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気品と育ち

2006-08-21 | 日記
お盆が明けました。お久しぶりです。

日ごろふと感じるのですが、所作のうつくしい人に憧れます。
立ち居振る舞いは一朝一夕で成るものではなく、
その人の生き様が垣間見える、奥の深いものだと思います。
言葉遣いもしかり。 「育ち」が出るといいますか。
そこはかとない気品というのは、演出できない類のものですね。

電車で居眠りすればひざを広げて頭をごんごん後ろにぶつけ、
むかっとすれば暴言を乱反射してモノにぶちあたる育ちの悪い私ですが。

小説家の向田邦子さんが若かりし頃のエピソード。
うろ覚えですが彼女と親交の深かった久世光彦さんが語った印象深い話があります。
向田さんと喫茶店で打合せをしていたとき、
ものすごい美人がその店に入ってきて一同の視線が集中。
褒めはやしたてる連れに向かって彼女が言うには、
「すごい美人ね、でもあの人はだめよ」
「なぜ?」
「つま先が上を向いてるでしょ」
イスに座って足を組んだその女性のつま先が上を向いていると。
久世さんはなるほど、と納得されたそうです。

向田さんほどシャープな観察眼を持ってる人はそういないと思いますが
「品」というのはそういうところにポン、と顔を出すのだと思わされる
エピソードとして印象に残っています。

着飾っても「品」だけは演出できない。
誰も見ていない時にこそ立ち居振る舞いには気をつけたいものです。

明日は向田さんの25回忌。
女優のように容姿端麗だった向田さん。
容姿もさることながら、その凛とした生き方、本物を見抜く審美眼は
今もなお憧れます。

CCつれづれ日記

実家の母が幼少の頃の作文や日記を見せてくれた。
兄の夏休みの宿題の日記。
最初は張り切って旅行記などを書いているのだが
最後のほうは飽きてしまい
「いもうととけんかした。いもうとは泣いてうるさかった。」
「とんかつを食べた。うまかった。」
そして最後は「へんなときにおしっこがたまった。」でしめくくられていた。
先生のコメント:「毎日書いたね。もう少しくわしいと先生もわかるんだけど」
子供っておもしろい。