従軍慰安婦への謝罪・賠償要求
今朝、新聞を読むと「台湾の立法院が従軍慰安婦への謝罪・賠償を求める決議を採択した」という記事が目についた。
「決議案は、与党国民党と野党民進党の議員らが共同で提出。」おいおい、台湾は親日で従軍慰安婦は存在しないってことじゃなかった?「たかじん」で金美鈴さんが「私はずっと聞き取り調査をしたけれども、無理やり連れて行かれたなんて人は一人もいなかった。」とか言って、「そんなことはない!」という田嶋さんは猛烈にバッシングされてなかった?
ウィキペディア 金美齢
日本の台湾統治は清国政府や後の蒋介石よりはましであったにしても植民地は植民地だ。人権侵害も抑圧もあったし、いくら親日派が多いからって「だから日本の統治は台湾に発展をもたらした」などと胸を張っていうものじゃないだろう。金美齢さんの右翼的な発言を聞きながら、台湾の一般人はそうは思ってないはずだということを知っている私は、あの人が台湾を代表する評論家として日本のメディアでもてはやされている状況を、あちらではどう見ているだろうかといつも思っていた。きっと、中国に飲み込まれないためには日本と「仲良く」するしかないと必死にヨイショしてるんだと思ってた。
金さんを国策顧問に任命した陳水扁総統も汚職で逮捕されちゃったし・・・。
台湾の元「慰安婦」裁判を支援する会
台湾の政治はこれからも二転三転するかもしれないが、アメリカでも人権問題を重視する民主党が政権を取ってこれから日本を見る目はますます厳しくなるだろうと思う。そんな時に田母神論文ですよ。ワシントンポストの意見広告がアメリカ人の対日感情を悪化させ、結果的に謝罪決議案が可決される状況に至ったと同様なことが起こるだろうと思う。(あのとき、私は恥ずかしさと怒りで目がくらむ思いだった。あの広告を出した人たちの名前をよく覚えておこう。おお、映画「靖国」騒動の発端になった稲田朋美さんもいたなあ。「たかじん」の常連やゲストがいっぱいじゃん。)
田母神論文
テレビで「ザ!世界仰天ニュース」を見ていたところ、顔にシリコン注射をし続けた挙句、化け物のようになってしまった女性のエピソードが出ていた。最初はエラの張った輪郭を隠すため、ヤミ医者に注射してもらったのが病みつきになり、とにかく「きれいになりたい」とシリコン注射をし続けたのだ。ここに動画があった。
人間は過度のストレスに曝されると、かくもわけがわからなくなってしまうものなのか。この女性の場合「整形依存症」という心の病気であって、まず精神科で治療を受けなくてはいけなかったのだ。寄付によって何十回も再生手術を受けたけど、崩れて変色した顔はもう元には戻らない。これから一生後悔しながらあの顔で生きていかなくてはならないのだ。
その番組を見た後で、NB online 伊藤乾「KY空幕長の国益空爆」を読んでいたら頭の中で不思議な融合が起きて「そうか、あの論文や広告や、右翼の方々の勘違い発言なんかは、自分が醜くなってしまうとわかっていてもシリコン注射をしないではいられないという症状とおんなじなんだ」という考えが浮かんだ。これまで積み上げてきた歴史的検証も、海外からどう見られるかという視点も、国益もまるで眼中にない。昨日の田母神氏の発言「日本はいい国だと言ったら解任された」などというのはほんとアホ過ぎる。アジア2000万人の犠牲者に対してはどう思っているのか。軍部の無謀な作戦で餓死、病死した多くの日本兵、大空襲や原爆でなくなった200万の犠牲者に対してどう思っているのか。今まで日本が行ってきた戦前の軍国主義への反省も、戦後の国際貢献、平和主義外交も台なしだ。しかも例によって、「インターネット上でのアンケートでは過半数が支持している」と中山さんみたいなことを言う。一応タカ派の麻生総理でさえ、外交を考えて「村山談話を継承」と発言して2ちゃんねらーをがっかりさせていたのに。無責任に言いっぱなしの人はいいよな。
今回唯一の救いだったのは、私が保守派と思っていた人がちゃんと批判をしていることだ。前防衛大臣の石破さんはブログで論文批判をしてコメント欄が大繁盛してるし、「たかじん」では保守派の三宅さんが田嶋さんも顔負けの剣幕で批判をしてた。「日本は文民統制でいくと決めてるんだから、もしもの時に(自衛隊の出動が)遅れたってそれは仕方ないんです。」とゲストの軍事評論家、惠隆之介氏に言っていた。(動画が載ってる・・・)親米保守はわりと理性的なんだと思った。
今朝、新聞を読むと「台湾の立法院が従軍慰安婦への謝罪・賠償を求める決議を採択した」という記事が目についた。
「決議案は、与党国民党と野党民進党の議員らが共同で提出。」おいおい、台湾は親日で従軍慰安婦は存在しないってことじゃなかった?「たかじん」で金美鈴さんが「私はずっと聞き取り調査をしたけれども、無理やり連れて行かれたなんて人は一人もいなかった。」とか言って、「そんなことはない!」という田嶋さんは猛烈にバッシングされてなかった?
