日,暮らし

明日は明日の風が吹く。

子どものことなど

2008-05-01 | 子どものこと
先日,知人とランチをした。年齢層は幅広い上は,下の子どもも大学生という方から,下は,上の子がやっと小学生という方まで,年齢の幅は20歳近くある。しかし共通の話題があるので,年齢層高めのほうのグループに入る私も,ギャップを感じず楽しくランチをしていた。

その中の若いお母さん,下に2歳のお嬢さんがいるのだけど,旦那さんが先日結婚式に呼ばれて出席したらしい。で,以前は結婚する側の気持ちになっていたんだけど,お嬢さんができてからは,嫁にやるほうの気持ちになってしまい,帰ってきてから,見ず知らずの男が「お嬢さんと結婚させてください」なんて言ってきたら,もういたたまれない・・なんてことを言うんですよと笑っていた。

自分もそうやって結婚したじゃんっていうのは,まあさておいて,お嬢さんを持つお父さんというのは,そういう気持ちになる人も多いことなのだろうなと思っていたんだけど,しかし,先日聞いた,どこかの国で,地下室に娘を閉じこめて,性的暴行を加え,子どもを何人もつくり・・というニュースには,何とも言いようのないおぞましさを感じた。ニュースで知るだけの断片的な情報しか知らないけど,これから自分の人生を楽しもうという時期に閉じこめられてしまったお嬢さんの状況も辛いが,事件になって初めて外の世界を知ったという子どもたちもかわいそうだ。

全く知らなかったと言われる母親に対しても,当時がどういう状況であったかは分からないまでも,知らなかったというのが本当ならば,娘がいなくなって辛い状況にいただろうときに側にいた夫に対して,もう憎しみしか涌かないだろうなと思う。しかし,世の中には,鬼畜としか言えないような人間もいるのだなと,今更ながら思う。

近ごろ,報道するからよけいにかどうか・・・硫化水素自殺のニュースが後を絶たない。つい先頃は,我が市でも事件があった。これからまだ先,楽しいことだってたくさんあるだろうにと思うような若い子が死んでどうするんだと,ニュースを聞いて,切なくなる。死にたいという気持ちになることは,多分だれにでもあると思うのだけど・・・。

遠くの大学へ送り出した子どもが,つつがなく学校生活を送っていると思っていたら死んでいた・・というのは,本当に親としては辛い。H大学では,酒を飲んだ新入生が亡くなったということもあったようだ。なんともいたたまれない。大学生活も始まったばかりで,夢も希望もたくさんあったろうに・・と思うと哀しい。

都会で大学へ通っている娘は,今年4年になるんだけど,なかなか就職活動も思うようにならず,空前の売り手市場と言いつつ,希望する内定はもらえないようだ。先日,友人と会って話をした。そこのお宅は,もうお嬢さんが就職して何年にもなる。仕事が忙しいようなので,今は結婚できるかどうか心配・・と,また違った心配がでてきているようだけど,お嬢さんが就活をしていた当時は,就職氷河期と言われた時代だった。なんとか就職できたとはいうものの,決まるまでは,そばで見ている自分も本当に辛かったと言っていた。娘さんが就職試験に落ちたときには,なんとなく自分の育て方が悪かったのかという気持ちにさえなったとか。

娘は,地元に帰ってくるつもりはないようで,なんとか都会で就職したいと思って頑張っている。でも,就活して疲れて家に帰ってきても一人なんだな・・と思うと,親としては,甘いと言われるかもしれないが,それがちょっとかわいそうになる。そして,そういうときにそばにいてやりたいなと思う。

まあ,本当は,親が思うほど,子どもは親を必要としてないかもしれないし,それにそばにいたらいたで,結構けんかばっかりだったかもしれないが・・。

最新の画像もっと見る