CSR(企業の社会的責任)への取り組みは日々推進されているかのように見える。
でもフタを開けてみると、ほんとに個人個人の意識にその理念が浸透しているか?
と問われれば、実生活を振り返って赤面してしまう人も多いのではないか。
会社ではCSR推進室に属しながら、家でゴミの分別を正しくできる人が
どのくらいいるのだろう?
失礼な言い方かもしれませんが、公園のゴミ集積所見ても明らかですよね。
自分は違うよ、という人も、個人情報保護だとか言ってシュレッダーで
細断された紙による弊害は語れるでしょうか?
法に忠実なようで他への悪影響をカバーしきれてない盲点となっている。
じゃーどうすりゃいいんだ、という感じですが、CSRのためのCSR、
コンプライアンスのためのコンプライアンス、ではなくて
根底にある基本理念を正しく理解して、受け身にならないことだと思います。
こればかりは一人一人の意識が変わらないことには
抜本的ソリューションとは言いがたい。
会社でCSRや情報セキュリティの研修を義務付けられている社員の皆さんは
内心、「うぜえなあ」などと呟いたりしていませんか?
研修そのものは手段であって、行動基準に関していえば本人のモラルに左右
されるため、意識レベルにおける強制力は不完全だし、
法的に罰せられなくてもタブーとして自己の行動を規制できる倫理観を
持ち合わせているかということが重要なのだと思います。
私ごときがここで主張してみたところで地球はそのまま回ってるって感じですが。
基本理念として「社会貢献」を掲げている企業は数多くあると思う。
企業メセナ活動の先駆的存在、資生堂社長の前田氏は「CSRを企業イメージを
上げるためのツールにしてはいけない」という方針を貫いている。
日々の生活の中で環境へ配慮することは非常に大切だが、
エコライフを推進する演出は潤沢な資金を有する自治体や企業が
手を組んで推進していけば良いのだと思う。
たとえば、家電製品などを購入する際。
消費者がまず気にするのは「価格」である。「価格.com」のようなサイトで
最安値を検索して買い物する風潮はほぼ定着している。
それとあわせて、商品別省エネ貢献度というのもスケールに加えてみるのも
良いだろう。
「
エコひいき.net」では家電別に省エネ度を比較できる。
また、たとえばキヤノンではエコ商品を推奨する社内発注システムをイントラで
提供している。
足並み揃えてエコライフを送れるような社会だったら愚かしい事件も起きないわけで
セクハラ同様、行動基準の徹底は人類の永遠のテーマなんだろうな。
ネットラーニングでは先般、『
今日から実行!事例で学ぶ企業の環境問題対策』コースを開講しました。
企業人としてのたしなみを3時間で学べるこのコース、
全社員教育にぜひお役立てください。
『CSR(企業の社会的責任)の基礎知識』ほか、行動基準シリーズは
コチラ。
CCつれづれ日記
パパブブレ
スペインの金太郎飴。
世界に3店舗(スペイン・NY・東京)しかないそのお店が中野の商店街に。
職場の女の子からカラフルなスペイン版金太郎飴パッケージをもらって
そのキュートさに感激。