ウィキペディア 金美齢
日本統治時代を批判してきた金だが1996年、産経新聞が始めた新しい歴史教科書をつくる会の運動に連動するかのように「台湾で生きている日本精神」を発表する。日本の保守派は歓迎してこれを受け入れ、日本統治を賛美する本が日本人の手で次々に出版されるようになる、
2001年2月に勃発した小林よしのりの『台湾論』騒動では、台湾立法院(台湾の国会に相当)が小林の台湾入国禁止を決定。これに対し金は、「民主主義と言論の自由への弾圧」「言論の自由は守られるべき」と抗議のため帰国。メディアを通じて、立法院で多数を占める野党国民党を激しく批判。
日本の台湾統治は清国政府や後の蒋介石よりはましであったにしても植民地は植民地だ。人権侵害も抑圧もあったし、いくら親日派が多いからって「だから日本の統治は台湾に発展をもたらした」などと胸を張っていうものじゃないだろう。金美齢さんの右翼的な発言を聞きながら、台湾の一般人はそうは思ってないはずだということを知っている私は、あの人が台湾を代表する評論家として日本のメディアでもてはやされている状況を、あちらではどう見ているだろうかといつも思っていた。きっと、中国に飲み込まれないためには日本と「仲良く」するしかないと必死にヨイショしてるんだと思ってた。
金さんを国策顧問に任命した陳水扁総統も汚職で逮捕されちゃったし・・・。
台湾の元「慰安婦」裁判を支援する会
台湾の政治はこれからも二転三転するかもしれないが、アメリカでも人権問題を重視する民主党が政権を取ってこれから日本を見る目はますます厳しくなるだろうと思う。そんな時に田母神論文ですよ。ワシントンポストの意見広告がアメリカ人の対日感情を悪化させ、結果的に謝罪決議案が可決される状況に至ったと同様なことが起こるだろうと思う。(あのとき、私は恥ずかしさと怒りで目がくらむ思いだった。あの広告を出した人たちの名前をよく覚えておこう。おお、映画「靖国」騒動の発端になった稲田朋美さんもいたなあ。「たかじん」の常連やゲストがいっぱいじゃん。)
田母神論文
テレビで「ザ!世界仰天ニュース」を見ていたところ、顔にシリコン注射をし続けた挙句、化け物のようになってしまった女性のエピソードが出ていた。最初はエラの張った輪郭を隠すため、ヤミ医者に注射してもらったのが病みつきになり、とにかく「きれいになりたい」とシリコン注射をし続けたのだ。ここに動画があった。
人間は過度のストレスに曝されると、かくもわけがわからなくなってしまうものなのか。この女性の場合「整形依存症」という心の病気であって、まず精神科で治療を受けなくてはいけなかったのだ。寄付によって何十回も再生手術を受けたけど、崩れて変色した顔はもう元には戻らない。これから一生後悔しながらあの顔で生きていかなくてはならないのだ。
その番組を見た後で、NB online 伊藤乾「KY空幕長の国益空爆」を読んでいたら頭の中で不思議な融合が起きて「そうか、あの論文や広告や、右翼の方々の勘違い発言なんかは、自分が醜くなってしまうとわかっていてもシリコン注射をしないではいられないという症状とおんなじなんだ」という考えが浮かんだ。これまで積み上げてきた歴史的検証も、海外からどう見られるかという視点も、国益もまるで眼中にない。昨日の田母神氏の発言「日本はいい国だと言ったら解任された」などというのはほんとアホ過ぎる。アジア2000万人の犠牲者に対してはどう思っているのか。軍部の無謀な作戦で餓死、病死した多くの日本兵、大空襲や原爆でなくなった200万の犠牲者に対してどう思っているのか。今まで日本が行ってきた戦前の軍国主義への反省も、戦後の国際貢献、平和主義外交も台なしだ。しかも例によって、「インターネット上でのアンケートでは過半数が支持している」と中山さんみたいなことを言う。一応タカ派の麻生総理でさえ、外交を考えて「村山談話を継承」と発言して2ちゃんねらーをがっかりさせていたのに。無責任に言いっぱなしの人はいいよな。
今回唯一の救いだったのは、私が保守派と思っていた人がちゃんと批判をしていることだ。前防衛大臣の石破さんはブログで論文批判をしてコメント欄が大繁盛してるし、「たかじん」では保守派の三宅さんが田嶋さんも顔負けの剣幕で批判をしてた。「日本は文民統制でいくと決めてるんだから、もしもの時に(自衛隊の出動が)遅れたってそれは仕方ないんです。」とゲストの軍事評論家、惠隆之介氏に言っていた。(動画が載ってる・・・)親米保守はわりと理性的なんだと思った。