新聞
 今朝の新聞に、
うちエコ!省エネ製品に買いかえよう。
という全面広告があった。
みんなで入ろう「チーム・マイナス6%」
だと。
 この広告の写真に載ってる古いエアコン、お義母さんちのとおんなじだ!古いエアコンってすごく電気代がかかると書いてある。最近は、むやみと古い家電製品は、修理して使うより買いかえた方が安上がりについて、地球にもやさしいらしい。

 そういえば2、3年前のことだが、お義母さんのところの古い冷蔵庫を買いかえたら電気代が半分になったことがあった。使っていたのは20年以上昔の冷蔵庫で、捨てるのがもったいないからといって、保存食品やビールなどを入れておく専用の冷蔵庫として納屋に置いて使っていたのだった。差し込み口がよく抜けて、差すたびに火花が散るので私は怖くてさわれなかった。それをお義父さんに言おうものなら自分でコードをちょん切って修理しかねないから、お義母さんの方に「危ないですよ」と言ったのだけど、全然気にせず使っていた。私はさすがに心配になったから、独断で電気店に行って同じ大きさの冷蔵庫を買い、そして古いほうは引き取ってもらった。お義母さんは「まあ、もったいない」と言ったけど、その後2か月たってから、「電気代が半分になってる!」と驚いて報告に来たのだった。検針が間違っていやしないかと検針員に確認したし、中国電力に電話もしたそうだ。そうしたら、今まで使っていた古い冷蔵庫がものすごく電力を食っていたことが判明したのだと。
 
 だいたいお義母さんのとこは電気製品をあんまり使わない家だ。夏でも滅多にクーラーはかけないし、電子レンジもないし、テレビもあんまり見ない。そんな家で20何年か前の冷蔵庫が他の電気製品全部合わせたくらい電力を食っていたのかと思うと、すごく悔しかったらしい。「もう、古いものは全部捨てよう。」と言って、「反転するときピカッとあやしい光が走る二槽式洗濯機」とか、「不気味なうなり声を発する扇風機(これも20年もの)」とか、「目とのどが痛くなる石油ファンヒーター」とか、「ゴミ捨て場で拾ってきて再生と録画をそれぞれ担当している二台のビデオテープレコーダー」とか、その他もろもろを一挙に処分したのだった。

 でも、まだエアコンが残っていましたがな。

 それにしても、20年とはよく寿命があったものだ。うちの家電製品なんか10年目を境に次から次へと故障してきたところを見ると、どうやら家電は10年の寿命をめどに作られているのだという気がする。修理に出して出来ないことはないのだが、買いかえた方が結局お得だったりする。去年は、洗濯機を二度も修理して結局あきらめて買いかえたし、石油ファンヒーターの修理代が新しいのを買っておつりがくるほど高かったりしたので、私の「直して使う」というポリシーも修正しなくてはいけなくなってきた。

 してみると、知事とか総理とかそういう人も、もしかすると次々と新しい人に入れ替えた方が、結局はエネルギー効率がよかったりするのかもしれないなあ。